2016年05月25日

「その人にしか書けないこと」が読めるのがブログであって欲しい


いろんなことをぶん投げて書くんですが。


「その人にしか書けないこと」がたくさん読める、そういうのが「個人ブログ」であって欲しい。


誰にでも書ける、どっかで見たような、そんな記事が大量に載っているのが「個人ブログ」であって欲しくない。


もちろん、「結果的に他の人と内容被ってしまった」を防ぐことが出来ないのがブログというメディアではありますけれど、それでも、スタンスとしては「こんなこと書くのは俺しかいねえ!」というのを堅持していきたいですし、「こんなこと書くのは俺しかいねえ!」というのが溢れたブログを読みたいなあ、と私は思うんです。

何より、私自身がブログの読者であり続ける為に、「その人にしか書けないブログ」を目指すブロガーにこそ増えて欲しい。



増田(はてな匿名ダイアリーの通称)で、こんな記事があがっていました。

「今月はアクセス数○万いきましたー」とか「○円もうかりましたー」やらの記事は、
「同じような記事ばっかで飽きたよー」とはおもったけどそれまでだったんだ。

「効率的にクリックさせる広告の置き方」とか「SNS連携ボタン作りました」とかの話ばっかになってるのも、
つまらないし、それはそれで技術系記事かなと思って読んではいたんだ。

でも、最近は「30分で1記事書く方法」とか「○年続けないといけない」とか「1日○記事」とか「量産」とか「1000文字」とか
およそ読ませることを考えてない、読者が苦痛に感じようとなんだろうとbotがそれっぽく判断すればそれでいいという話ばかりで、読まされてる感じが強くて心が折れたというか、「読む意味あるのかな」ってつい思ってしまった。

これ、正直私、同感なんですよ。個人的には、「効率的にクリックさせる広告の置き方」とか「SNS連携ボタン作りました」の時点で、既に「not for me」だったんですが。


「ブログで稼ぐ為には」みたいな、「金銭収入というはっきりした尺度」を全面に押し出す人たちがなんか随分増えたなあ、とは少し前から思っていました。別に、マネタイズは悪いことだとは全然思わないし、「ブログでお金稼ぎ」自体はいいんじゃないの、まあ確かに私もブログでお金入ってくるとうれしいなあ(面倒だから殆どやってないですが)、程度に考えていました。


ただ、その「はっきりした尺度」があり、その尺度を多くの人が共通の価値として持ち始めると、今度は「その尺度を達成すること」だけがメインになってしまうんですね。つまり、「ブログに何か書きたい」というよりは、「ブログでお金を稼ぐ為のテクニックだけが気になる」という人が増えてきた。で、その「テクニック」に基づいて、例えばノウハウ記事とか、収入の報告記事とかがどんどん前面に出てきた。

挙句の果てには、ここ最近「一つの記事に時間かけるより、オリジナルコンテンツじゃなくても大量に記事挙げた方がいい」とか書いてる記事まで見かけました。「誰にでも書けること」を大量に持ってきてPVを稼ぐ。「俺にしか書けないことを書く」とは真逆ですよね。


ひでーなー、というか、「not for me」が進み過ぎて、私にとってはつまらんことこの上ない状況だなあ、と。


確かに、「ブログで金稼ぎ」的なコンテンツを読んで、「ブログで金稼ぎ」に興味を持つ人が増えれば増える程、そういうブロガー向けの薄いノウハウを検索する人も増えるのかも知れないですし、PVも増えて収益が上がるのかも知れません。マッチポンプ感あふれる見事な戦略だなあと感心はするわけですが。


ただ、コンテンツとしてそういうの面白いの?っていうのは、本当にぜんっぜん気にしないんだなあ、と。ブログはメディアであり、コンテンツであるのに、「面白さ」っていう根本的なものを置いていって、そこに未来はあるのかなあ、と。



勿論、ブログに何を書くかは個人の自由なんで、そういう記事を書くことを否定は出来ません。ただ、「それは私には面白くないから、私は読まないよ」というだけです。

ただ、悪いことに、「読まない記事」が増え続けると、「読みたい記事」を観測することがどんどん難しくなってしまうんですよ。


余りにも「私が読みたいもの」が観測しにくくなり過ぎてきたので、そこは私も「自由に書く」権利を行使して、上のようなことを書きたくなった次第です。もうちょっと乱暴にいうと、「知るか、つまらんからつまらんっつってるだけだ」って言い方になるんですが。


どっかで見たようなコピペが大量に氾濫するくらいなら、何の変哲もない日記記事の方が遥かに面白い、と、少なくとも私は思います。日記は、少なくとも、「その人にしか書けないコンテンツ」ではある。誰かと同じ一日が、他の誰かに全く同じように起こる訳ではない。「その人にしか書けない」という時点で、そのコンテンツには十分な価値がある、と私は思うんです。


ニッチなコンテンツが増えれば増える程、少なくとも私は楽しい。だから私は、「2016年の現在、こんな記事の需要が地球上のどこにあるんだ?」という記事だろうと、気にせず書き続ける。誰が読むのかって、私が自分で読むから。目下、バルーンファイトの対戦攻略記事と、civ4天帝のクリアレポート書きたいです。まあ、後者については、そもそも本当にクリア出来るのかというのがかなり怪しいんですが。


「俺にしか書けない記事」を書いて欲しい。「あなたにしか書けない記事」を読みたい。


そういう意味では、「他の人のブログを参考に」なんて一切しない方がいいと思うんですよ。「記事が被らないように軽くチェックする」くらいならいいかも知れないですが、「ああいうブログを書きたい」「あんなブログを作りたい」「あんなブロガーになりたい」なんて、わざわざ劣化コピーになるようなことやって一体どうするんですか?


「俺が!俺が楽しいから!俺にしか書けない、この記事を書いてるんだ!!!!」


というくらいに、俺の俺による俺感が溢れたブログが、ブログ界隈にどんどん増えていくことを、願ってやみません。何よりも、私自身が「ブログの読者」であり続ける為に。


今日書きたいことはそれくらい。



posted by しんざき at 11:30 | Comment(6) | TrackBack(1) | ネットの話やブログ論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あー、だからブログを読む習慣のない自分が不倒城を飲み続けてるんだな、と納得できる内容でした。

civ4なんて始めて聞くゲームの記事でも楽しく読ませて頂けるのは、シンザキさんにしか書けない記事だからなんですね♪

天帝クリア応援してます!
Posted by cabbage at 2016年05月26日 15:14
凄く同意です
俺が書きたいから書く、作りたいから作る
だから楽しいんですよね

どっかで見たようなまとめ記事だらけになってるってのは凄く感じますね
もちろんそのまとめがありがたい事もあるんですけども
Posted by azurite at 2016年05月27日 16:41
初めまして
偶々調べものをしていてたどり着いた者です
ネットで書き込みをする事はあまり無く、ブログなども読んで都度、「へーそうなのか」とか思うくらいです
ブログはやった事はありません(^_^;)
興味があって読める記事なら共感出来ますし、面白いと感じるものはまた読みたくなるでしょうしね

金儲けに走る気持ち…
よく分かりません(^_^;)
くだらないアイドル系のブログなんかも読む気は全然起きないし(笑)

その人にしか書けないものであって、それが偶々誰かが面白いなぁと感じたり、そんな考え方があるとか
そういう記事なら読みたくなるでしょう
ただの人気取りとか、そういうのは好まない質なので(^_^;)
上手く書けませんが、何だか興味が持てる記事をいくつか見かけたので、時折拝見させていただきたいと思いました。ありがとうございます(^^)
Posted by 通りがかりのおばさん at 2016年05月31日 22:37
だから、私は他人のブログをあんまり読まないのかとこの記事を読んで思いました。また、だからこそ私のブログも中々読まれないのかとも思いました。良いかどうかも分かっていない。好き勝手に書いているだけですからね。
Posted by OREO at 2016年06月02日 20:37
分かりますが、気にするだけ無駄だと思っています。
「やめろとは言わないけど見ないよ」というのは「やめろ」と言ってるようなものだし、少なくとも思ってはいると思います。
もっと少なくても、やる気を削ごうとしている。やめてくれたら嬉しいという気持ちを持っている。
そういう気持ちは、裏切られ続けます。それでどんどん失望が溜まっていくと思うんですよ。私はそうです。
よくよく考えたら、赤の他人、自分と同等の意思を持つはずの人間が、自分の意思でやっていることなんです。
それを変えさせようっていうのがそもそも傲慢、間違いなんだと、私は思うようにしています。
…といいつつ、私のこのコメントがまさに、その傲慢なんですけれども…
黙って見ているというのは、なかなか難しいですね。
Posted by tak at 2016年07月12日 03:12
初めまして。
偶然辿り着き、当記事に同意しコメントさせていただきます。

私もブログやってまして、
もうかなり落ち目になっているネトゲをテーマにしています。

ほぼ全部妄想で書いており、
ゲームを攻略するための有益な文章は皆無といっていい内容です。
ゲーム内の細かい部分に関してあれこれと考え、
拙い文で日々書き連ねています。

世間的には需要はたぶん無く、
まさに自分のためだけにやっています。

妄想で書いているときは本当に楽しく、
無益や無駄を創造する喜びで満たされます。

またお邪魔させていただきます。
失礼いたしました。
Posted by Nao at 2016年08月19日 13:21
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Excerpt: タイトルの叫びには心から同意するんですよ、 ましてや私はもっと先鋭的に「消費者然とした個人ユーザーがカネ稼ぎに走るなんざ
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Tracked: 2016-05-28 22:11