大した話ではないです。
長女、次女、共に4歳。12月で5歳になる予定。毎晩元気いっぱいでお布団の上を駆け回り転がりまわり、パパに絵本をたたきつけて「これよんで!!」と要求する、元気いっぱいの双子です。最近だいぶひらがなが読めるようになりまして、一緒に散歩すると道端の看板のひらがな部分を大声で読み上げます。
ちょっと前の話なんですが、長女が次女の耳に口元を寄せて、ニコニコしながら「ないしょ話」をしているのを見た時、軽い衝撃を受けたことがありました。
あの感覚は、少し説明が難しいのですが。ああ、この二人は、ちゃんと「姉妹」あるいは「友達」としての関係を築いているんだなあ、という感慨、とでも言うのでしょうか。
私、多分、心のどこかで双子のことを「ひとつのユニット」みたいな認識してたところ、あると思うんです。
生まれる前から二人連れ。生まれた後も、ほぼ24時間一緒にいて、自分が遊んでいるおもちゃがたまに目の前からなくなるなーという、一種の自然現象みたいな認識をしていたところから、徐々にお互いを認識していく。
人生を始めたその瞬間から、自分と完全に同格の誰かが自分のすぐそばにいる感覚って、どんなものなんだろう。私は、ずっとそう思っていました。
だから、今のところこの二人が、それぞれちょっとずつ違う道を歩みつつも、ちょっと内緒で話したいことをひそひそお話しているのを見て、きちんと「一人ひとりの人間」として、二人の間の人間関係を構築しているんだなあ、と。多分そういうところに、私は感じ入ったのだと思います。
最近、長女と次女は、幼稚園の後の「アトリエ」という時間で絵を描いているそうです。いつも、「パパみてーー!」と私に感想を求めにきてくれます。
下の絵は、そんな中の一枚。モデルは家族の面々のようです。
左が長女の絵、右が次女の絵です。
こうしてみると、絵の描き方ひとつとっても、双子間でぜんっぜん違うもんだなあ、と。長女の絵は、比較的しっかりと輪郭をとり、手足を描き、その中をきちんと塗る、という意識が見られます。次女の絵は、輪郭や形というよりは、色のイメージで全体を捉えているように思え、かなり全体をダイナミックに使っています。
ちなみに、長女の絵の左から二番目に描いてある、めちゃくちゃノリノリな赤い服の女の子が次女らしいです。長女から見て、次女が相当自由奔放に映っているのだろうということが想像できます。(実際、どちらかというと慎重派でお姉ちゃんっぽいのが長女、どちらかというと無謀派で万事積極的なのが次女です)
長男は「こどもリーダー」として長女・次女の面倒を見てくれていますので、わりと明確に立場が上です。なので、長女・次女という同格な二人の間の力関係や、お互いに対するイメージ、印象、触れ方というのは、個人的に非常に興味深いテーマなのです。
ちなみに私の画力は表現力の欠如においてかなりの高スコアをたたき出しており、そろそろ長女次女には絵の腕前で抜かれるかも知れないという懸念を拭い去れない訳ですが、まあ父を越えていってくれることはいいことだと思います。
今後とも、仲良く育っていってくれればいいなあ、と思います。
特に結論もなく、今日書きたいことはそれくらい。
いつも、一緒だった2人を思い出しました。
1年生で初めて別のクラスになって別の友達が出来て「2人は一緒」じゃ無くなった時、いままでとは違う喧嘩をし、顔も見たくないとしばらく口も聞かなくなったりしてましたが、今はまた仲良く高度なおままごと?してたりします。
ホントに双子って不思議ですねw