みんな!!!!!バルーンファイトの対戦しようぜ!!!!!
ということで、今日はみなさんに、バルーンファイトの対戦の面白さをお伝えすると同時に、対戦初心者の人でもある程度中級者以上のプレイヤーと戦えるようになる考え方をお伝えしようと思います。日本のバルーンファイト対戦ステージの隆盛に少しでもご協力出来れば幸いです。
一般的な、バルーンファイトの対戦レギュレーションは以下のような感じになると思います。
・Bモード(2-PLAYER GAME)で対戦する
・あらゆる手段で相手の残機を0にした方が勝ち
・時間無制限
・CPUを倒してステージを進めることは可とする
ローカルルールによっては、ステージを進めることを不可としたり、ステージ毎に時間制限を設けたり、スコアアタックで戦ったり、CPUを魚に食わせた数を競ったりといったルールもあるようですが、ここでは上記の「スタンダードデスマッチ方式」をレギュレーションとしたいと思います。
今更いちいち説明するまでもないと思いますが、バルーンファイトの画面は下記のような感じです。

赤い方が1P、青い方が2Pです。
勝利条件は単純で、「相手の風船を2つ割ると相手は一機死ぬ」「全機なくした方が敗北」という、ただそれだけです。風船を割るには、相手の風船に対して相手の上方向から体当たりをすることが必要です。
操作方法として重要なのは、「Aボタンは押すごとにゆっくりと、Bボタンは押し続けると急速に画面上へと上昇する」ということです。これと十字キーでの方向操作さえできれば、バルーンファイトの対戦シーンに突入することが可能です。
この時期の「協力型2Pゲーム」には珍しく、バルーンファイトでは「自分でも直接相手を攻撃する」ことが可能になっています。例えばアイスクライマーの対戦では、「画面をずんずん先に進んで相手をスクロールアウトさせる」ということが主な対戦要素であるのに対し、直接の戦闘というのがバルーンファイトを熱くしている要素jの一つです。
必殺技?コンボ?特殊入力?そんなものはない。
十字キーと、AボタンBボタンが使えれば、もはや最上級プレイヤーと同じ条件で戦えるのです。この驚異的なハードルの低さは、今の対戦格闘シーンなどではなかなか見られないものでして、「対戦したいけど今の格ゲーむずかしいし…」という日本全国に4億6000万人くらいいる潜在的対戦プレイヤーにこそバルーンファイトを手にとって頂きたいですね。
尚、私が独自に検証したバルーンファイトの対戦ダイヤグラム(作成時間45秒)は下記のような感じになります。

かなり各キャラクターの性能が拮抗していることが見て取って頂けるのではないかと思います。選んだキャラクターによって大きな有利不利が発生せず、公平な対戦が実現できることも「バルーンファイト」というゲームの魅力の一つです。
○バルーンファイトの対戦のキモは、「位置関係の管理」である
バルーンファイトにおいて、相手に勝つ為に考えなくてはならないことはたった一つ。「相手より有利な位置取りを、どのように確保するか」ということです。
バルーンファイトで相手を倒す方法は、基本的には3つしかありません。
1.自分で相手の風船を割る
2.CPUを利用して相手を倒す、ないしCPUに倒させる
3.雷を相手に当てる
この3つです。
そして、これらすべてにおいて、「位置取りの把握」というものが極めて重要な要素になってきます。
順を追ってみていきましょう。
1.自分で相手の風船を割る
上でも書いた通り、相手の風船を割る為には、少しでも相手より高い位置から相手に体当たりをする必要があります。
その為、バルーンファイトの対戦攻略における基本は「画面上部を確保すること」です。

なるべく画面上部に位置し続けて、相手に自分の頭上を取らせない。これが、バルーンファイトにおけるベーシックポジションになります。
バルーンファイトというゲームの操作感は良く出来ていて、単に「急上昇」ボタンであるBボタンを押し続けていると、画面の天井にがっつんがっつんぶつかって反動で位置が下がり、逆に不利になってしまいます。その為、天井に近い位置ではAボタンによる細かい浮遊を駆使しつつ、相手の隙を伺うことになります。
ただ、お互いにずっと天井に張り付いているだけだと膠着状態になってしまい、相手が天井からはじかれる隙を求めて体当たりし続けるしか打つ手がなくなってしまいます。(これはこれで、Aボタンの微調整によるテクニックが重要になるところです)
ここで、「誘い」と「雷」と「CPU」が重要になってくるわけです。
ひとつ目、「誘い」とは何かというと、敢えて相手に隙を見せて、相手がこちらを狙って下がってきたところを、すかさずBボタンで相手の上部に回ることです。
これが、2.CPUを利用して相手を倒す、ないしCPUに倒させる
にあたります。

この画面の例でいうと、下の方の敵を倒しにいくと見せかけて、相手が下がってきたところをすかさず狙う、であるとか。

当然、逆に相手がCPUを倒しにいく時、すかさず相手の頭上を狙う、ということもありです。
重要なのは、「今相手とCPUはどこにいるのか」「相手は画面上のどこに動こうとしているのか」「その意図は本当なのか、あるいは見せかけなのか」という諸要素の把握です。ここでは、心理的な読みあいも発生します。
CPUは、一度倒すとパラシュートで下に降りるのですが、その後着地すると、少ししてからスピードアップして復活します。このスピードアップは白→緑→オレンジの二段階あるのですが、特にオレンジの敵はかなりの速さと鋭い動きで、オレンジが対戦相手を狙っているのならば挟み込んでCPUと連携をすることも必要になってきます。
また、このステージの例でいうと、画面下部は疑似的に画面上部と同様の天井になっていますので、

敢えてこの狭い空間に占位して誘いこみ、隙を見て画面上部に戻る、という動きも有効です。
もう一点重要なのが「雷」です。

これです。あたると死にます。
雷は、不定期なタイミングで雲から発射されます。この時、発射される方向はランダムでして、右上・左上・右下・左下の4方向のどれかに発射されます。そして、地形などの障害物にあたると、当たった角度と同じ角度で反射します。
この時、「雷の軌道を先読みして、相手をそちら側に誘導する」ことによって相手の動きを制限して、有利な位置どりを得るというテクニックが非常に有用になります。

これは、丁度雷が右上に向かって発射されたところです。ここから素早く軌道を判断して、軌道と自分とCPUで相手を挟み込むように動くと、相手の動きはかなり制限されます。
場合によっては、空中のぶつかりあいから相手を雷に突っ込ませることも可能になります。特に上級者同士の戦闘では、雷が勝負の決め手になることが極めて多いです。いみじくも、ゲーテの箴言に「雷を制すものはバルーンファイトを制す」という言葉がある通り、軌道の予測と雷の位置の把握はバルーンファイト対戦における必須テクニックといっていいでしょう。
・バルーンファイト対戦における緊急回避
CPUは慣れてくると雑魚以外の何物でもありませんので、「危ないな、と思ったらCPUを倒してしまってステージを進める」という思考が重要になってくる場合もあります。
バルーンファイトにおいて、プレイヤーの風船は二つありますので、一つ割られても即死はしませんが、風船が一つになってしまうと上昇力がかなり落ちてしまいます。その為、風船を一つ割られたら取りあえずステージを進めることに集中して、ボーナスステージでの回復を狙うという手もあり。勿論、それを見越してCPU狙いの相手をすかさず叩き落すのも対戦テクニックの一つです。
ちなみに、上級者同士の対戦では逆にあまりステージが進まない為、対戦プレイではあまり見なかったりもするのですが、バルーンファイトには「ぐるぐる」というオブジェクトもあります。

これにあたるとランダムな方向にはじかれてしまう為、予想外の位置取りになってしまって不利になってしまうこと、逆に相手を不利にすることも可能になります。是非ご利用してみてはいかがでしょうか。
○対戦以外のバルーンファイトの遊び方
無論バルーンファイトの華は情け無用、仁義無用のデスマッチではあるのですが、その他にも2Pと競い合う要素はたくさんあります。
・シンプルな得点稼ぎ勝負(10ステージまで、といった制限を設ける手もあり)
・ボーナスステージでどちらが多く風船を割れるか一本勝負
・水の中をくぐってお魚に捕食されるかされないかのデスマッチ
・CPUをなるべくたくさんお魚に食べさせた方が勝ちというお魚養育勝負(通称「アクアノートの休日」)
などなど、ABA(全日本バルーンファイト協会)に認定された種目はたくさんあります。バルーンファイトというゲームの懐の深さを感じさせてくれるところ大です。
特に魚にCPUを食わせまくるゲームは、CPUのパラシュートの軌道を予測したり修正したりと、かなり奥が深いので是非一度挑戦してみてください。
ということで長くなってまいりましたが、私が言いたいことは
・バルーンファイトはシンプルイズベストで超面白いし対戦も異様に深いのでみんなバーチャルコンソールとかでバルーンファイト遊ぼうぜ!!!
という一点だけであり、他に言いたいことは特にない、ということを最後に申し添えておきます。
今日書きたいことはそれくらいです。
相手を倒した時にすかさずそのリスポン地点の
相手の風船部分に自分の体を置くようにすると
復活できない(動いたら風船割れる)状態になり
ほぼ勝負が決まってしまう
ガチでするならリスキル禁止ルール必要だった
・B禁止。
がガチ対戦には適切なルール。
慣れてくると、BはAの利点とされている「微調整」も出来てしまう万能ボタンになってしまい、結局天井付近での相撲が、先に陣取った側の一方的有利になってしまい、ゲーム展開が硬直的になってしまう。
是非、Aしばりでの緻密な駆け引きを行っていただきたい所存。