むかーし、むかし。といっても今でも板(掲示板)によっては貼られることがあるようですが、「2ちゃんねる」のいろんな板の共通AAとして、こんなものが貼られていたことがありました。表示が崩れてたらすいません。
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|||| ○荒らしは放置が一番キライ。荒らしは常に誰かの反応を待っています。|| ○重複スレには誘導リンクを貼って放置。ウザイと思ったらそのまま放置。|| ○放置された荒らしは煽りや自作自演であなたのレスを誘います。|| ノセられてレスしたらその時点であなたの負け。|| ○反撃は荒らしの滋養にして栄養であり最も喜ぶことです。荒らしにエサを|| 与えないで下さい。 Λ_Λ|| ○枯死するまで孤独に暴れさせておいて \ (゚ー゚*) キホン。|| ゴミが溜まったら削除が一番です。 ⊂⊂ |||___ ∧ ∧__∧ ∧__ ∧ ∧_ | ̄ ̄ ̄ ̄|( ∧ ∧__ ( ∧ ∧__( ∧ ∧  ̄ ̄ ̄〜(_( ∧ ∧_ ( ∧ ∧_ ( ∧ ∧ は〜い、先生。〜(_( ,,)〜(_( ,,)〜(_( ,,)〜(___ノ 〜(___ノ 〜(___ノ
荒らしというのはこの場合、「掲示板やチャットに不適切な投稿をし、正常な運用を妨害する行為のこと。及びそのような行為をする者」を指します。定義や程度も色々ですが、2ちゃんねるに限らず、昔からこういう人たちはネットにたくさんいました。愉快犯的な人もいましたし、天然な人もいました。
大筋、「荒らしは放置、反応してしまった時点で負け」というのは、「2ちゃんねる」においては共通見解、常識の一種として動作していたと思います。11年くらい前に書いたんですが、「荒らしを「ごくありふれた存在」と見なすことで、結果的にトラブルが発生することを防いでいる、あるいはトラブル自体の存在価値を下げている」ということが、2ちゃんねるにおける一般的な荒廃対策の一つでした。荒らしは「どこにでも沸く」ものだったんですね。
最近、この「荒らしはスルー」という言葉について思い出すケースが増えました。
勿論ケースバイケースだとは思うんですが。webには「PV至上主義」及び「PVをお金に変える仕組み」というものが存在しておりまして、中にはPVを欲するあまり、意図的に炎上を引き起こすような言論を駆使する人、というものが見受けられます。注目中毒、影響力中毒ですね。
こういう人は、上記のような言葉でいうところの「荒らし」と認識してしまっても問題ないように思います。
そういう人たちは、自分に批判的な指摘や意見がいくら舞い込んでも、却って「これでPVが増えた」と喜んじゃうんですね。更に、Webには「注目されている人」を無条件でもてはやすような勢力もいて、炎上することで却って「信者」を増やしてしまうことすらあります。彼らが寄せられた意見によって考えを変えることは決してありませんし、2度、3度と同じような炎上を狙う為に、また同じ行為を繰り返すだけです。
早い話、「炎上を起こすと喜んじゃう人」というのがいて、そういう人に対しての一番の対応法は「スルー」なんじゃないかなー、と。我々は2ちゃんの過去の教訓から、それを学んでもいいんじゃないかなあ、と。
ちょっと面倒なのは、「放置することによって却って悪影響が発生する」ケースですよね。
炎上にもいろんなパターンがあると思うんですが、例えば典型的なところで
・医療ネグレクトを勧める記事
・明確に誤った知識を広めるような記事
・虚偽を元に他者を誹謗するような記事
などについて言えば、たとえ放置出来る人が放置しても、それを観測して信じてしまう人が出ればその分悪影響が広まってしまう訳で、「放置すれば放置する程ひどいことになる」というケースも確かに存在します。
ただ、一つ確実に言えるのは、
「感情を煽ることを目的にした記事に対して、感情を煽られてしまえば相手の注文通りです」
ということだと思うんです。
例えば、明確に誤っているテキストが炎上目的で投下されて、放っておくとそれを信じてしまう人が出る、というような状況であっても、感情任せにどーっと人格批判を寄せる、というのは投下者の意図通りである可能性がある。とすれば、単に冷静に「その意見は誤っている」というテキストだけを提示し、それ以外は一切アクセスを寄せない、という、いわば「準スルー」とでもいうような対応がもっとも適しているんじゃないかなあ、とは思います。「誤っている」ということは明示しつつ、煽られない。
そして、例えば単純に「非常に偏った知見をこれ見よがしに開示するような記事」であるとか、「単に人気があるものにケチをつけるだけの記事」であるとか、あからさまに「炎上PV狙い」といえるような記事については、これはもう「完全スルー」が一番なんじゃないかと。そうすることが一番、「Webにおける彼らの影響力を下げる」ということにつながるんじゃないかと、私は思います。
ここ最近、WebにおけるPV至上主義って本当に誰も幸せにしないなーと思うことしきりでして、それが少しでも緩和されればいいなあ、と思うところ大です。
その為にも、「人を嫌な気分にさせつつPVを稼ぐこと」が目的のような人達が一切報われない世界に来て欲しいなーと。その一助として、時には「2ちゃんねる」の教訓を思い出してもいいんじゃないかな、と考える次第であります。
今日書きたいことはそれくらいです。
視聴率が稼げれば、センセーショナルで分かりやすいタイトルを付けて、中身は嘘でもなんでもいいって
それに踊らされる田舎者・・・
人間て進化しませんね
おそらく多くの人にとって炎上した、された当事者なんてものはどうでもよくてただ「人が多い場所にいたい」という承認欲求を満たすために炎上に加担しているのではないのでしょうか
顔の見えない外野の位置になっていれば、何を言っても聞かない人もいますしね。
しんざき氏がこの記事を書くことで実体のある利益を得られるようには全く見えません
全く的外れな例えだとしか…
ネット上の自由の氾濫が飽和するまでは、半端な理不尽は別の理不尽で圧するしか対策はないんだよね結局、現実のごとくさっと通報したら駆けつけてくれるわけでもなし。
そもそも商用で炎上させる連中は、明確な目的をもって読み手を逆撫でしてる。つまり"話題性"だ。
2chの荒らしスルーはコミュニケーションを重視したからで、「うるさい子供は静かになるまで放っておこう」くらいの対策でしかない。
そういう態度で済むケースばかりなら問題はないが、商用の"宣伝はコミュニケーション自体を求めていない"点を忘れているのではないかと思う。
この例で言えば、騒がしい子供を無視して大人の会話を楽しんでいるサロンの隣に地上げ屋がきて、深夜にゲリラライブを始めるようなもんだ。当然、カメラも準備されてる。中継の見出しはこうだ。
「音楽に無理解で閉鎖的な田舎者と戦う! アーティストの魂の叫びは届くのか?!」
地元の抗議自体が宣伝になるし、商行為に組み込まれてる訳だ。そしてサロンが有志の寄付で成り立ってるなら、無視が至上の策かどうかは疑わしい。
スポンサーの電凸が効果的であるなら、炎上サイトの広告主をターゲットにするのが賢いかもな(笑)。
その意見は誤っている。
この文章を読んでスルーしようと改めて肝に銘じる人
以外の人間 が皆そうしてくれないとどうにもならない
だから昔から衆愚という単語があるわけで
でもそれなら、そういう目的に特化した伝え方・文書を考えるべきで、筆者に対してつっかかっているように見えるコメントは悪影響でしかないし単にスルーできてないだけなんですよね