2016年11月05日

今、「Civilization6」攻略界隈で起こっていることが物凄い

いきなり全然関係ないところから始まるんですが、「暗黒十字架落とし」って聞いたことある方、いますか?

スーファミの「風来のシレン」って、今でも初代やりこんでる人がいるくらいの名作ゲームなんですけれど、その内とあるダンジョンが途中からメチャクチャ難易度上がるんですよ。掛け軸裏のダンジョン、いわゆる「トラップダンジョン」なんですけど。

その掛け軸裏ダンジョンで、飛びぴーたんを安定して狩る為に、様々な人たちの攻略情報を結集して開発されたテクニック。それが、「暗黒十字架落とし」、及びそれに続く色々な発展系です。発祥は風来のシレンランキングさんの筈です。




すいません、正直シレンをある程度やりこんだ人でないと、何を言ってるのかさっぱりわからないと思いますが、とにかく「色んな人が攻略情報を調査し発表し続けて、ついに編み出された物凄い芸術的なテクニック」のことだと考えていただければいいと思います。


かつて、「ドルアーガの塔」で宝箱の探し方の情報が全国のゲームセンターで探索されていたことに始まり、三国無双4の「絶影鐙」の出し方を突き止めるに至るまで、「攻略しがいがあるゲームが、たくさんのプレイヤーたちの手で攻略されていく」姿は、ときに圧倒的であり、ときに感動的であり、ときに芸術的ですらあります。

ネットが発達した昨今、集合知が「一つのゲームに関する攻略情報を織り上げていく」光景をみる度、私はわくわくします。それは、お祭りをわくわくしながら眺める時の感情に似ています。


今、Civilization6でそれが起きています。

例えば、2ちゃんねるの攻略スレッドで。例えば個人のブログで。例えばwikiで。

今Civ6は、そのとんでもないキャパシティを証明するかのように、次から次へと様々な攻略法、セオリー、時には仕様抜けを利用した裏技めいたテクニックを生み出し続けています。


例えば、スキタイの「軽騎兵2倍生産」を利用して、軽騎兵を+100%で生産しては売却しまくる「馬肉経済」。

周囲6マスまで効果を及ぼす工場を最大限利用する為の都市の建て方、「国土錬成陣」。

労働者を2回まで働かせて、3回目で消滅する前に売却して新しい労働者を購入する小技。

蛮族を倒して青銅器のブーストを手に入れる為の最適な初期手順についての考察。

科学勝利の為のテクニック。宗教勝利の為のテクニック。制覇勝利の為のテクニック。文化勝利の為のテクニック。


多種多彩、物凄い質量の集合知が集まっては、ときに発展し、ときに消滅し、ときには全く新しい概念になぎ倒されるその光景は、もちろん「Civilization6」というゲームがとんでもない懐深さを持っているからこそ成立するものではあるのですが、かつて「ドルアーガの塔」で全国のプレイヤーがアイテム探しに奔走した、あの時の「祭り」の一つの到達点であるように思えて、私は本当に感動しきりなのです。


Civ6が発売されて、まだわずか2週間です。恐らく、今後もとんでもないスピードで様々なテクニックが編み出されては、色んな人がそれを昇華させていくのでしょう。で、後々の拡張やバージョンアップが、時にはそれらを使い物にならない過去の遺物にしつつ、civ6というゲームをより完成度の高いゲームにしていくのだと思います。

私もまだ全然やり込めてはいないのですが、一つ確実に言えることとして、Civ6は「皆にお勧め出来るゲーム」では決してありません。仕様は複雑ですし、1プレイの時間はかかりますし、海タイル弱いですし、遺産のバランスもいま一つですし、UIにもまだまだ色々と難点があります。まあ、バージョンアップが進むに従ってどんどん改善されていくのだろう、と確信出来る難点ではあるのですが。


ただ、同じく確実に言えることとして、「複雑な仕様を読み解きつつ、自分で自分のセオリーを組み上げていく」ということに楽しさを感じられる人であれば、絶対に今すぐ買って損はないだろう、とも私は思います。超面白いです、civ6。


ちょっと足元は諸事情でなかなかプレイに集中出来ない部分もあるんですが、今抱えている課題が片付いたら、睡眠時間と相談しつつ引き続きがしがしやり込みたいと考えている次第です。


皆さまもいかがですか。civ6。気が向かれたら、どうぞ夜のない世界へ。



今日書きたいことはそれくらいです。



posted by しんざき at 17:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | レトロでもないゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック