なんか、レトロゲーオタが非常に「食べやすい」マーケット構成層として認知されている向きが、一部にある様な。
幾つか腹に据えかねることがあったので、敢えて悪意的に、「アレなリメイクをする側」に立って思考実験。妄想とも言う。
・タイトル選びで全てが決まる。開発の難易度に関しては二の次三の次、というかどうせ目一杯工数浮かすので考慮に入れる必要はない。
・レトロゲーオタは「知られざる名作」的な、「自分だけが知っている」という思い入れを抱けるタイトルが大好物である。
・メジャーなタイトルであればメジャーなタイトルである程、粗悪リメイクをした際の風当たりも強い。
・メジャーなタイトルは、ライセンス・版権をとる際のハードルが高い。版権元の立場が弱いことが望ましい。ライセンスは保持しているが、ゲーム業界との結びつきは弱まっている、あるいはどっかの傘下に入っている、くらいの条件が理想(完全にゲーム業界から撤退していたり、あるいは倒産していたりすると別のハードルが出てくるが、それはこの際置く)
・以上三点から、粗悪リメイクをするタイトルは「マイナーメジャーの名作」から選ぶべきである。
・「マイナーメジャー」の基準は、「大規模な一般受けはしてないけど、ゲーム好きならタイトルくらいは聞いたことがある」から「一般人は聞いたこともないけど、マニアにとっては「やっていて当然」的な知名度である」くらいが目安となる
・「待ち続けた俺たち」的な感覚を刺激することが可能となる為、10年程度のブランクが空いていることが望ましい。前作が続編を匂わす終わり方であれば理想的
取り敢えずこんなもんかな。
以上妄想から帰納すると、ターゲットにされやすそうなタイトルにはある程度目星をつけることが出来そうだ。というか、「これがキタら多分目一杯お魚引っかかるよ」的な。
○データイーストの歴代の名作。特にウルフファング、あるいは「ヘラクレスの栄光」辺りはかなりの狙い目な気がする。版権は携帯ソフトメーカーさんなどに分散している様だが、某鉄の匂いがするRPGを考慮すれば、それ程ハードルは高くなさそうだ。チェルノブやカルノフやトリパンがリメイクされたらむしろ拍手する。
○GB・SFCのマイナーメジャーRPG。撤退気味メーカーが多く、露出はそれなり、続きものが作りやすい、入れ込まれているキャラものが多いなど条件は十分。「アレサ」や「エストポリス伝記」シリーズなんか狙い目かも知れない。スクエニの影さえなければ、「ガイア幻想記」「天地創造」辺りも死ぬ程釣れそうな気がする。惜しい。
○旧アタリゲー。ひっかかる層はちょっと特殊な気もするが。
メサイアのとあるゲームが上記妄想基準にひっかかったのは記憶に新しい。
条件としては東亜プランとかも当てはまるんだけど、今版権どうなってんだろ。ちなみにアタリは、上のリンクだけでは分かりにくいが、案外ややこしいことになっている様だ。
っつーか、時期的な問題も色々あるんだろうけど、最近いかにも「キミタチこーゆー名作の名前が冠についてたらどうせ買うでしょ?」的な、少なくともそんな勘ぐりが出来るタイトルが継続的に発売され続けていて腹に据えかねる。
レトロゲーマーがアレなリメイクや続編で食べ物にされるのはレトロゲーマーとして悲しいし、また過去の名作にとっても悲しいことだ。いや別に、Broken Thunderについて言ってるわけじゃないんだけどさ。
・・・奇々怪界2はいいゲームになるといいなあ。
2007年06月12日

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あと、個人的にはスナッチャーをやりたいです。しかもMSX版!
耳の痛いことです・・・。
ご無沙汰してますーー。最近全然mixiに入れてないのですが、お元気でしょうか。
魔城伝説やスナッチャーとは、流石MSXっ子ですね。どうなんでしょ、小波はちょっと版権的に手ごわい気もしますが。
>クロさん
いやー、あれは残念でしたね。はっはっは。・・・はあ。
いいゲームだったのになあ。
シュビビンマン、どこかで再販しないでしょうかね
リメイクでなくて再販
ヴァルケンは、まさに「知られざる名作がリメイクされて阿鼻叫喚」の例でした、でしょうか。って、私は「2」の方はやってないんだった。
PCEにも名作多かったですね。再販は、どうなんだろ、まだ生産出来るロットってあるんですかね?