ちょっと興味本位で記事を書いてみます。
まず、何も言わずに、ちょっとこの動画を見てみてください。というか、音を聴いてみてください。
「tarqueada(タルケアーダ)」という様式の曲です。「タルカ」という笛をみんなで吹きながら奏でる音楽で、お聴きの通り、例えばピアノとかギターのような、西洋音楽の音階とは全く違った音がすると思います。
しんざきはケーナ吹きです。なんだかんだでケーナを吹き始めて20年くらいになりまして、ケーナを使って南米民族音楽を演奏したり、あるいはゲーム音楽を演奏したりしています。
で、ケーナというのは勿論もともと南米はアンデスの楽器でして、特に南米の伝統音楽である、いわゆる「フォルクローレ」と関連が深いです。ボリビア、ペルー、チリといった辺りの伝統音楽はしんざきの大好物です。ルミリャフタとかイリャプーとかカルカスとかキラパジュンとかインティ・イリマニとか超かっこいいですよね。いや、一番好きなのは実はカルチャキスなんですけど。
で、フォルクローレの中でもケーナは割と西洋音楽と相性がいい楽器で、というか現在の一般的なケーナは、西洋音階に適合した形でチューニングされているのが普通です。一番よく見るケーナはG管っていいまして、ト長調(F#)の音階が吹きやすいようチューニングされています。
ただ、アンデスの土着の楽器、もっと伝統的な形の音楽がありまして。アウトクトナ音楽っていうんですけど、伝統的な祭事や儀式とともにあった音楽、西洋音楽が伝わってくる以前からアンデス地方に存在する音楽です。
ですから、アウトクトナの音って西洋音階とは全く合致しないんですよね。ドレミファソラシドに全然乗ってないんです。独特の音だなーっていうのは聴いて頂ければ分かると思います。
その為、例えばずっとピアノをやっていて絶対音感がある方とか、西洋音楽に親しんでいる方には、この音楽はすげー違和感があって気持ち悪いらしい、聴くのも苦手な人も結構いるらしい、という風に聞いていました。ただ、実際にフォルクローレをやっていない人に、アウトクトナ音楽の感想を聞いたことがなかったので、ちょっとお聞きしてみたいと思った次第です。どうですかね?
しんざきはもともと、高校までは殆ど音楽と縁がない人間でして、ピアニカを吹いた記憶すら殆どなかったもので、フォルクローレやアウトクトナ音楽にもあっさり馴染めました。いやホント、リコーダーすら満足に吹けなかった私が、なんだかんだで楽器の世界にどっぷり浸かっているのですから、人生なかなか分からないものです。
ちなみに、アウトクトナ音楽っていってもいろいろありまして。勿論、同じタルケアーダでも色んな曲があります。例えば私は、タルケアーダの中でもこの曲が一番好きです。歌もいい感じですよね。なんか久々にタルカ吹きたくなってきた。
ということで、興味本位のエントリーでした。
今日書きたいことはそれくらい。
全体的に暖かみがあって安心できる感じはそれこそ私がフォルクローレに対して持っているイメージそのものです。
ただホイッスルの様な高い音がずっと鳴っているのが気になります。それさえ無ければ何の問題もありません。
私は、子供の頃少々音楽をやっていたので、相対音感的なものが多少あるようです。
上の音楽を聴いて、変わったハーモニーだなぁと思いましたが、不快感は感じなかったです。
今回の記事を読んで、民族感を出した音楽を作る時は、ピッチをずらすというのもアイデアとして試してみようと思いました。
ありがとうございます♪
意外に、ガチで不快っていう人は少ないですね。苦手な人が多いっていう情報の方が偏ってたんだろうか…。
不快というか「なんだこりゃ?」となります。自分は苦手な部類です。
自分の知っている音に無い感じです。後半になると気にならなくなります。
音以外の例えだと、
朱肉の色をオレンジと言い切られると、
初見は「ええっコレ赤じゃないの?」、
見慣れて来ると「ああ、オレンジでもいいかもな」と許容できるようになる感覚というか。
なんか書いててよくわかんなくなってきました。
あまり他の楽器は知らないのですが、
ギターやバイオリン、トロンボーンなんかでも最初に書いたような
「だんだん慣れてくる苦手な音」を聞くことがあるので、私の場合はいわゆる「ゆらぎ」耐性がないのでしょうね。
さて私はギターでしたのでサンバやポルカの曲が好きでした。楽器ではチャランゴとアルパが好きです。ケーナもキルキンチョのチャランゴも持ってますがものにはなりませんでした。前置き長くてすみません。本題です。
ああ、フォルクローレだな「普通にいい」なと思います。でもウォークマンのプレイリストには入れないですね。