ということで第三回です。なんでお前そんなに必死なの?と言われたら、「そこに大航海時代IIがあるからだ」と答えます。俺は書きたいから書いてるんだ!!!!
昨日に引き続き、今回は
・港の各施設について私見にて解説
上記を中心に解説していこうと思います。マニュアルと被る部分も含めて、初めての方向けにTIPSも交えて解説しようと思いますので、よろしくお願いします。
〇大航海時代IIにおける「港」のお話
勿論大航海時代IIは実際の大航海時代の話ですので、マップは地球ですし、至る処に実際に存在する港街が存在します。リスボンやらセビリアやらセウタやらチュニスやらバルセロナやらイスタンブールやら、このゲームを遊んだことがある人なら、大体「お気に入りの港」「良く使う港」やらをお持ちでしょう。地中海を中心に、沿岸の地理にやたら詳しくなれるので地理の勉強をしたい人にも大航海時代IIはお勧めです。そこの受験生の方、いかがですか?
で、港にはそれぞれ、色んな施設があります。全ての港に必ずある施設もあれば、結構探し回らないと見つからない施設もあります。
下記は、港にある施設のそれぞれのマークと、その機能についてのTIPSです。
・出航所 利用頻度:☆
補給港を含めて、全ての港に必ずある唯一の施設です。どんなプレイであっても必ず利用することになります。
選択可能な行動は「出航」と「補給」と、首都の港のみで使える「ドッグ」。
出航は読んで字の如くであり、通常「〇日航海出来ます」とか副長、ないし航海士の誰かが教えてくれます。
補給は水、食料、補修資材、砲弾を補給出来ます。この時結構重要なのが、水・食料の消費は艦隊単位であって、船ごとに必要量を積む必要はないこと。どれか一隻に水と食料がたっぷり積まれていれば、他の船は船倉空っぽでも別に問題はないのです。これ、海戦で勝って相手の船を分捕った時にも重要な概念なので覚えておきましょう。
ドッグでは艦隊の船を預けることが出来ます。この時、主人公が船長をやっている船(旗艦)は預けることが出来ないことに注意。あと、預ける時に乗組員は全員解雇されますのでそこも気を付けましょう。
・造船所 利用頻度:A
コンパスのマークが目印。この施設も、補給港以外の全ての港に存在する施設です。選択可能な行動は「船の新造」「中古購入」「修理」「売却」「改造」「工業投資」。
新造と中古購入は、船を新たに調達する時に使います。船新調するのめっちゃ楽しいですよね!!!!あんな船いいなこんな船いいなと悩むところですが、中古はすぐ使えるけど品揃えが運次第、新造はスペックを全て自分で決められるけど出来上がるまで時間がかかるというメリットデメリットがありまして、どちらもその港の工業価値次第で登場する船のラインナップが変わってきます。ここぞという戦闘艦を作る時以外は、大抵中古船を探して買った方が早いでしょう。
「改造」は船の積載割合を変えられる大事なコマンド。商船や冒険船なら、大砲載せる必要はないのでゼロにしちゃって、その分倉庫を増やしましょう。水夫数も必要運航人数 + 視認要員でおk。一方海戦をするなら色々事情が変わってきますが、これはのちの記事で。大砲や船首像を買えるのもこのコマンドで、こちらも工業価値でラインナップが変わります。工業価値や商業価値が極めて高いと、隠し大砲や隠し船首像が出てくることも。
で、その工業価値を上げられるのは「工業投資」。これをすると港の支持率も変わってきまして、港の支持率で母国がトップをとると、その港は母国の影響下にある「同盟港」になります。
「修理」と「売却」は読んで字のごとく。大体の場合、海戦で相手の船を分捕った後活用することになるコマンドです。
・酒場 利用頻度:A
こちらも、補給港以外のほぼ全ての港に存在する施設。酒場と言っていますが、オスマン圏だとミント茶を飲むことになります。選択可能な行動は「酒をおごる」「水夫を雇う」「航海者と話す」「(いれば)酒場女と話す」「賭博をする」。
船を新調したり乗組員に被害が出た時は、急いで酒場で水夫を雇いましょう。「MANAGEMENT」から乗組員割合を変更して、運航や視認に人数を割り振ることも忘れずに。酒をおごると、水夫を雇える人数が増えたり、情報をもらえたりします。ただし、水夫を雇えるのは1日に1回だけなのにご注意。雇える人数が足りなかったら、日付を変えてまた来ましょう。
一方、航海者を雇って仲間を増やすのは、特に海戦をやる人には重要。船長になれる仲間がいないと相手の船を分捕れないのです。航海者はそれぞれ航海レベルと戦闘レベルを持っていて、大抵の場合、主人公のレベルが自分のレベルより低かったら雇われてくれません。断られたらレベルを上げて再挑戦しましょう。
雇う前に酒をおごりまくると、雇った後忠誠度が最初から高い状態になるのが一つのポイント。15回もおごってやれば彼はもはやあなたの忠臣になります。なんでしょうこれ、洗脳か何かでしょうか。
酒場女(看板娘)と話すと、自慢話をしたり、プレゼントを贈ったりして仲良くなれます。看板娘によって「親切/冷淡」「無口/饒舌」といった値が決められていて、あと好みも人それぞれです。自慢話を聞くのが好きという奇特な看板娘もいれば、宝石が好き、服飾品が好きといった看板娘もいます。仲良くなると仕事関連の調査を頼んだりも出来るので、一人は馴染みの看板娘を作っておくのが良いでしょう。個人的には、アレキサンドリアのネリーさんとかかわいいと思います。
賭博は今回、ブラックジャックとファイブダイスというポーカーみたいなゲームを遊ぶことが出来ます。勝つのは結構難しいのでほどほどに遊びましょう。
・宿屋 利用頻度:B〜A
こちらも、大抵の港にある施設です。選択可能な行動は「航海者と話す」「港の支持率」「宿泊」。
酒場には行かないで宿屋にいる、という航海者も結構います。多分酒が嫌いなんですかね?彼らには宿屋でしかアプローチできません。雇う際、酒をおごりまくって忠誠度を上げることが出来ないのがやや厄介。
港の支持率は、単純にどの国の支持率が最も高いかを調べることが出来ます。支持率が最も高い国がその港の支配国になります。
宿泊をすると、必ず翌日のAM 8:00になります。0時になってから泊まっても、きっちり「翌日」のAM8:00まで時間経過してしまうので、日付を進めたくないときは注意しましょう。このゲーム、基本宿屋に泊まらなくても主人公は全く疲れる様子がないので、時間経過をさせたい時だけに必要なコマンドです。なんでしょう、彼らサイボーグか何かなんでしょうか。
・交易所 利用頻度:A
これも大体の港に存在する、重要施設の一つ。前に立っている人に話しかけると、その港がどの国の同盟港かを教えてくれます。選択できる行動は「交易品を買う」「交易品を売る」「相場を確認する」「商業投資」。
交易品の売買については後述しますが、物価と相場が何より重要。その港では何が買えるのか、何を高く売れるのか、という情報が全てを決します。
一方、商品の中には「商業価値を上げないと並ばない」というものもあり、商業価値を上げるには商業投資が必要です。これも港の支持率の変動要因で、同盟港を作る時にも使えます。
・銀行 利用頻度:B
ミツバチのマークが目印のシャイロック銀行。結構大き目な港にしかありません。出来ることは「預金」「出金」「借金」。あと、ギルドで借金取り立てをした時にはヴェネチアの銀行に届けにいくことになります。
銀行にお金を預けておくと、海賊に降伏した時も資産が無事ですし、後述する教会に寄付する時も持ち金を減らせるので非常に有用。ただ、国との敵対度が上がって逮捕され、財産を没収される時は銀行も見逃してくれないので注意です。預金の利子が、現在日本から考えると頭おかしい月3%という高さなので、積極的に預けていきましょう。
借金も初期には使えるかも知れません。利率は月10%と、こちらもかなりの暴利なので注意。
・ギルド 利用頻度:C 〜 B
ギルド。大体の港にあるんですが、人によってはあんまり使いません。出来ることは「仕事の斡旋」「各国の情報」「港の位置の情報」。
仕事の斡旋では、交易名声と海賊名声を上げることが出来る、幾つかの仕事を請け負うことが出来ます。手紙配達はお手頃。海賊退治は自分の戦力と、商品輸送や商品購入は船の容量と相談。借金取り立ては、人探しがちょっと大変ですがお手頃に海賊名声が稼げます。アル以外の主人公なら、借金持ち逃げなんていうテクニックも。。。
各国の情報は、どの国がどの国を狙ってるとか教えてくれるんですが、あんまりあてになりません。港の位置は、その港の場所を適当な緯度経度で教えてくれるだけで、正直なんの利用価値もありません。仕事の斡旋を受けないなら行く必要はあんまりない場所。
・アイテムショップ 利用頻度:C 〜 B
色々なアイテムを売ってくれるところ。ある港とない港がありますし、港によって売っているものが違います。出来ることは、アイテムの購入と売却。
最強の暴風雨対策アイテム「聖なる香油」は、遠洋航海の必須品といっていいでしょう。バルセロナやボルドーに売っています。
ネズミを防止する「ネコイラズ」ないし「ネコ」も出来れば備えておきたいところ。壊血病を防止する「ライムジュース」は、正直余程の遠距離航海でないと使いませんが、代替品はないのでスケジュールに応じて買っておきましょう。
冒険に出るなら、視界を広げてくれる「望遠鏡」は必須アイテムに近いです。遠くの集落もチェック出来るようになります。リスボンやセビリア、アムステルダムなど、多くの本拠地で売っています。海戦で一騎打ちを考えるなら武器や防具もそろえておきたいところ。リューベックやコペンハーゲンが武器防具職人の本拠として有名です。
一方、港によっては秘密のアイテムを売ってくれることもあるようです。午前2:00〜2:40という、ごく限られた時間にアイテムショップにいくと…?
・占い師 利用頻度:C
ちょこちょこある施設。夕方にしか開いておらず、「人生運」「仕事運」「恋愛運」「仲間運」を占ってくれます。
人生運は結構重要で、このゲーム「運」のパラメータが隠しパラメーターで、確認するには占ってもらうしかありません。「なんという強運…」と言われたら運がマックスということで、暴風雨に会いにくくなったり発見物を見つけやすくなったり、色々といいことがあります。
仕事運は次のレベルまでの必要経験値、仲間運は仲間の忠誠度を教えてくれます。恋愛運はその港の酒場女との親密度を教えてくれるだけでほぼ無意味です。
・教会/モスク 利用頻度:C
キリスト教圏だと教会、イスラム教圏だとモスクですが、出来ることは「祈る」「寄付」で同じです。
「寄付」はかなり重要で、基本的に「運」を上げる為には寄付するしかありません。しかも、所持金額の大きな割合を寄付すればするほど、一度の寄付で上がる運も大きい仕様です。銀行を上手く利用すると…?
運が下がる要素は基本バッドイベント(幽霊船)しかありませんので、一度運をMAXにしてしまえば利用する機会はあんまりありません。
・邸宅 利用頻度:C 〜 A
色んな有力者が住んでいる邸宅です。町によって役割も違えば重要度も違います。
冒険者にとっては、「コレクター」「地図工房」と契約すると、利用頻度がぐんと上がるでしょう。発見物を報告したり、地図を報告することで名声と報奨金を稼ぐことが出来ます。
技能を教えてくれる有力者もいます。測量スキルを教えてくれるナポリのジュリアーノ教授、砲術を教えてくれるハンブルクのウォルフガング先生が有名。
・王宮 利用頻度:C 〜 B
各国の首都に存在します。勅命を受けたり、勅命を報告したり、免税証や私掠許可証を発行してもらったりできます。
名声を上げると、自国の王様から呼び出しを受け、色々な勅命を受けることがあります。勅命を達成すると爵位が上がり、色々な優遇措置を受けられるようにします。とはいえ、海賊に狙われるようになるといったデメリットもありますので、特に冒険家組は慎重な判断を。一部のキャラクター以外は、基本爵位を取得しなくてもゲームはクリア出来ます。
免税証は交易で大きな利益を上げる時にはあると非常に便利。私掠許可証は海賊名声が上がりやすくなるメリットもあるのですが、自国と仲が良い国を襲いにくくなるなどデメリットもあります。
資金援助や船舶援助は正直あんまり意味がないような…。どうせならもうちょっとどかっと援助して欲しいところですよねー。
施設とは違うのですが、港には様々な通行人が存在します。
・その国の言葉で挨拶をしてくれる通行人
・何故か欠かさず造船所にある中古船を教えてくれる女性
・その港の特産品を教えてくれる老人
・Bowwww!と唸ってくる犬
あたりが定番のオプションですが、他にもちょこちょこ、小ネタや独自情報を喋ってくれる通行人が存在します。正直話しかけなくても別に問題は出ませんが、気が向いたら話してあげてください。
ということで、港の施設について解説してまいりました。次回は、交易や冒険についての解説にシフトしていきたいと思います。
普通港湾施設と聞けば「ドック」と思うのですが、「ドック」じゃなくて「ドッグ」と濁るんでしょうか?
大航海時代IIは面白いですよ!!
愛が溢れていますね。大航海時代好きの私としては、嬉しいですが。イスラムの町bgmは最高だと思います。