そういえば昨日は20,Novemberでしたね。
初代ビートマニアの稼働が1997年だったので、今年は20年目の11月20日ということになります。あれから随分時間が経ったものですね。
毎年私は、この時期になると思い出したようにPS版のBeatmania 2nd mixと専用コントローラーを引っ張り出してきて、一通りの曲を遊びます。3rd mixのsuper high wayで早くも挫折したなんちゃって音ゲーマーの、まあ一種の儀式のようなものです。
初代ビートマニアが登場した時の衝撃は、今でもよく覚えています。当時の私は、主にGダライアスに血道を上げながら時折マジドロ3やジャスティス学園で気分転換をする、といったムーブをしていた筈なのですが、ゲーセンに突如登場したデカい筐体、それまでのゲームとは全く雰囲気の違うBGM、その反面ゲーム自体は直感的で実に分かりやすく、なんかものすげえゲームが出たなーと思ったことを覚えています。
ビートマニアは、「なんだかよくわからないけれどとにかくかっこいいゲーム」でした。「遊んでるだけでかっこいい」「遊んでること自体がかっこいい」とでもいうべきでしょうか。それくらい、あの5鍵のコントロールパネルと、デカいモニターに流れるノーツ、そして真ん中の画面のアニメーションのインパクトは凄かった。パラッパラッパーに触れておらず、音ゲーといえばいきなりミュージシャンとオトッキーくらいしか知らなかった私には、Beatmaniaはものすげえ新機軸のゲームに見えました。
覚えてらっしゃる方もいるかと思うのですが、97年、98年からしばらくは、Beatmaniaには毎回行列ができていましたし、行列に並ばないギャラリーも山ほどいたのです。当時は、初代のラスボス曲であった20,Novemberを普通にクリアしただけでギャラリーから拍手が起きていましたし、それは2nd mixが出てからも暫くは続きました。
しんざきは、Beatmania初代は(余りに人が大量に並んでいたから)殆ど出来ていないんですが、その続編、Beatmania 2nd mixについてはそこそこ遊びました。Ska a go goまでは死にそうになりながら制覇して、3rd mixでnine secondsやsuper high wayに押しつぶされて挫折した、それがしんざきの短いBeatmania歴です。
本記事では、Beatmania 2nd mixで、特にやりこんだ曲についてなんとなく語ってみようかと思います。全曲書くわけではないです。
〇STAGE1
・jam jam reggae (Funky jam Cookie mix)
初代から存在するjam jam reggaeのmix版です。しょっぱな無音でノーツが落ちてきて、一つ目のノーツを叩いた瞬間に曲が始まるという構成が印象的です。定番のヒゲ親父がチャームポイント。
STAGE1の4曲の中では、間違いなくノーツ数も難易度も一番で、初心者が間違えて選択してしまうと詰む系ステージだと思われます。ただこの曲、リズムも軽快だし手の動きも面白いし、ある程度慣れてからの「俺叩けてる」感が凄くって一面の曲では一番好きなんですよねー。名譜面だと思います。
・Beginning of life
ambient。正直、曲自体はそこまで好きってわけじゃないんですが、ノーツの判定が緩く、一面の曲の中で一番パーフェクトを取りやすいっていう点で、点数を狙う時はこの曲ばかりやっていたので頭にしみついています。ターンテーブルがあるu gotta grooveよりこっちの方が遥かにパーフェクト取りやすかったです。
PS版の2nd mixって、先の方のstageで遊べる曲が、その前のstageで取れた点によって変わってくるんですよ。確か一面で90000点とらないと二面でKonamixが出てこないんですよね。この曲からKonamixにいくのが個人的な定番コースでした。
〇STAGE2
・Do you love me?
バラード。星は2なんですけど、個人的にはとても二面の曲とは思えないくらい難しかったです。譜面も難しいし、なんかやたら判定厳しいんですよね。星4のKonamixはおろか、うっかりすると三面のミニマルテクノよりこっちの方が苦手だったりしました。これ絶対難易度詐欺だろ感。
メロディは凄くいいと思うんですけどねー。途中のキーボード連打パートとか好きでした。
・Salamander Beat Crush mix
Konamix。後のシリーズでも連綿と続く伝統です。やはり出だしの沙羅曼蛇が素敵という他ありません。
stage3でミニマルテクノをプレイするには、konamixでは80000点以上取らないといけないんですよね。何故かこの曲が個人的に一番得意だったので、stage2では大抵konamixを遊んでました。後半のずらし押し懐かしい。
〇STAGE3
・OVERDOSER (Driving Dub mix)
大好きな一曲です。リズムも楽しくノリもよく、とにかく叩いていて面白い。ノーツはすごーーく多いんですけど、変則パターンがある訳ではないので、数パターン叩けるようになればその組み合わせで大体最後までいける、という点も中級者に優しい局でした。あと判定自体houseより甘い気がする。
後半、次から次に振ってくるパターンをパターンごとに処理する、という感覚が、自分がシーケンサになったみたいでとても楽しい。最終面でRAVE (2nd MIX)を遊びたい時は、houseの条件がやたら厳しいので大体この曲を選んでました。
・20, november(single mix)
動画は記事冒頭。言わずと知れた名曲中の名曲。なんだかんだで、当時Beatmaniaの看板といってもいいくらい知名度が高かったと思います。
やはり中盤と終盤のボーカル + オルガンパートが登竜門でした。それに先立つ十六分連射、あれ上手く叩けた時の爽快感がヤバい。今の難易度から見ると笑っちゃうような譜面なんでしょうけど、当時はアレで十分難しかったんだよ!!クリア出来たら拍手が起きてたんだよ!!!
最後に一つターンテーブルで終わる譜面は、今見ても「完成度。」の一言しか言えないくらい完璧でした。11月20日すごい。
〇STAGE4
・Deep Clear Eyes
個人的には2nd mix最高の名曲。いやめちゃくちゃかっこよくないですかこの曲?
次から次へ落ちてくるノーツを必死に処理している間に、ふとどこかから聞こえてくる美しいオルガンパート、っていう感じの中盤がもう構成的にすごすぎる。その後のストリングのメロディまで含めて、譜面全部で聴かせる構成がもう物凄いと思うんですよ。今でも、Drum'n Baseっていったら取りあえずDCE、っていうくらい印象深い曲です。
・Acid Bomb
一方のハードテクノ。いや難しかった。めちゃくちゃ苦戦しました、この曲。多分skaよりクリアできるまでの時間長かったんじゃないだろうか。
いや、落ちてくるノーツはすごい単純なんですけど、リズムがガンガン可変して、しかも判定厳しくって、生来リズム感がない私にはGood出すのも一苦労って感じだったんですよ。刻むリズム自体はかっこいいんですけどねー。
後半の「タッタッタッタッタッタッタッタッタッタ…」って感じでずっと同じリズム刻む中他のノーツ叩かないといけない、みたいなところは今でも鬼門です。
・e-motion(2nd MIX)
初代から存在するraveのアレンジバージョン。よりメロディパートに寄った譜面を叩くことが出来ます。これもかなりのお気に入り。
元々のメロディもいいんですけど、メロディは変わらず叩く譜面のパートが変わる、という、「アレンジっていってもこういうアレンジの仕方もあるのか…!」的な衝撃がありました。終盤、左右に綺麗に分かれたドラムパートをバシバシ叩いていくのもお気に入り。
・Ska a go go
そして、恐らく全国のBeatmaniaプレイヤーは全員が全員初見で眼を疑ったであろう、皆大好きSKA a go go。言わずと知れた、という感じではありますが、軽快な裏拍とか、途中で急に曲のスピードが変わるギミックとか、色んな面で後々の音ゲーに与えた影響は物凄かったと思います。
特に最後の滝なんかは、「いやこれ人間が叩けるようにできてないだろ…何考えてんだコナミ…」以外の感想がなかったんですが、1鍵2鍵とそれ以外を分離するテクニックとか、覚えていくとなんか本当に叩けるようになっちゃって、音ゲーすげーーってなりましたね。いやsuper high wayで挫折したんですけどね。
ということで、がーーーっと書いて参りました。折角11/20だったので、ちょっと思い出語りでもしてみようかと思った次第で、それ以上の意味はあんまりないです。
今日書きたいことはそれくらいです。
ゲーマーはダサいものなので、これをプレイしているだけで自分がかっこよくなったようで誇らしかったものです(*´∀`)♪