皆さんお疲れ様でした。
いやー今回も楽しかったですね。
今回はがっつり朝開催だったので、一日楽しくドミったり色々他のゲームをやらせて頂いたりしたわけでして、スイスドローの結果についてはまた改めてゆるドミ告知ブログの方でも書こうと思うわけなんですが。
一点、今回プレイさせていただいた「文絵のために」がやたら面白かった、というかシステムのすばらしさに軽く感動したのでちょっと紹介してみます。
いやこれですね、ゲーム開始当初は全く勝利条件も分からないし敗北条件も分からないんです。
「文絵のために」は二人でプレイする協力ゲームでして、三つのシナリオがあります。第一のシナリオ「文絵のために」はヒロインの文絵の死を避けるために主人公が奔走するループもの、という程度の事前知識はあったんですが、どんなゲームなのかはよくわかりませんでした。
で、このゲーム、プレイする二人がお互いに「相手の手札」をもって、その手札を順番に渡していくんですね。で、その手札を使用するか、それとも裏向きにして握りつぶすかは各々のプレイヤーの判断に任される。この時、カードの中身や使用判断については、お互い話し合ってはいけないんです。
で、上で書いた通り、ゲーム開始当初は何をすればいいかよくわからない。色んなカードを使うと何が起きるかを確認しながら、本当に二人で手探りで、ゲームの敗北条件、勝利条件を推理していかなくてはいけないんです。
この加減が本当にものすっごい。「ループものアドベンチャーゲームのプレイ感」みたいなものが完全再現されてまして、一つ一つ、「これはフラグなのか?」「このフラグを立てるとどうなるんだ?」「このフラグは立てていいのか?」みたいなことを推理していくんです。
で、一回で文絵を助けられることってのはまずなくって、最初の内は大体失敗する。1ゲームは短くって、慣れるとせいぜい10~20分くらいで終わります。何度も失敗しながら、少しずつゲームの勝利条件を手探りしていく感覚が、まさにループものアドベンチャーゲーム。
ループものをアナログゲームで再現したゲームっていうと、他に「惨劇ルーパー」が思いつきますが、「文絵のために」はルール的にはずっとシンプルです。その代わり、一通りフラグの正体が分かってしまうと若干感動が薄れてしまう、という問題はあります。とはいえシナリオは三つありますし、何よりこれだけシンプルなルールでループAVGが再現できるのか…という感動がすごいので、これは一度味わってみられても良いのではないかと思います。
とにかく、ゲームを進めていくうちに分かっていく「そういうことだったのか!」感、また色んなループAVGのお約束をきちんと押さえている「分かっている感」は一見の価値あり。協力ゲーなんで、対戦ゲーが苦手な方にもおすすめ出来るかも知れません。ただ、アドベンチャーゲームについての最低限の経験はあった方が楽しめるかも。
その他、今回もしんざき長男が混ぜて頂いて色々遊んでいたんですが、なんか「テストプレイなんてしてないよ!」がやたら気に入ったようで、プレイしながらぴょんぴょんはしゃいでました。
ただこっちは私自分でプレイしてないんでちょっとコメントできません…横で見ている限りでは理不尽ゲーのような気がしたんですが、パーティゲーム的に盛り上がるゲームなんでしょうか。
まあなにはともあれ、今回も楽しかったですしまたやると思いますので、皆さんまた遊んでください。
今日書きたいことはそれくらいです。