「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」の大反響から考える
環境問題については、利権や国際関係も絡んで色々な勢力がぶつかり合っており、慎重に考えないといけない、とは思う。煽りも多いし。
世界の国がお金を出し合って国連にIPCCという研究機関を作り、そこで一括して研究しています。そこが発表している温暖化の影響は、「北極の氷が融けてもアルキメデスの原理があるから海水面には関係がない」、「南極の氷は温暖化すると増える」、「今後30年間の海水面の上昇は10センチぐらい(10メートルではない)」…などです。
ふむ。原著を読んでいないのがアレだが。
ちょっと気になったので調べてみた。っつか、折角のネットソースなんだから明示してくれればいいのに。
Wikipedia:IPCC
第四次評価報告書、というのが最新のデータの様に読める。
日本語訳もあるっぽい。
IPCC第4次評価報告書について
ここから気象庁訳(pdf注意!)が読める。
海面上昇の予測値に関しては17ページにある。シナリオ毎に水位上昇の予測幅の記述がある。下は0.18mから、上は0.59mまで。20cmから60cm、って感じか。大筋は合ってるのかな。ただ、今後30年というレートでの数字がどれか分からない。原文に当たってみないとダメかいな。
南極の氷については、23pのこれかな?
現在の全球モデルを用いた研究によれば、南極の氷床は十分に低温で、広範囲にわたる表面の融解は起こらず、むしろ降雪が増加するためその質量は増加すると予測される。しかしながら、力学的な氷の流出が氷の質量収支において支配的であるならば、氷床質量が純減する可能性がある。
頼むからHTML化してくれい。力学的な氷の流出っていうのは、氷床自体の重さによって海面へと流出するってことでいいのかなあ?
温暖化の被害については、海面上昇が云々よりこっちの方が詳しそうだ。
気候変動に関する政府間パネル(pdf注意!)
生態系と水資源については色々リスクがあってヤバいよ、って書いてある様にみえる(超絶適当)
取り敢えず気になった分について資料に当たってみた。メモ的に。致命的な読み違いがあったら指摘して頂けるとありがたく。
それはそうと、冒頭引用エントリ。
大学生を教育していると、いつも感じることがあります。まだ、若い彼らのことですから、「事実」を見る前に「感情」が働いて、事実をそのまま見ることができない場合が多いようです。本当は、最初に事実があって、それを解析し、それから自分の意見を作っていくのが順序(【事実→解析→意見→感情】ですが、最初に「あれはイヤだ」という感情が先走り、それから【感情→意見→解析→事実】と逆流してくるのです。
これについては、いつぞや書いた「扇動されやすい人」のモデルが当てはまる様な気もする。感情を喚起するところからはじめるのは煽りの技術。
ただ、「環境問題で煽られやすい土壌」というのはどこかの時点で形成されたんだと思う。課題。


