2020年03月18日

【十三機兵防衛圏 ネタバレあり】相葉絵理花さんの挙動を追いかけてみると色んな意味でエモ過ぎる件


【※※※当記事は、十三機兵防衛圏における核心的なネタバレを含みます】
【十三機兵防衛圏未クリアの方には、当記事を読むことをお勧めしません】

よろしくお願いします。まだ十三機兵防衛圏遊んでない方は是非遊んでみてください。面白いので。




ということで、以下、折りたたみます。


ということで、相葉絵理花さんの話を書きたくなったので書きます。めっちゃ普通にネタバレ書くんでご了承ください。

相葉絵理花さんは、何でそもそも鷹宮にくっついて探偵ごっこなんてしてたんだ…? ということがふと気になったんです。

言うまでもなく、相葉絵理花さんは鷹宮シナリオで登場して由貴ちゃんの捜査に協力したりしなかったりする、自称「ワトソン」です。ゆったりぽややんとした雰囲気と、のんびりした口調から放たれる名推理が彼女の魅力です。あとめちゃ美人。玉緒さんと見た目おんなじだけど。

そしてネタバレ記事なので遠慮なく書いてしまいますが、彼女の正体は二周前の和泉十郎のAI、通称「426」です。

相葉絵理花さんとして行動するに至るまでの、この周での和泉十郎の行動についてまずは簡単に整理してみます(事実誤認があったらご指摘ください)

・井田によってドロイドにインストールされる(セクター1)
・如月ドロイドを乗っ取って脱出(セクター1)
・関ケ原と遭遇。DD426を抑える薬を交換条件にセクター1から脱出(セクター1→セクター4)
・咲良高校に潜伏。BJを連れていた南を追いかけ回す(以降はずっとセクター4)
・咲良高校北校舎女子トイレにて、如月ドロイドの状態で玉緒ドロイドと遭遇、交戦。如月ドロイドは破壊されるが、玉緒ドロイドを乗っ取る
・女子トイレに隠れていたBJを一時的に機能停止させ、南に機兵起動コードを撃ち込む(同時に制御鍵の命令権を奪取したっぽい発言アリ)
・陸上部の部室でたまたま相葉絵理花に間違われ、以降は相葉絵理花を名乗る
・その後、鷹宮が南を探し回っているところで鷹宮に接触。以降鷹宮の「助手」として振る舞い始める

こんな感じかと思います。

まず基本的な部分で確認しておきたいのが、この時点で426の目的は何なのか?という話です。

426こと二週前の和泉さんは、怪獣の襲来を防ぐ為に、ここまでの周回で

・宇宙計画を妨害する為にテロ活動をする
・Dコードを持つ可能性がある人間を片っ端から射殺する

という行動をとって、どちらも失敗。これらの方針が見当違いだったことに気付いています。

で、この後のしっぽや柴Qの行動や発言を見ていると、機兵の機能を拡張することによって、怪獣との戦いをゲームのルールで行えるようにすることが彼の目的になっていることが分かります。「意識だけの犯罪者」での台詞でも「これから始まるゲームの準備をしていた」という発言がありますので、相葉絵理花になった時点で既にそれが目的になっていることは確実と言っていいでしょう。

また、鷹宮に対する森村先生からの「何度もコードが書き足されている」という言葉からは、鷹宮に対しても426が機兵操作に関するコード追加をしていたことが分かります。

また、これは緒方の脳内世界での話なんですが、制御鍵を持っている南を和泉十郎がかばって、「南がカギを持っていると知れたら南がどうなるか」という発言をしています。これは、かつて自分が誤った方法として選択してしまった「Dコードを持つ人間を全員殺す」という方法が再び取られることを、セクター0に残っていた和泉の人格が危惧していた、と考えることが出来るでしょう。

となると、「何故相葉絵理花は鷹宮にくっついていたのか」という疑問に対する答えは、

・鷹宮に機兵に関する追加コードを撃ち込む為
・咲良高校内で聞き込みをして回る鷹宮の行動が、さり気なく他の適合者(や森村たちの行動)を監視するのに都合がよかった
・後のしっぽとしての行動の準備をしていた?
・制御鍵を持っている南の安全を気にしていた為、南を追いかける鷹宮と一緒に行動していた?
・鷹宮が井田たちともつながりがあった為、井田の行動もついでに監視出来た?

当たりが本命かなーと考えるところではあります。

ただですね。

そういう理屈を一旦置いておいた上で、「中に入ってるのが426」という視点でもう一度相葉絵理花さんの行動や言動を見ていると、この人本当にめっちゃ楽しそうなんですよ。なんていうか、すげー純粋に「探偵ごっこ」を楽しんでる、ように見えるんです。

「鷹宮さんがホームズで ワトソンは私相葉絵理花 エリカと呼んでください」

とか、

「犯人はきっと悪いヤツです」

とか、

「犯人は女子トイレに相当恨みを持つ人物です」(※女子トイレを破壊したのは如月ドロイドに入っていた426本人)

とか、

「聞き込み…なんていい響き」

とか、

いちいち発言が超楽しそう。こいつノリノリやな、と思わざるを得なかったんです。冒頭挙げたかわいらしい仕草とかももう超女子高生してる

「風が気持ちいいですね」とか、「こんないい場所独り占めにしてたんですね」といった鷹宮を羨ましがっている発言も、あながち演技や冗談とは思えない。

考えてみると、426って二回もループを経験しておきながら、まともに学校生活を送れたのって一周目のほんの一時期だけで、あとはずっと森村とのサバイバルやら、破壊工作やらなんやらドンパチやってたわけじゃないですか。基本超殺伐とした人生しか送ってなかったわけです。

そんな彼にとって、まっすぐで裏表がない性格の鷹宮と、学校生活を送りながらの探偵ごっこというシチュエーションは、実は本当に貴重で、心から楽しめる時間だったんじゃないかなあ、と。

そうして考えると、「自分はワトソン」という相葉絵理花さんの発言も、ずっとほぼ一人で突っ走ってきた426が、ものすごーく久しぶりに「あくまで誰かを立てる第二人者」でいることが出来た時間なのかもなあ、と。

過酷な生活を送ってきた和泉十郎の、ほんのわずかな休み時間。そう考えると、相葉絵理花さんの行動超エモくないですか?

重要なところとして、426が相葉絵理花を名乗ってるのって明らかに「偶然」なんですよね。たまたま長期入院していた子がいて、たまたまその子に間違われたからそう名乗っただけ。計画通りでもなんでもないですし、なんならすぐバれてもおかしくない。それは426本人にもわかっている筈なんです。

本当に偶然手に入れた平和な時間を、まるでボーナスタイムとして楽しんでいるように思えるんですね。

その上で鷹宮に自分の正体を見破られた場面とか見てみると、

aiba01.jpg

この「あーあ」とか、結構マジで残念だったんじゃないかなーとか思ったりするんですよ。和泉さんもっと鷹宮との探偵ごっこを楽しんでいたかったんじゃないかなー、とか。エモい。

この直後、玉緒ドロイドに入った426は窮地に立たされ、本当に危ういところでこの世界の十郎と接触、以降は「柴Q」と「しっぽ」として行動するわけです。

玉緒ドロイドとしては流石に消滅を覚悟したっぽい発言もあったりして、けれど和泉さんのおかげで最終決戦に勝利出来たわけで、和泉さん消えずに済んで本当に良かった。

ということで、相葉絵理花さんは素でも非常に可愛いし、中身を認識した上で行動を追いかけても超エモいですね、という話でした。よろしくお願いします。

今日書きたいことはそれくらいです。
posted by しんざき at 12:27 | Comment(0) | レトロでもないゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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