先日までの日記を読んでくださっていた方はご存じかと思うのですが、一昨日、よーーーやくOuterWildsをクリアしました。
プレイ時間は40時間弱、一応攻略サイトや攻略動画は一切見ずに、なんとかエンディングまでたどり着けました。
いやーーーーーーーーーーーーーーー。
良かった。
超面白かった。普通のゲーム三本分くらいの体験は余裕で出来た。
いや、前も書いたんですけど、私、「絶対俺はこのゲームを楽しめる筈だ……!!!」とずっと思ってたんですよ。殆ど情報は仕入れませんでしたけど、何人かから強力なプッシュをいただいたり、後は漏れてくる気配みたいなもので。
ただ、ゲーム開始当初、操作の感覚があまりに自分の体感にそぐわなくって、一度挫折しちゃってたんですよね。私自身に一人称視点のゲーム経験が殆どなかったことも原因だと思うんですが、とにかく「自分のいる位置」と「ゲームをやっている時のプレイヤーの位置」が合致しなくって、謎解きや攻略以前に操作感の部分で「無理だ……」となってしまった。それが本当、残念で残念で。大げさな言い方をすると、ある種の怨念みたいなものが自分の中に残ってしまっていたんです。
一度積んでしまってから一年半くらい経ったんでしょうか?つい先日、PCを新調したことを契機に「今度こそこの世界を攻略してやる……!」と一念発起、それから二週間程度、本当に濃厚な時間を過ごさせていただきました。誇張抜きで、ゲーム人生の中でも有数に濃い経験だったと思います。
まずはネタバレなしの、「取り敢えず一回クリアした時点での感想」を箇条書きにしますと、
・「宇宙を一つここに置きました」という感じの圧倒的なスケール
・とにかく、いわゆる「攻略の導線」のようなものが本当に一切なく、ただそこには「宇宙で起きている種々の事象」のみがあって、プレイヤーはそこを勝手に探し回るだけ
・それでちゃんとゲームとして成立していること自体がものすごい
・「未知」が段々と「既知」に変わっていく過程というか、「見知らぬ場所を探検している」「そこにちりばめられた知識を少しずつ紐解いていく」という手探り感が、本当に鳥肌立つほど面白かった
・遺跡をめぐって、「かつてここでどんなことがあったんだろう?」と想像するだけでもものすごーーーく楽しい
・操作感については、やはり慣れるまでに相当時間がかかった。「自由に動かせてる」と感じられるようになるまで10時間くらいはかかったかも知れない
・ただ、探索自体は、自動操縦と速度同期のやり方だけ覚えれば最低限はいけるなーと思った
・キーワードの一つは「手探り感」だと思う
・情報が少しずつそろって、点と点がつながって線になって、それが段々と絵になっていく快感がすさまじい
・遊んでいて十分「衝撃」や「驚き」はあるんだけれど、ただし「ある時点でぱーっと目の前が開ける」ようなことはあんまりなくって、最後の最後まで「自分で考えて点と点を線にしていく」という行動を求められる
・ただ、それ故に、攻略にはかなり積極的なスタンスでゲームにかかわることを求められるかもなあ、とも感じた
・「仮説と検証」がまるまるゲームになった感じで、自分で「仮説」を立てた上で、その検証を意識しながら遊ぶことによって、最大限ゲームを楽しめるような気がする
・まあそこまでしなくても十分楽しいんですけど
・「鬼畜難易度」という話もちらっと聞いていたが、謎解き自体の難易度は鬼畜とまでは言わないかもしれないな、と思った
・少なくとも、「ヒントと攻略の紐づきの分かりやすさ」という点でいうと、LA MULANA辺りよりは遥かに良心的だと感じる
・とにかく、いわゆる「攻略の導線」のようなものが本当に一切なく、ただそこには「宇宙で起きている種々の事象」のみがあって、プレイヤーはそこを勝手に探し回るだけ
・それでちゃんとゲームとして成立していること自体がものすごい
・「未知」が段々と「既知」に変わっていく過程というか、「見知らぬ場所を探検している」「そこにちりばめられた知識を少しずつ紐解いていく」という手探り感が、本当に鳥肌立つほど面白かった
・遺跡をめぐって、「かつてここでどんなことがあったんだろう?」と想像するだけでもものすごーーーく楽しい
・操作感については、やはり慣れるまでに相当時間がかかった。「自由に動かせてる」と感じられるようになるまで10時間くらいはかかったかも知れない
・ただ、探索自体は、自動操縦と速度同期のやり方だけ覚えれば最低限はいけるなーと思った
・キーワードの一つは「手探り感」だと思う
・情報が少しずつそろって、点と点がつながって線になって、それが段々と絵になっていく快感がすさまじい
・遊んでいて十分「衝撃」や「驚き」はあるんだけれど、ただし「ある時点でぱーっと目の前が開ける」ようなことはあんまりなくって、最後の最後まで「自分で考えて点と点を線にしていく」という行動を求められる
・ただ、それ故に、攻略にはかなり積極的なスタンスでゲームにかかわることを求められるかもなあ、とも感じた
・「仮説と検証」がまるまるゲームになった感じで、自分で「仮説」を立てた上で、その検証を意識しながら遊ぶことによって、最大限ゲームを楽しめるような気がする
・まあそこまでしなくても十分楽しいんですけど
・「鬼畜難易度」という話もちらっと聞いていたが、謎解き自体の難易度は鬼畜とまでは言わないかもしれないな、と思った
・少なくとも、「ヒントと攻略の紐づきの分かりやすさ」という点でいうと、LA MULANA辺りよりは遥かに良心的だと感じる
・とはいえ苦労するところは十分苦労した
・総合的に考えると100点満点から操作感でマイナス15点した後その他もろもろのわくわく感や攻略している時の快感を足すと最終的に1200点になりました、くらいの評価にはなると思う
・なにはともあれ超楽しかったです
・まだDLCが手つかずで残っているのが幸せ。これから遊びます
・総合的に考えると100点満点から操作感でマイナス15点した後その他もろもろのわくわく感や攻略している時の快感を足すと最終的に1200点になりました、くらいの評価にはなると思う
・なにはともあれ超楽しかったです
・まだDLCが手つかずで残っているのが幸せ。これから遊びます
大体こんな感じです。よろしくお願いします。
あとは、遠慮なくネタバレを放り込んだ感情全部盛りの感想と、終盤の展開についての個人的な解釈ですので、未クリアの方にはこの先を読み進めることをお勧めしません。ご注意ください。
・アンコウ
・ゲーム中一番苦労したのは間違いなく南部観測所までの道のり
・というか、途中まではずっと「自分は量子知識の塔を目指しているんだ」と勘違いしていて、「ここが南部観測所だったのか」と気づいたのはたどり着いた後だった
・宇宙の眼にたどり着いた後の展開はもう一意に定まるようなものではなくって、そういう意味で「アドベンチャーゲーム」なのは灰の双子星プロジェクトまでで、それ以降は「エンドクレジットの前置き」なのかもしれないなあ、と感じた
・あるいは、ゲームとしての攻略は「自分が納得するまで」なんだ、と言うべきなのかも知れない
・その点、自分にとっての「謎解き」は「太陽ステーションまで」であって、それ以降は検証フェーズだった気がする
・ただ、まだ見落としは山ほどあるだろうなーとは思う
・というか湖底の洞窟まだ行けてません
・アンコウ
・量子の月ではマジで「は????????????????????????」ってなった
・Solanumがとてもけなげかつ可愛い
・というかNomaiの描かれ方が本当に凄まじ過ぎる
・知的で誠実で忍耐強くて、けれど知的好奇心の為にはガチでヤバいことでも平気で手を出すNomai、本当に愛おしいし最後に彼らが辿った道筋を考えると涙腺ゆるっゆるになる
・途中まで「これ、主人公はNomaiに利用されてるんじゃないか……?」とか思ってしまったの力いっぱい勘違いで申し訳ない
・「我らの好奇心は君とともに旅をする」という台詞大好き
・「多分、私の旅は終わったんだと思う」という台詞も、滅茶苦茶好きなんだけど滅茶苦茶悲しい
・それだけに、最後のSolanumの言葉が「私たちは旅の終わりに着いたんだと思う」になってたのは本当に素晴らしい
・「私」じゃなくて「私たち」なんですよ、エモすぎませんか?
・「旅が終ったと思っていたSolanumにほんの少しだけ続きがあって、Hearthianとしての旅を始めたOuterWildsVenturesと一緒に、Nomaiの代わりに宇宙の眼にたどり着いた主人公の旅の終わりに立ち会う」という展開、胸が熱くなる以外の反応のしようがない
・知的なのになんだかんだで仲悪い人たちは仲悪いNomaiのやり取り本当好き
・PyeとIdaeaのトゲトゲしたやり取り、「サボテンか」って感じ
・Yallow心労の余り胃腸壊してそう
・AvensとMallow爆発しろ(した(軌道探査砲が))
・「パワー全開にしちゃおうぜ!!」とかノリノリになってるAvens夫妻大好き
・OuterWildsVenturesの面々もいい味出し過ぎている
・特にGabbroの怠け者具合と達観さがとても好き
・「あいつが寂しがってないといいんだが」って台詞、ゲーム中でも一、二を争うくらい好き
・空中都市のBGM大好き
・というかBGM全体的に死ぬほど良いんだけど、特に最後の合奏は本当にもう「最高」以外の言葉がない
・楽器を集めるときも、それぞれの状況に沿った集め方になってるのいいですよね(Chertは太陽観察、RIEBECKは脆い空洞オマージュ、Gabboroはハンモック、Feldsparはアンコウ)
・「手探りから徐々にはっきりしたものが見えてくる」っていうゲームの展開自体をなぞっているエンディングの展開、「やられた」以外の言葉がない
・アンコウ
以下はエンディングについての個人的な解釈。
まず、私自身は、Nomaiも推測していた「宇宙の眼には意思があるかもしれない」というのが正しいのかなーと考えています。
事実として、
・宇宙の眼にたどり着いたのは主人公だけ
・量子の眼の中では、主人公の体験に基づいているとしか思えない展開があった(博物館の展示、登場人物、人物たちとの出会い方、Solanumとの会話など)
・一方、主人公には(推測は可能だけど)知りえないと思われる情報も、博物館などにあった(宇宙の果ての星系、Nomaiが滅んだ原因、太陽の爆発過程など)
→主人公視点と宇宙の眼視点のミックスが行われている
宇宙の眼が「宇宙そのものよりも古い」ということは、現在の宇宙の創造時にも宇宙の眼が関わっていた、ということもかなり確度が高そう。
となると、恐らく以前の宇宙でも今回のエンディングと同じようなことがあって、「前の誰か」が宇宙の眼にたどり着いた結果、前の宇宙の終わりと同時に現在の宇宙が創造されたのかなあ、と。
ということは、今の宇宙の眼の意思も「前の誰か」の意思なのかなあ、と。
その「前の誰か」が、「宇宙は終わった(けれど君はたどり着くべき場所にたどり着いた)」ということを主人公に伝えるための手段があのエンディングだったんじゃないか、というのが私の解釈です。
エンディングで起こったことが「次の宇宙の創造」だったとすると、エンディングで行われたのは「今の宇宙の眼と主人公の代替わり」だったわけで、Nomaiの言葉にあった「宇宙の眼の自己表現」なんて言葉も考え合わせると、エンディング自体が主人公と宇宙の眼の「合奏」だったのかも知れないなあ、なんてことも思うのです。
感想ここまで。
まだまだやり残したことは山ほどありそうなので、DLCやる前に続きしてきます。とりあえず湖底の洞窟たどり着こうな?