こちらの記事を拝読しました。
この記事の内容自体は、fujiponさんの心象として100%正しいものであって、そこについてとやかく言うような話でもないのだろうなーと思います。
そもそもお前は人の記事についてとやかく言える程の者なのか、と言われれば「違いますごめんなさい」としか言いようがなく、昔から適当なことしか書いてないし最近も適当なことしか書いておらず、特に先々月から先月にかけてはほぼOuterWildsの話しかしてません。そんなもんですよね。OuterWilds超おもしれえな。
正直なところ、「もう読んでくれる人がいなくなって、話題にも、お金にもならない『ブログ』というもの」に、僕は限界と虚しさを感じてはいるのです。
その一方で、それでも書き続けているというのは、結局、「好きだから」なんだろうな、としか言いようがない。
ただ、ここについては本当に素晴らしいし心から共感出来るなーと思っていまして。
放言承知で言うと私、昔から「お金儲け先行で個人の考えというものが見えないブログ」というものが余り好きではなく、ブログが読まれないし儲かりもしないものになってそういうブログが減るなら決して悪いことばかりでもないな、とは思っちゃうんですよ。
記事を書くのも大変、書いてもそれ程たくさんの人に読まれるわけでもなく、お金なんか一銭も儲からない。そういう状況で敢えて書かれるブログって、本当に「好きだから」でしか書かれ得ないものであって、それこそ自分が書きたいし読みたいものだなーと。
いみじくもfujiponさんはこうも書かれていて、
「人は、面白いものか役に立つものしか読まない」
これは長年のインターネット生活で僕が得た教訓なのですが、もうひとつ「叩いて自分が優越感に浸れるもの」をこれに加えるべきなのでしょう。
お手軽インスタントに憤りポイントと優越ポイントが稼げるような記事も、ひとつには「それが注目されるから」「それが収益につながるから」量産されるのであって、いっそその辺が全部燃え尽きて完全な焼野原になり、ついでにもうちょっと見通しが良くなったりはしないかな、とも思っているのです。
まあ、現実はまだそこまでの状況に至ってはいないようで、Googleの検索順位はインスタント記事に攻略され切っているし、今でもはてなの人気記事とかインスタント煽り山盛りな感じですけど。これがなんとかなる日ってくるのかな、と思うと、その前にseesaaがブログサービス停止する方が早いような気もします。引っ越し面倒くさいからseesaaさんにはぜひ頑張って欲しい。マジで。
そもそも個人ブログが「注目される」時代ってそんなに長かったかな、という思いもあって、はてなで手斧投げ合ってる特異点みたいなものを除くと、やっぱり結構早いうちから「アルファブロガー」みたいな言葉が出てきて、割と「すごく強い人たちとその周辺」みたいな構図にはなってたような気がするんですよね。一部のきらびやかな場所以外は、やっぱり「よくわからない人が良くわからないことをしている謎の日陰文化」みたいな匂いがブログにはあって。ブロゴスフィアとか、ブログ空間とか、そういうかっこいい言葉の方がむしろ個人的には落ち着かなくって。
アルファでもベータでもガンマでもない自分としては、そこから出発したものがそこに戻るなら、会計としてプラスマイナスゼロであって、それほど悪い話でもないのかも知れない。そんな風にも思うのです。
以下は、ここしばらくの「ブログいまむかし」についての個人的な心象です。
先に前提から書いてしまうと、昔からこのブログって(seesaaさんが勝手に自動表示する広告以外は)広告表示してなくって、たまに画像紹介ついでにamazonのリンク張る時以外は、一切収益を発生させてないんです。その割にスマホで表示するとクソウザい広告が山ほど出てくるんで、あれだけはどうにかならないかと思ってるんですけど。でもseesaaさん頑張って欲しいから我慢する。
その点では、「収益減った……」「割に合わない……」というモチベ―ションの減衰要因とも、私個人は無縁でいられるので、ブログに対するスタンスというのも昔からそれ程変わっていないような気がします。
つまり、書きたい時は書くし、書きたくない時は書かない。
「この話題あんまり触れたくないなー」と思う機会は昔より増えたように感じはしますが、それは書き手としてのスタンスというよりは私個人の感性の変遷なので、これも悪いことではないように思います。
だから、読みたい人が読みたい話題の時に読んでくれればいいし、しょうもない話題にも反応してくださる人にはつくづくありがたさしか感じないなあ、という話なのです。
全然関係ない話なのですが、高校時代に自然気胸でひと月近く入院したことがあって、その時友人が差し入れてくれたB'zの「RUN」が本当にかっこよくて好きな曲ばかりで、今でも個人的なベストアルバムの一つになっています。「人間なんて誰だってとても普通で 出会いはどれだって出会いはどれだって特別だろう」って言葉、今でも滅茶苦茶好き。
今日書きたいことはそれくらいです。