最初にこの記事についての概略を書いてしまうと、
・超面白かった
・なによりこのゲームを完成させたということだけで開発チーム全員に最大限の経緯をささげたい
・最初は「難し過ぎん?」と思っていたけれど、やってる内に「これ難易度の上げ方の丁寧さが半端じゃないな……」と思った
・祠にせよダンジョンにせよ、「最初の方で導けた解が、次の問題で応用出来る」「試行錯誤のステップが徐々に上がっていく」というように丁寧に丁寧に作られている
・けど難しいもんは難しいと思う
・謎が綺麗に解けたときの爽快感はすさまじい(ただし、「これ、この解き方で良かったんか???」ってことの方が多い)
・それだけのゲームの懐の広さについてはもう言うまでもないんだけど、つくづくこれテストすんの正気の沙汰じゃないくらい大変だったろうなと思う
・ただ、個人的にやっぱ「暗さ」が苦手なのは間違いなくって、暗い場所は全体的にストレスが溜まりがちだった
・おかげで地底をまだあまり探索出来ていない
・神殿も暗い場所が多くて、謎解きと関係なく「視認性が悪い」というところでどうしても引っかかってしまった
・アカリバナの種何百個あっても足りなくない?(採掘装備で多少マシになるとはいえ)
・ラスボス戦がとにかく衝撃的だった
・エンディングがもう最高だった
・総括すると超面白かった
・まだ全然遊びきれていないのでちまちま遊び続けます
以上です。よろしくお願いします。
さて、書きたいことは最初に全部書いてしまったので、あとはざっくばらんにいきましょう。ここからネタバレも入ってくるんで気を付けてください。
一応折りたたみます。
まず、ガノンドロフ戦!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これがもう本当に本当に素晴らしいというか衝撃的だったんですが、なにより「相手もジャスト回避してくる」というのが個人的にもう衝撃的過ぎたんですよ。マジか!?!?!!??!そこはプレイヤーだけの特権じゃなかったんか!?!?!?!?ってなりました。
前作の厄災ガノンと違って、今回のガノンドロフはちゃんと人格も分かるし喋るし威厳もあるけどやってることはどストレートな悪役で、非常にラスボス感にあふれていたんですが、それよりなにより「相手も自分と同等以上の達人」ということが、まさかのシステムで表現されていたことに驚愕しました。こっちが普段通りジャスト回避からラッシュかけようとした瞬間、「ぶわっ」って音がして相手がジャスト回避した時、ほんとーーーーーに鳥肌が立ちましたよ。
ライネルだろうとファントムガノンだろうと、慣れちゃうと結局「まあジャスト回避からラッシュ繰り返してればいけるやろ」にはなってしまうので、「システム上の楽勝さ」をいきなりガン否定された時点で「こいつやべえ」と心の底から思いました。いやーーー、この点、今までのゼルダシリーズ全て眺めても、ここまで「ラスボス戦の危機感」が強烈だった作品なかったかもしれません。
更にそれに加えて、瘴気回復料理作り溜めを完全に忘れてて、事前の魔物ラッシュでハート殆ど割れちゃって、ほぼハート3つでの勝負を強いられたのが滅茶苦茶ヒリヒリしました。妖精捕まえといてよかった。
そしてエンディング、これまた「最初のオープニングでつかめなかった手を、最後の最後にもう一度掴みなおすのか……!!!!」ってなって、「手をつなぐ」という本作のテーマを最前面に押し出したスタッフロールも含め、もう心の底から感動してしまいました。ゼルダを追いかけてダイビングするところ最高過ぎる。
ということで、最後の展開だけでもう個人的には満腹を通りこして二年分くらいのゲーム体験をさせてもらったような感じではあるのですが、それはそうと
「難易度の上げ方の丁寧さ」
についてはやっぱり職人芸だなーと思いまして、たとえば祠の謎解きとかも大部分は「三段構え」になってるんですよね。最初に「基本的な考え方」(例えば「トーレルーフを主に使うんだよ」とか)を提示されて、次に「それを前提にしてちょっと考えないといけない謎」を提示されて、最後に「テクニックを応用して頭を捻らないといけない謎」が提示される、というような。
しかもその謎の解き方は1パターンじゃなくて、むしろ自然に解いても人によって全く解法が違うという点、本当凄いとしかいいようがない。
プレイヤーが、ごくごく自然と「試行錯誤」を経験して、最後には自分からどんどんハマる構造が最初から用意されている。ここについてはもう手放しで絶賛するしかないと思います。
とはいえストレスを感じるところがなかったかというとそんなことはなく、むしろ遊んでいる時のストレスについてはかなり強めだったかもしれません……特に、今回どうも「暗い場所」というのが苦手で、しかもゲームのかなりの部分に「暗くて視認性が悪い」というギミックが組み込まれており、そのギミックを打破することも結構重要なゲームの内、という点だけはなかなか合わない点でした……
とはいえとことん遊んでみたくなるゲームだということは否定の余地がなく、BotWと同じかそれ以上の濃度をまだまだ楽しめそうですので、引き続きちまちま遊んでいきたいと考える次第です。よろしくお願いします。
今日書きたいことはそれくらいです。
暗い場所は、私もすごくつらかった、、、わたし、昔から視力が良いのですが、夜は日中とのギャップが強すぎて、少し前まで嫌いでした。けど、新聞配達してたら、分かって来ました。ほとんど見えなくてもわかります。ティアキンもそうしてくれてます。ゆっくりと眺めながら、地底の探索も楽しんで欲しいと思います。
これからも一緒に(?)楽しんでいきましょう。お顔も名前も存じ上げませんが、気持ちは同士です!