まず先に、BuffaloのUSBメモリが、戦慄すべき堅牢性を示したことについて。
ClipDrive64MB、Yシャツから取り出し忘れて洗濯機行き。ぐはぅあ。
洗濯したのにデータ消えませんでした。
何この詐欺めいたタフさ。
さて、それはどうでもいいとして。
ゴーストライター寄りマスコミのお話。いまさらの話題かも知れないが。興味がある方だけどうぞ。
新聞のヘッドラインや週刊誌の記事見出しが、実は記事の内容とエラい勢いでかけ離れてました、みたいな話はご存知な方も多かろう。まったくの嘘ではないんだけど、記事のニュアンスと比較するとなんつーか結構スレスレだよな、みたいな。
これは別に珍しいことでもなんでもなく、例えば電車の中吊り広告での見出しなど、「嘘ではない」というレベルで印象を巧みに操作するのはライターの腕の見せ所である。
広告から興味をもたせる為ということも勿論あるのだが、見る人の意識操作の為にも割とふつーに使われる手段である。新聞や週刊誌の性格にもよるが、少ない時でも一つ二つは大抵この手の「引っ掛け」がある。別に政治とかそーゆーアレな話題に関してばかりではない、ごくごく普通のテクニックなのだ。少し注意を払ってヘッドラインと内容を比較してみると面白い。
で、実は上記と似た様なことは、ニュースやドキュメンタリーなどのテロップ・字幕でも割と素で用いられていたりする。
例えばインタビューとか何やかやで、画面下の方に補足が出る。バラエティ番組で出演者がギャグを飛ばした時に、画面下の方に大文字が出る。いまさら何をと思われるであろうが、これがいわゆるテロップである。
まず、外国語の通訳字幕に関しては、普通に予想がつくとおり、割とひどいモンである。勿論局にもよるのだが、「意訳」というテクニックを縦横無尽に使ったニュアンスコントロール。リスニングの得意な人にとっては噴飯ものの字幕もたまーに出たりする様だが、やはり字幕が出ると咄嗟に読んでしまうのが視聴者の習性というものだ。ここから脱却するのは容易ではない。
ところで上記の「意訳」は、日本語の場合でも時折軽やかに用いられる場合がある。
多分そこまで頻繁な話ではないと思うのだが、ドキュメンタリーとか見ていると、たまーーにおいおいおいと思う場面がある。例えばモザイク付の人物Aが語る衝撃の事実。声が変調されていて分かりにくい。タイミングよく画面右側に表示されるテロップ、そちらに集中する視線、あれ、よく聞いてっと何か言ってることと違わねえか?
最近気付いた。これ、上で言うところの「嘘ではない範囲」のヘッドラインによる報道演出と構図が同じなのだ。気付かれて裁判沙汰になる程の話ではない、でもニュアンスはどー考えても操作入っている。どうなのよこれ、的な。
上述したが、別に日本語だろうと何語だろうと、字幕が出るとどーしても見てしまうのが視聴者の習性というものだ。当然のことながら私もそうである。お陰でたまーに罠にはまる。
ここは一発ぐぐいっと我慢して、テロップを見ないでテレビを見てみると、なかなか新鮮な視点が楽しめる様になるんではないかなーーと。そんなことを思いついた最近のしんざきな訳である。
思いつくに至った最近の経緯は敢えて伏せる。なんつーか、なあ。ねえ。
2005年08月09日

この記事へのトラックバック
映画の訳は時々「え?」と思うことがありますね。某戸田さんとかは酷い。特に歴史に詳しくないのに歴史映画は翻訳しないでくださいと言いたくなるほど。
マスコミは話題になる方向ばかり持っていきますからそれが真実とは限りません。今回の郵政民営化についても側面だけでメディアはかなり情報コントロールされている。
少年犯罪でよく「殺戮ゲーム好きだった」というのも偶然だったかもしれないのに、鬼の首取ったように報道しますしね。
そりゃそうと、字幕の洋画を見ていて、たまに聞き取れた英語と字幕の内容が一致すると、えらく賢くなったような気がするのは私だけでしょうか。
スポーツ新聞のヘッドラインはネタと考えるべきです(断言
>特に歴史に詳しくないのに歴史映画は翻訳しないでくださいと言いたくなるほど。
あー、アレですねー、素でその訳矛盾してんじゃんとか思う様な字幕がたまーに。取り敢えず吊り候補に挙げたくなる私は現在ステルス狼。
>郵政民営化についても側面だけでメディアはかなり情報コントロールされている。
やっぱりその話題はきますねー。あんまこのブログでは取り上げるつもりないんですが。ただ、首相の支持率上昇には、一部メディアは泡食ったでしょうね。夕刊フジ辺り、特に。
>Zhao師
>幕の洋画を見ていて、たまに聞き取れた英語と字幕の内容が一致すると、えらく賢くなったような気がするのは私だけでしょうか。
なかなか賢いですね。私は、たまーに意味を聞き取れる単語というと「アウチ」とか何かその程度の単語だけです。
あまり記憶にないや(ぉ
確かにさらっと嘘をまじえていると思うことが多々ありますね。
最近ではむしろそこに注目しながらニュースを見て、テレビ局の傾向を見ようとすることがあります。
昨日は「有権者が混乱するのではないですか?」という小泉首相への問いに、「混乱をとるか、改革をとるか」というテロップを入れてるのを見ました。
実際には「混乱ととるか、改革ととるか」と言っていたと思います。
小泉首相を独裁者にしようという魂胆が見え隠れ・・・。
テロップは怖いです。
大人はTVや雑誌の影響を受けてますな
ところで私は英語がわからんのに
字幕映画の音量を上げてしまう なんでだろう
デフォルトです(オ
>タクトさん
コメントありがとうございます。
>昨日は「有権者が混乱するのではないですか?」という小泉首相への問いに、「混乱をとるか、改革をとるか」というテロップを入れてるのを見ました。
またなんとゆーか、アレな感じですね。
ちなみに、小泉首相関係のそーゆーアレは、夕刊フジとかを読まれるのがオススメです。ちょっと電波を我慢すれば、かなりのステキワールドウォッチが楽しめます。
>めあ2さん
>大人はTVや雑誌の影響を受けてますな
しかも子供に対する影響よりも確実に悪影響な罠。
>字幕映画の音量を上げてしまう なんでだろう
字幕スーパーの英語とかでは、たまーに誤植探しみたいな楽しみが見出せることがありますね。