2008年04月22日
ふと気付いてみると中間管理職であったらしい私が思うこと。
良く考えてみると、どうも私は中間管理職らしい。色々と妙な立ち位置にいることはいるけど、改めて検討してみるとどうも中間管理職である様なのだ。ちょっとびっくりした。
私は単なるアプリ・DB屋であり、しかも怠惰な人間である。OracleやPostgresのことはまあそれなりに分かるが、人事や経営戦略のことなどさっぱり分からないし、第二人者でいられるんならそれに越したことはないよな、とも思っている。けどまあ、「ここでアタマやってね」といわれれば頑張るし、上司から無茶を言われれば弾き返しもする。
なんとかやっている。会議なんて出ないでコード書いていたいけど、まあ、なんとかやっている。
で、折角自分の立場に気付いたので、最近考えたことを折りに触れて書いていこうかと思った。
・部下の評価項目、というものが極めてウザい件。
どの辺が成果主義だよ、とか思った。
いや、なにやら年俸査定の為に部下評価なるものをごちゃごちゃとやらなくてはいけないのだが。「仕事の内容がどれだけ充実しているか」「服務規律を遵守しているか」くらいならまだしも、「部門の一員として適切に行動しているかどうか」とか聞かれても何のことだかさっぱり分からん。評価基準は一体どこですか。
そこまでならまだしも、「部署に対してどれだけの改善提案をしているか」とか、「会社への帰属意識について」とか、どうなんだ。何が悲しくて会社への帰属意識を評価対象にせねばならんのか。帰属意識なんて1ミリグラムもなくても、仕事さえちゃんとやってくれてれば私には何の文句もないんだが。
偉い方々と話していて思ったのだが、どうも社歴が古くて地位が高い人程、「会社への帰属意識」を評価対象にすることに違和感を覚えない傾向がある様だ。そりゃまあ本人に会社への一体感があるのは構わないが、それを部下にまで求めろと言われてもなあ。
自分の仕事を期間内にちゃんと仕上げているかどうか、雰囲気悪くしてないかどうか、それくらいで十分じゃん。いや、もっと言うと「こいつに辞められるとどれくらい困るか」の一項目だけでも十分なんじゃないだろか。
そう思ったので、管理の偉い人にその旨直言してみた。「あー、確かに君んとこにはあんまり当てはまらないかも知れないけどねー。」と曖昧に笑われた。どこの部署だと当てはまるんだろう、この項目。
「お仕着せの評価項目をコピペして使うのは、どう考えても意味不明なので即刻やめるべきです」と改善提案しとこう。
・叱り方について。
これは良く分かんない。
会社の偉い人からは、「上手い叱り方を覚えろ」とことあるごとに言われる。「ちゃんと叱れているか」ともことあるごとに言われる。
だが、比較的寡黙なシステム屋集団である私の部署において、どういうシーンで部下を叱るべきなのか、ということ自体が私にはいまひとつ分からない。そもそも、叱るべき場面にあまり遭遇していない様な気もする。私の基準が緩いだけなのかも知れないが。
これは単なる私の推測なのだが、どうも会社の偉い人々は「取り切れなかったバグ」を「叱るべきミス」であると考えているんじゃないか、と思える様なフシがある。
無論のこと、バグは必ず発生するものなのであって、それを取り切れなかったのはテストの方に問題がある。テスト項目のこことここを見直して下さい、と言えば十分なところで、叱る必要があるとは私には思えない。その辺は色んな機会に説明しているのだが、どうもピンとこない様でもある。
一応、らしくないなあと思った時には、「○○さんらしくないんじゃないですか」と言う様にはしている。叱ってるのかどうかはともかくとして。
取り敢えず、今回思ったこと、以上。

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