いってきたですよ。
ということで、22日は妄想殿下主催の人狼忘年会、丸一日人狼やら究極人狼やらドミニオンやらをやり倒す一日でした。
密度の濃かった一日を日記的に書き記しておこうと思うわけなのですが、今回はちょっと訳がありまして、メインディッシュである「究極の人狼」の顛末を先に書いてしまおうと思います。
究極の人狼。総勢33人、プレイ時間二時間。先日の予習では「一言で言うとバカゲー」などと書いてしまいましたが、好プレイあり、珍プレイあり、プレイミスあり、発動しなかった戦略あり、灰同士の殴り合いありと、超充実していた一戦でした。
いつものレポートとはちょっと趣向を変えて、まずは「村視点で何が起こったか」ということを書いた後、狼視点での解説を付け加えるという構成にしてみたいと思います。人狼BBS的に言ってみれば白ログ→赤ログ。
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2009年11月23日
2009年11月20日
短期人狼の歩き方:究極人狼の予習が流行っているので私も追従予習してみる。
勿論ここで書いている内容を私が実践するとは限らないけどね(・ω・)
参照リンク。
かこのじゅばく:人狼忘年会で行われる究極の人狼セットリスト
おひとりさまなめんな!:人狼忘年会の予習 〜あるちめっとわーうーるーふー〜
シーランド公国お触書:人狼忘年会もし戦わば
以下、長いのでおりたたむ。
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参照リンク。
かこのじゅばく:人狼忘年会で行われる究極の人狼セットリスト
おひとりさまなめんな!:人狼忘年会の予習 〜あるちめっとわーうーるーふー〜
シーランド公国お触書:人狼忘年会もし戦わば
以下、長いのでおりたたむ。
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2009年11月16日
土日のしんざきが川越で人狼とかドミニオンとかやってきた件について 09/11/16
ということで、昨日のエントリーの続き。日記的に土日のお話。
短い順ということで、先に日曜日の話を。
・日曜のしんざき
奥様が対象関係論の勉強会だったので、ほぼ一日息子さんと二人で目黒渋谷無双状態でした。目黒区の某公共施設で部屋の予約→渋谷に移動して児童館で息子さんを遊ばせる→奥様と合流して昼食→解散して再び児童館→帰宅。その後髪を切る。
時系列的には上記のような感じでした。
息子さんが楽しそうだったのがなにより。行く先々でお姉さん奥様方に愛想を振りまいたり、児童館でちょっと年上のお姉ちゃん(多分小学生)と仲良くなって抱っこされていたりと、息子さんの軟派能力の高さに戦慄する機会が多かったです。何者ですかこの幼児。
あと、一日遊んで昼寝をしなかった為か、夜は眠気のあまり完全に息子さん酔っ払い状態でした。お風呂上りに素で「こりゃこりゃ」っていってた。
・土曜日のしんざき
twitterでお世話になっている@turu_craneさんのお誘いで、川越人狼会に参加してきました。人狼会といってもタブラを遊んだのは3回だけで、一回はGM。後は昨日のエントリーの通り、ドミニオン充をしたり、ニムトやゴキブリポーカーをしたり、キャベツ太郎を貪り食ったりしていました。
時系列順に。
・キャベツ太郎30袋入りを食料としてもっていったら、@teracoさんも30袋入りをもってきてくれていました。計60袋。なにこの理想郷。食べ放題だぜわーい、とか思っていたら途中から結構減るペースが早くなり、皆さんの分もと思ってある程度自重しました。もう30袋あったら本気出してた。
・開始後しばらくは初体験となる4人ドミニオン。超面白いんだけど配置されているアクションカード覚えてないとレポート書きづらい。今度はアクションカードを写メっておこう。通算すると多分6戦2勝。
・ニムトも一回やってみたけど、最後の最後に15頭程牛を集めてしまってトップ転落、惜しくも3位。1位は確かこのじゅさん。めるりさんとつるさんが大量の牛を取得しておられました。
・今回は人狼は3回とも、初心者さんも結構いるということで、ハムスターとかオなんとかマニアとか奇妙な役職はありませんでした。平和でした。
・人狼一回目、引いたカードは共有者。まあこの編成なら最悪まとめ役でもいいかと思い、相方誰かなーと思ったら顔を上げたのはテラさん。なにこの共有黒くね?
・テラさんがまとめをやってくれるというジェスチャーを受けて、私は潜伏を選択することに。タケルンバさんに追従気味に占いCOを誘導してみたら、占いCOしたのはこのじゅさんお一人。あれ、確定?これはもしかすると初心者さんメンバーが狼・狂人引いちゃったかな。
・以前から何度か書いているが、占い師が確定すると人狼の勝率は激目減りするし、ゲーム自体も味気なくなる。まあ共有としては楽だが。
・その辺を含めてゲームの基本的なおさらいを一通り話していると、まさかの私初回襲撃。あれなにこれ。潜伏共有初回食いとかいろいろとおかしくね。(狩人狙いだとしたらある意味gjだが)
・初日、ぺらねこさんと共に吊り候補にあがったタケルンバさんが実は狩人だった
というのがこの村の最大のピンチだった気がします。あぶねーー。
・以下はテラさん生存のまま順当に村勝利。霊能はましょりさんだったかな?狼陣営は予想通り初心者の皆さんで、村側役職が全員経験値高い組という、ある意味ひどい村でした。インストが足りなかったかなーと反省。誰か一人くらい経験者狼がいればよかったんだが。
・このじゅさんが徹底的に狼を外した占い選択をするのが見ていて面白かったです。いや、どうせ確定しているのでたいした問題ではないんですが。
・二戦目、引いたカードは「村人」。今回も白いよ私。
・共有COはタケルンバさん。占いCOを誘導したら、今度は3CO。ウマサさん、中曽根さん(初心者の方)、ふかゆーさん。ふかゆーさんの白出しが共有のタケルンバさんなので、立ち位置的にはふかゆーさん偽っぽいなあと当たりをつける。この面子で人狼から占い騙りに出るとしたらふかゆーさんじゃないかなあとか、あれメタ読みですか。ダメですか。
・その辺の話をしていたらテラさんに「村の為になることを言っているのでしんざきさんは今回村人っぽい」とありがたいお言葉を頂く。ありがとうございます黒い人。
・初日襲撃は今回生き延びたものの(確かルンバさん襲撃だったような)、二日目に狼の襲撃に散るしんざき。いやまあ襲撃されるのは村人の仕事だからいいんだけど、今回も安心と信頼の低生存率でした。実は合計三日しかタブラに参加していないという。
・ちなみにこの回は、狂人のtsunaさん(初心者さん)は潜伏していて、狼側の連携ミスで占い陣営が人狼狼(中曽根さんふかゆーさん共に狼)になっていたというエキセントリックな騙り配置でした。一歩間違えば占い4coになっていたところ、時ならずして完璧な騙りミスリードが決まり、村大ピンチ。また、中曽根さんが吊られた時点で確定霊能から黒判定が出ていたので、真狂狼と判断した村がローラーをとめてしまったのも大ピンチ。この辺はふかゆーさんが上手かったと思います。
・最終的に狂人のtsunaさんがまだ生存しているという状況で真占い師のウマサさん・村人のぺらねこさんとふかゆーさんのガチバトルになり、若干のどたばたがあったものの最後の最後で狂人tsunaさんが票を合わせられずかろうじて村勝利。危なかったー。
・三戦目は私はGM手伝いでしたが、後から来たお二人が二人とも狼を引いてしまい、初戦と同じく占いが確定してしまったという展開で村勝利でした。やや残念。
以下は今回の教訓。
・「初めての人」に対するインストをもうちょっと確立したいなあ、と強く思った三戦でした。占い初日COとかについても、「まあとにかくやってみるか」ではなかなか上手く回らない部分がありますね。まあ今回はカード引きも偏ってたけど。
・今回セオリーはずしが意図せずして決まっていた感じでしたが、狼側が狙ってできればやっぱ超強いですね。占いが真狂狼だと思っていれば、狼出た時点でローラーとめたくなるのは人の常ですしね。
・安全策がローラー完遂であるのはまあ言うに及ばず。
・ところでしんざきなんですぐ襲撃されてまうん。
とりあえず今日はこんな感じで。
短い順ということで、先に日曜日の話を。
・日曜のしんざき
奥様が対象関係論の勉強会だったので、ほぼ一日息子さんと二人で目黒渋谷無双状態でした。目黒区の某公共施設で部屋の予約→渋谷に移動して児童館で息子さんを遊ばせる→奥様と合流して昼食→解散して再び児童館→帰宅。その後髪を切る。
時系列的には上記のような感じでした。
息子さんが楽しそうだったのがなにより。行く先々でお姉さん奥様方に愛想を振りまいたり、児童館でちょっと年上のお姉ちゃん(多分小学生)と仲良くなって抱っこされていたりと、息子さんの軟派能力の高さに戦慄する機会が多かったです。何者ですかこの幼児。
あと、一日遊んで昼寝をしなかった為か、夜は眠気のあまり完全に息子さん酔っ払い状態でした。お風呂上りに素で「こりゃこりゃ」っていってた。
・土曜日のしんざき
twitterでお世話になっている@turu_craneさんのお誘いで、川越人狼会に参加してきました。人狼会といってもタブラを遊んだのは3回だけで、一回はGM。後は昨日のエントリーの通り、ドミニオン充をしたり、ニムトやゴキブリポーカーをしたり、キャベツ太郎を貪り食ったりしていました。
時系列順に。
・キャベツ太郎30袋入りを食料としてもっていったら、@teracoさんも30袋入りをもってきてくれていました。計60袋。なにこの理想郷。食べ放題だぜわーい、とか思っていたら途中から結構減るペースが早くなり、皆さんの分もと思ってある程度自重しました。もう30袋あったら本気出してた。
・開始後しばらくは初体験となる4人ドミニオン。超面白いんだけど配置されているアクションカード覚えてないとレポート書きづらい。今度はアクションカードを写メっておこう。通算すると多分6戦2勝。
・ニムトも一回やってみたけど、最後の最後に15頭程牛を集めてしまってトップ転落、惜しくも3位。1位は確かこのじゅさん。めるりさんとつるさんが大量の牛を取得しておられました。
・今回は人狼は3回とも、初心者さんも結構いるということで、ハムスターとかオなんとかマニアとか奇妙な役職はありませんでした。平和でした。
・人狼一回目、引いたカードは共有者。まあこの編成なら最悪まとめ役でもいいかと思い、相方誰かなーと思ったら顔を上げたのはテラさん。なにこの共有黒くね?
・テラさんがまとめをやってくれるというジェスチャーを受けて、私は潜伏を選択することに。タケルンバさんに追従気味に占いCOを誘導してみたら、占いCOしたのはこのじゅさんお一人。あれ、確定?これはもしかすると初心者さんメンバーが狼・狂人引いちゃったかな。
・以前から何度か書いているが、占い師が確定すると人狼の勝率は激目減りするし、ゲーム自体も味気なくなる。まあ共有としては楽だが。
・その辺を含めてゲームの基本的なおさらいを一通り話していると、まさかの私初回襲撃。あれなにこれ。潜伏共有初回食いとかいろいろとおかしくね。(狩人狙いだとしたらある意味gjだが)
・初日、ぺらねこさんと共に吊り候補にあがったタケルンバさんが実は狩人だった
というのがこの村の最大のピンチだった気がします。あぶねーー。
・以下はテラさん生存のまま順当に村勝利。霊能はましょりさんだったかな?狼陣営は予想通り初心者の皆さんで、村側役職が全員経験値高い組という、ある意味ひどい村でした。インストが足りなかったかなーと反省。誰か一人くらい経験者狼がいればよかったんだが。
・このじゅさんが徹底的に狼を外した占い選択をするのが見ていて面白かったです。いや、どうせ確定しているのでたいした問題ではないんですが。
・二戦目、引いたカードは「村人」。今回も白いよ私。
・共有COはタケルンバさん。占いCOを誘導したら、今度は3CO。ウマサさん、中曽根さん(初心者の方)、ふかゆーさん。ふかゆーさんの白出しが共有のタケルンバさんなので、立ち位置的にはふかゆーさん偽っぽいなあと当たりをつける。この面子で人狼から占い騙りに出るとしたらふかゆーさんじゃないかなあとか、あれメタ読みですか。ダメですか。
・その辺の話をしていたらテラさんに「村の為になることを言っているのでしんざきさんは今回村人っぽい」とありがたいお言葉を頂く。ありがとうございます黒い人。
・初日襲撃は今回生き延びたものの(確かルンバさん襲撃だったような)、二日目に狼の襲撃に散るしんざき。いやまあ襲撃されるのは村人の仕事だからいいんだけど、今回も安心と信頼の低生存率でした。実は合計三日しかタブラに参加していないという。
・ちなみにこの回は、狂人のtsunaさん(初心者さん)は潜伏していて、狼側の連携ミスで占い陣営が人狼狼(中曽根さんふかゆーさん共に狼)になっていたというエキセントリックな騙り配置でした。一歩間違えば占い4coになっていたところ、時ならずして完璧な騙りミスリードが決まり、村大ピンチ。また、中曽根さんが吊られた時点で確定霊能から黒判定が出ていたので、真狂狼と判断した村がローラーをとめてしまったのも大ピンチ。この辺はふかゆーさんが上手かったと思います。
・最終的に狂人のtsunaさんがまだ生存しているという状況で真占い師のウマサさん・村人のぺらねこさんとふかゆーさんのガチバトルになり、若干のどたばたがあったものの最後の最後で狂人tsunaさんが票を合わせられずかろうじて村勝利。危なかったー。
・三戦目は私はGM手伝いでしたが、後から来たお二人が二人とも狼を引いてしまい、初戦と同じく占いが確定してしまったという展開で村勝利でした。やや残念。
以下は今回の教訓。
・「初めての人」に対するインストをもうちょっと確立したいなあ、と強く思った三戦でした。占い初日COとかについても、「まあとにかくやってみるか」ではなかなか上手く回らない部分がありますね。まあ今回はカード引きも偏ってたけど。
・今回セオリーはずしが意図せずして決まっていた感じでしたが、狼側が狙ってできればやっぱ超強いですね。占いが真狂狼だと思っていれば、狼出た時点でローラーとめたくなるのは人の常ですしね。
・安全策がローラー完遂であるのはまあ言うに及ばず。
・ところでしんざきなんですぐ襲撃されてまうん。
とりあえず今日はこんな感じで。
2009年10月26日
短期人狼の歩き方・「2-2」と「3-1」について色々と考えてみる。
占いcoの配置の話ですよ。
人狼ゲームにおいて、最強の村側役職は何かというと、言うまでもなく占い師である。ゲーム中唯一の、「人狼を探すことが出来る」能力。霊能者も狩人も共有者も、突き詰めてしまえば占い師を活かす為の役職に過ぎない。
勿論、人狼側としても占い師に仕事をさせたくはないので、あの手この手で占い師の力を削ぎにかかる。その代表的な方法が「役職騙り」。狂人や狼が「私は占い師です」とか「私は霊能者です」と嘘をついて、それによって本物の占い師、霊能者の信頼度を下げ、状況によっては真占い師を襲撃しやすくしようという作戦である。
第三勢力がいない状況だと、騙りの配置は「占い3:霊能1」か「占い2:霊能2」になる場合が多い。これは、狂人と人狼、それぞれ1人ずつが騙りに出た場合の一般的な配置であると思う。
ということで、今回は「占い:霊能が3:1になった場合」「占い:霊能が2:2になった場合」それぞれのメリット、デメリットについてちょっと考えてみたいと思う。
注意点。
・基本的にざっくりした話です。回避coとかが混じると色々話が変わってくるかも知れません。
・どういう訳か基本的に狼視点です。
・「狂人からは人狼が誰か分からない」という前提で考えています(F国設定)
・今更だけど専門用語が目白押しすぎるので分からない人はこちらを見るといいですよ!よ!
・「占い:霊能が3:1になった場合(以下占霊3:1)」のメリット・デメリット
○占い機能を破壊することが比較的容易(占い師が3人いるので狩人が護衛先を絞りにくい)。
○霊能が確定する為、偽黒判定が出た時に「取り敢えず吊って真贋を見てみましょう」という話になりやすい。結果、偽黒吊り→偽占い師吊りという流れになりやすく、狂人が仕事をしやすい。
○上記に関連して、狂人の行動難易度がそれ程高くない。狼誤爆さえしなければ仕事が出来る。
×狂人誤爆が発生した場合、誤爆された狼はまず助からない。
×占い機能を破壊(対抗占い師を襲撃する)した後はどこかのタイミングでローラー(占い師を全員吊る)が始まることが想定されるが、その際最大2回しか吊り回数を稼げない(対抗占い師を襲撃した後は占:霊が2:1になり、霊能は確定しているので当然吊りにもっていくことが期待出来ない)。
×ローラーが始まった時、先に狼占い師が吊られてしまうとそこでローラーが止まってしまう可能性がある(ローラーは完遂することの方が多いと思うけど)。
×霊能を襲撃する難易度が高い(読み合いだが、狩人が張り付く可能性が高い)。その為、最終日まで確定白が残る可能性があり、また残り狼の数が村側に正確に把握される為、村側の戦略が立てやすい。
・「占い:霊能が2:2になった場合(以下占霊2:2)」のメリット・デメリット
○霊能が確定しない為、狂人との連携が上手くいけば、占い師・霊能者の真偽が村には最後までわからない。占い師の信頼度を大きく下げることが出来る。
○ローラーになった場合、ほぼ確実に3回以上の吊り回数を稼ぐことが期待出来る。
○偽占い師-偽霊能ラインが上手く機能した場合、決め打ちによる狂人-狼生き残りも期待出来る。
×占い機能を破壊しにくい(狩人が占い護衛にいきやすい)。
×狂人が占い騙りをしても霊能騙りをしても、相方狼はどこにあるかを慎重に判断しなくてはいけない。結果として、狂人の行動の難易度が高い。
×偽黒判定が吊りに直結しない場合がある。
ちょっと細かくみていってみよう。
まず最初に、狼の基本的な目的というものを考えてみる。
以前も書いたが、狼陣営の究極的な目的は吊り回数を無駄遣いさせることである。要するに、それが狂人だろうが村人だろうが、狼以外の人が所定の数吊られれば狼は勝てる。
で、吊り回数を無駄遣いさせる為のアプローチは二つしかない。「狼以外の人を黒くすること」か、「狼を黒くしないこと」である。
「狼を黒くしないこと」の最強最善の方法が「真占い師を食べること」であることは多分議論の余地がない。要するに、占い師に黒判定を出させることさえなければ、狼はそうそう吊られないのだ。だから、「占い機能を破壊することが容易」というメリットがあるだけで占霊3:1体勢には十分な狼側メリットがある。
また、「狂人が仕事をする際の難易度が低い」ことも重要だ。霊能が確定しているので、占い師の誰かが黒を出した場合、村としては「取り敢えず吊ってみようか」という話になりやすい。そして、吊った結果黒を出した占い師が偽者だと判明しても、「多分狂人だから放置しよう」という展開にはなりにくい(パワープレイになる恐れもあるし)。結果的に、狂人は狼誤爆さえしなければ、ただ適当に黒出しをするだけで吊り回数を2回稼げる場合が多い(狂人の黒出しがセオリーになり過ぎているところでは、3:1でも黒出しが放置されることもたまにあるみたいだけど)。
とはいえ、「吊り回数を無駄遣いさせること」という観点でいうと、「ローラーによる無駄遣い」も狼にとっては結構重要だ。ローラーが始まる日数が一日ずれるだけで狼が負けることは珍しいことではない。
「占霊3:1」の場合、大体において霊能は吊られず最終日まで残り勝ちである。また、例えば真と思われる占い師を人狼が襲撃した場合、ローラーで稼げるつり回数は最大でも2回だけ。最初の1回で霊能から黒が出た場合、ローラーがストップする可能性すらある(これはこれであんまり村にとっていいことじゃないけど)。
占い機能破壊というメリットは得られやすいが、ローラーによる吊り回数稼ぎはやりにくい。占いされないことで潜伏はしやすくなるが、吊りは自力でかわさないといけない。
ちょっと偏った見方をすれば、「占霊3:1」は「ローリスク・ローリターン」の態勢であると考えられるかも知れない。真占い師を襲撃した後、残った狼が潜伏を得意とする狼であれば、この態勢をとるメリットはより大きくなるだろう。
一方の占霊2:2態勢はというと、まあ大体は3:1態勢の裏返しである。
2:2態勢の場合、占い師にも霊能者にも偽者が一人ずつ混じっている。なので、偽者同士が上手いこと判定を合わせる(「ラインを作る」ともいう)ことが出来れば、村視点では占い霊能の真偽を確定で判断することが出来ない。
ここで、村は「どちらかのラインに決め打ちするか」「全部ローラーするか」の判断をせざるを得ない。狼側にとってはどちらでもチャンスがあって、全部ローラーをするならほぼ確実に3〜4回の吊り回数が稼げるし、ライン決め打ちで偽占い師-偽霊能が乗っ取りに成功すれば完勝である。
とはいえ、この為には狂人がかなりの精度で空気を読むことを求められるし、占霊2:2の場合狩人が占い師に張り付くことが珍しくないので、真占い師を襲撃することも結構難易度高い。騙り占い・霊能が頑張らないと潜伏狼が占われて即吊られ、という状況も考えられる訳である。
占い機能は破壊しにくいが、ローラーや決め打ちによるメリットは享受しやすい。騙りメンバーに熟練度が要求される。負ける時は惨敗、勝つときは完勝という印象である。
ここから考えると、占霊2:2は「ハイリスク・ハイリターン」の態勢であると考えられるかも知れない。
以上のような話であって、狼側はメンバーの好みや騙り・潜伏の習熟度狂人との無言の連携で騙り態勢を選択すればいいんじゃないかな、というなんだか分からない結論が出そうであるので、村側は頑張って騙りが誰か見極めましょう、というように思う次第である。
騙り態勢一つとっても人狼は超絶深いので、色々考えてみると楽しいですよね、ということも結論ということにしておきたい。
余談。序盤に狼が吊られ・占われそうになって、回避coの結果占霊2:2になる場合も結構あるけれど、この場合狼側ビハインドで試合が始まると考えて間違いないだろう。若干上記とは話が変わるが、まあ残った狼が根性で潜伏してください、的な。
余談その2。第三勢力が絡んだ場合またなんか色々話が変わりそうな気がするけれどその点は余力があればまた今度。ハムスター?オカルトマニア?(∩゚д゚)アーアーキコエナーイ
人狼ゲームにおいて、最強の村側役職は何かというと、言うまでもなく占い師である。ゲーム中唯一の、「人狼を探すことが出来る」能力。霊能者も狩人も共有者も、突き詰めてしまえば占い師を活かす為の役職に過ぎない。
勿論、人狼側としても占い師に仕事をさせたくはないので、あの手この手で占い師の力を削ぎにかかる。その代表的な方法が「役職騙り」。狂人や狼が「私は占い師です」とか「私は霊能者です」と嘘をついて、それによって本物の占い師、霊能者の信頼度を下げ、状況によっては真占い師を襲撃しやすくしようという作戦である。
第三勢力がいない状況だと、騙りの配置は「占い3:霊能1」か「占い2:霊能2」になる場合が多い。これは、狂人と人狼、それぞれ1人ずつが騙りに出た場合の一般的な配置であると思う。
ということで、今回は「占い:霊能が3:1になった場合」「占い:霊能が2:2になった場合」それぞれのメリット、デメリットについてちょっと考えてみたいと思う。
注意点。
・基本的にざっくりした話です。回避coとかが混じると色々話が変わってくるかも知れません。
・どういう訳か基本的に狼視点です。
・「狂人からは人狼が誰か分からない」という前提で考えています(F国設定)
・今更だけど専門用語が目白押しすぎるので分からない人はこちらを見るといいですよ!よ!
・「占い:霊能が3:1になった場合(以下占霊3:1)」のメリット・デメリット
○占い機能を破壊することが比較的容易(占い師が3人いるので狩人が護衛先を絞りにくい)。
○霊能が確定する為、偽黒判定が出た時に「取り敢えず吊って真贋を見てみましょう」という話になりやすい。結果、偽黒吊り→偽占い師吊りという流れになりやすく、狂人が仕事をしやすい。
○上記に関連して、狂人の行動難易度がそれ程高くない。狼誤爆さえしなければ仕事が出来る。
×狂人誤爆が発生した場合、誤爆された狼はまず助からない。
×占い機能を破壊(対抗占い師を襲撃する)した後はどこかのタイミングでローラー(占い師を全員吊る)が始まることが想定されるが、その際最大2回しか吊り回数を稼げない(対抗占い師を襲撃した後は占:霊が2:1になり、霊能は確定しているので当然吊りにもっていくことが期待出来ない)。
×ローラーが始まった時、先に狼占い師が吊られてしまうとそこでローラーが止まってしまう可能性がある(ローラーは完遂することの方が多いと思うけど)。
×霊能を襲撃する難易度が高い(読み合いだが、狩人が張り付く可能性が高い)。その為、最終日まで確定白が残る可能性があり、また残り狼の数が村側に正確に把握される為、村側の戦略が立てやすい。
・「占い:霊能が2:2になった場合(以下占霊2:2)」のメリット・デメリット
○霊能が確定しない為、狂人との連携が上手くいけば、占い師・霊能者の真偽が村には最後までわからない。占い師の信頼度を大きく下げることが出来る。
○ローラーになった場合、ほぼ確実に3回以上の吊り回数を稼ぐことが期待出来る。
○偽占い師-偽霊能ラインが上手く機能した場合、決め打ちによる狂人-狼生き残りも期待出来る。
×占い機能を破壊しにくい(狩人が占い護衛にいきやすい)。
×狂人が占い騙りをしても霊能騙りをしても、相方狼はどこにあるかを慎重に判断しなくてはいけない。結果として、狂人の行動の難易度が高い。
×偽黒判定が吊りに直結しない場合がある。
ちょっと細かくみていってみよう。
まず最初に、狼の基本的な目的というものを考えてみる。
以前も書いたが、狼陣営の究極的な目的は吊り回数を無駄遣いさせることである。要するに、それが狂人だろうが村人だろうが、狼以外の人が所定の数吊られれば狼は勝てる。
で、吊り回数を無駄遣いさせる為のアプローチは二つしかない。「狼以外の人を黒くすること」か、「狼を黒くしないこと」である。
「狼を黒くしないこと」の最強最善の方法が「真占い師を食べること」であることは多分議論の余地がない。要するに、占い師に黒判定を出させることさえなければ、狼はそうそう吊られないのだ。だから、「占い機能を破壊することが容易」というメリットがあるだけで占霊3:1体勢には十分な狼側メリットがある。
また、「狂人が仕事をする際の難易度が低い」ことも重要だ。霊能が確定しているので、占い師の誰かが黒を出した場合、村としては「取り敢えず吊ってみようか」という話になりやすい。そして、吊った結果黒を出した占い師が偽者だと判明しても、「多分狂人だから放置しよう」という展開にはなりにくい(パワープレイになる恐れもあるし)。結果的に、狂人は狼誤爆さえしなければ、ただ適当に黒出しをするだけで吊り回数を2回稼げる場合が多い(狂人の黒出しがセオリーになり過ぎているところでは、3:1でも黒出しが放置されることもたまにあるみたいだけど)。
とはいえ、「吊り回数を無駄遣いさせること」という観点でいうと、「ローラーによる無駄遣い」も狼にとっては結構重要だ。ローラーが始まる日数が一日ずれるだけで狼が負けることは珍しいことではない。
「占霊3:1」の場合、大体において霊能は吊られず最終日まで残り勝ちである。また、例えば真と思われる占い師を人狼が襲撃した場合、ローラーで稼げるつり回数は最大でも2回だけ。最初の1回で霊能から黒が出た場合、ローラーがストップする可能性すらある(これはこれであんまり村にとっていいことじゃないけど)。
占い機能破壊というメリットは得られやすいが、ローラーによる吊り回数稼ぎはやりにくい。占いされないことで潜伏はしやすくなるが、吊りは自力でかわさないといけない。
ちょっと偏った見方をすれば、「占霊3:1」は「ローリスク・ローリターン」の態勢であると考えられるかも知れない。真占い師を襲撃した後、残った狼が潜伏を得意とする狼であれば、この態勢をとるメリットはより大きくなるだろう。
一方の占霊2:2態勢はというと、まあ大体は3:1態勢の裏返しである。
2:2態勢の場合、占い師にも霊能者にも偽者が一人ずつ混じっている。なので、偽者同士が上手いこと判定を合わせる(「ラインを作る」ともいう)ことが出来れば、村視点では占い霊能の真偽を確定で判断することが出来ない。
ここで、村は「どちらかのラインに決め打ちするか」「全部ローラーするか」の判断をせざるを得ない。狼側にとってはどちらでもチャンスがあって、全部ローラーをするならほぼ確実に3〜4回の吊り回数が稼げるし、ライン決め打ちで偽占い師-偽霊能が乗っ取りに成功すれば完勝である。
とはいえ、この為には狂人がかなりの精度で空気を読むことを求められるし、占霊2:2の場合狩人が占い師に張り付くことが珍しくないので、真占い師を襲撃することも結構難易度高い。騙り占い・霊能が頑張らないと潜伏狼が占われて即吊られ、という状況も考えられる訳である。
占い機能は破壊しにくいが、ローラーや決め打ちによるメリットは享受しやすい。騙りメンバーに熟練度が要求される。負ける時は惨敗、勝つときは完勝という印象である。
ここから考えると、占霊2:2は「ハイリスク・ハイリターン」の態勢であると考えられるかも知れない。
以上のような話であって、狼側はメンバーの好みや騙り・潜伏の習熟度狂人との無言の連携で騙り態勢を選択すればいいんじゃないかな、というなんだか分からない結論が出そうであるので、村側は頑張って騙りが誰か見極めましょう、というように思う次第である。
騙り態勢一つとっても人狼は超絶深いので、色々考えてみると楽しいですよね、ということも結論ということにしておきたい。
余談。序盤に狼が吊られ・占われそうになって、回避coの結果占霊2:2になる場合も結構あるけれど、この場合狼側ビハインドで試合が始まると考えて間違いないだろう。若干上記とは話が変わるが、まあ残った狼が根性で潜伏してください、的な。
余談その2。第三勢力が絡んだ場合またなんか色々話が変わりそうな気がするけれどその点は余力があればまた今度。ハムスター?オカルトマニア?(∩゚д゚)アーアーキコエナーイ
2009年10月18日
今日のしんざきが人狼会にいってきた話・レポート編 09/10/18
いってきました。
Twitterでお世話になっているさっこさんにお誘い頂いて、新宿は段々屋で対面人狼をやってきましたー。このお店は、店主さんがボードゲーム好きな人で、アナログゲームの集まりに店を貸してくれているとのこと。お座敷で大変居心地がいい空間でしたですよ。つっちーさん、ていねさん以外はほぼ初対面の人ばかりでした。
まず全体を通して思ったこと。
・ところ変わればルール変わる。色々違う部分があって面白かったです。中でも物珍しく思ったのは、「狩人が狼を護衛してしまうと、その日の襲撃先に代わって狩人が襲撃死する」というルール。これ、特に占い3態勢だと狩人が占い師を護衛しにくいんですね。結構狼有利な追加ルールかと。
・初参加の人も結構いて、不慣れな人と慣れた人の口数にだいぶ差が出てしまうのは仕方ないですねー。もっと初心者さんも喋りやすいように誘導しないとなあ。
・霊能騙りが一回も出なかった(殆ど占い3の霊1編成だった)のにはちょっとびっくりしました。中には初回吊りに回避弁明しないでそのまま吊られてしまう狼さんも。
・まあ、考えてみると追加ルールの為に「占い3態勢の方が狼やりやすい(いつでも占い機能を破壊出来る」)」という環境なので、狼陣営が霊に騙り出したがらないのはある意味利にかなっているかも(回避はした方がいいと思うけど)。逆に、村としては占が2COになる様な方策を考えればいいんじゃないかと思いました。共有による占い騙りも結構有効じゃないかな。
ということで、以下レポート。長いので折りたたむ。
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Twitterでお世話になっているさっこさんにお誘い頂いて、新宿は段々屋で対面人狼をやってきましたー。このお店は、店主さんがボードゲーム好きな人で、アナログゲームの集まりに店を貸してくれているとのこと。お座敷で大変居心地がいい空間でしたですよ。つっちーさん、ていねさん以外はほぼ初対面の人ばかりでした。
まず全体を通して思ったこと。
・ところ変わればルール変わる。色々違う部分があって面白かったです。中でも物珍しく思ったのは、「狩人が狼を護衛してしまうと、その日の襲撃先に代わって狩人が襲撃死する」というルール。これ、特に占い3態勢だと狩人が占い師を護衛しにくいんですね。結構狼有利な追加ルールかと。
・初参加の人も結構いて、不慣れな人と慣れた人の口数にだいぶ差が出てしまうのは仕方ないですねー。もっと初心者さんも喋りやすいように誘導しないとなあ。
・霊能騙りが一回も出なかった(殆ど占い3の霊1編成だった)のにはちょっとびっくりしました。中には初回吊りに回避弁明しないでそのまま吊られてしまう狼さんも。
・まあ、考えてみると追加ルールの為に「占い3態勢の方が狼やりやすい(いつでも占い機能を破壊出来る」)」という環境なので、狼陣営が霊に騙り出したがらないのはある意味利にかなっているかも(回避はした方がいいと思うけど)。逆に、村としては占が2COになる様な方策を考えればいいんじゃないかと思いました。共有による占い騙りも結構有効じゃないかな。
ということで、以下レポート。長いので折りたたむ。
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2009年09月07日
今日のしんざきが人狼会に参加してきた件について 09/09/07
行ってまいりました。
ということで、今回も午前練習、午後から参加という変則スケジュールになりつつ、阿佐ヶ谷は産業商工会館で人狼会に参加してきました。いやー和室はくつろぎますね。
以下、レポートなど。かなりの長文なので折りたたみます。
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ということで、今回も午前練習、午後から参加という変則スケジュールになりつつ、阿佐ヶ谷は産業商工会館で人狼会に参加してきました。いやー和室はくつろぎますね。
以下、レポートなど。かなりの長文なので折りたたみます。
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2009年08月05日
短期人狼の歩き方・ある潜伏狼の思考。
若干タイトルへんこう。
以下の文章は、飽くまでしんざきはこう考えています、というだけの話なので、妥当なのかどうかは保証できませんし、これで勝てるかどうかも知りません。
また、しんざきは共有騙りに挑戦して真正面からトラップに突っ込んで黒確定する様なお茶目スキル狼の経験者なので、それも踏まえた上で読んで頂ければと思います。
・潜伏狼:目的の確認編。
潜伏狼の仕事内容はとてもシンプルである。一行で済む。
自分達以外の誰かを吊って、勝利に必要な吊り回数を消費させること。
とにかく、標準的な村の編成においては、最後に一匹狼陣営が残れば勝ちなのである。なので、別に最白になる必要はない。仲間全員が生き残る必要もない。ただ、吊り回数を計算しつくして、「最後の一回の吊り」で狼以外を吊ればいいだけ。とてもシンプル。
勿論、シンプルだということと簡単だということはイコールではない。潜伏狼は「最後の一回」の吊りを自分達から逸らす為に、なみなみならぬ努力を要求される。
結局のところ、「村から見て自分よりも先に吊るべき人」を何人か作ることが出来れば、それで狼は勝てるのだ。そして、吊り先を決める際、一番重要な要素は「黒く見えるかどうか」だから、狼の戦略を考える時はどうしても、「黒さとは何か、白さとは何か」を考える必要がある。
ということで次項。
・潜伏狼:白黒考察編。
白とか黒とかいう話は、要するに「こいつ怪しい」「こいつはそうでもない」という判断基準の話なのですが。
まず、最初に、極めて重要な前提。「ある人が怪しいかどうかを判断する為の基準」は、人によって異なる。その為、「全員から白く思われる」プレイをすることは極めて難しい、というか、普通は不可能である。 ここが、人狼の一番難しいところであり、一番面白いところだ。
ただし、「一般的に怪しいと思われる基準」を頭に入れておいて、それを避けることは可能だろうし、「この人はこういう疑い方をするな」ということを読み取って、それに合わせて潜伏の仕方を調整することも多分可能だろう。潜伏狼の腕前というのは、要するにここに集約されるような気がする。
ちょっと具体的な話に移ると、まず、以下の様な基準を「黒要素」と考える人はそこそこ多いような気がする。
・自分の意見を言わない。有力な人の意見に追従する。
・根拠が薄い吊りを強引に押す。
・人狼を探そうとする姿勢が見られない。
・メリットの薄いローラーを積極的に誘導する。
・発言数は多いが、内容寡黙。状況の確認など、村視点での情報量を増やさない発言が多い。
・視点漏れ。狼でしか分かりえない情報を漏らす。
以下の要素は、場合や考え方によって黒と考える人も白と考える人もいそうな、色々微妙なライン。当然、相互に矛盾しているものも含まれる。
・論理矛盾。日をまたいで言っていることが変わる。
・寡黙。発言数自体が少ない。
・人狼ではなく、潜伏能力者(狩人とか)が誰か、という思考方法をする。
・特に終盤、可能性を絞らず、むしろ増やす発言をする(こういう可能性もあるかも、の様な)。語尾を濁す。
・確定情報はない筈なのに白黒を確信している。自分の思考内容を疑わない。
・襲撃先を踏まえた考察の見直しをしない。
・自吊り推奨発言をする(場面にもよるが)
・確定白に対する議論で発言数を消費する。
まあ他にも色々あるだろうけど取り敢えずこんなもんでいいや。
とにかく、こういった様々な基準から、「なるべく多くの人に白く見てもらう」「自分よりも先に他の誰かを吊る」為には何をすればいいか、ということを考えるのが重要なんじゃないかと思った。
潜伏狼:じゃあどうすりゃいいの編。
上の話を踏まえた上で。潜伏狼は以下2点のことを考える必要がある。
1.占い師から占われない・黒判定をもらわないこと。
2.決定力がある人を味方につけること。
1番。占い師というのはひじょーーに強力な職業であって、ここから黒判定をもらうというのは村にとって超強烈な黒要素なので、狼はなるべく黒判定をもらわないようにしなくてはいけない。これは、その占い師が真だろうが偽だろうが変わらない(一応状況にもよるが)
方法は二つある。「狩人護衛をかいくぐって占い師を食べる」か「占い師に占われない様にする」。どちらかだ。
占い師を襲撃するなら話は早い。狩人との読み合いだ。狩人は誰を護衛しているか?占い師か?確白か?霊能が確定しているならそちらについていてくれないか?占い師が複数出ているならどちらを護衛しているか?GJ出たら吊り回数増えるか?増えないか?というか狩人まだ生きてるか?
ここは正念場である。折角襲撃成功したのに真占い師じゃなかったよーというのはまたショボーンでもあるので、狼自身も「誰が真占い師なのか」ということをよく見定めた上で行動しなくてはいけない(生き残った側にケチをつけてローラーを誘発出来るという点で無駄ではないが)
特に、信用度をとっている真占い師に占われるのは8割がた負けフラグなので、是非真占いを襲撃して被占いの心配をなくしたいところである。妖魔がいる構成だとまた色々めんどいけど。
もう一つ、「そもそも占われない様にする」にはどうすればいいか?こちらはプレイングの範疇である。運も絡む。
要するに占い先の決定権をもっている人に「こいつを占っても無駄だろうなー」と思わせることだ。まとめ役がいるならまとめ役の、占い師の自由なら占い師の、「どんな基準で占い先決めているか」を読みとり、それに合わせてプレイングを調整することは一応可能だろうと思う。「半分ランダム」だとか、「判定してみて白だったら頼もしい人を占う」みたいな考え方の人も結構いるんで色々と難しいけど。正直、運重要。
やはり、真占いは生存している限り狼陣営にとって爆弾なので、どこかで襲撃、あるいは吊り誘導を心がけたいところではある。時にはギャンブルに出ることも重要だろう。
続いて2番。「決定力がある人を味方につけること」。
これも話は簡単で、要するに「誰を吊るかを決められる、誘導出来る人」に自分は白いと思ってもらえればいい。まとめ役がいるならまとめ役に。そうでないなら、そうでない人たちに。
特に最終盤では、たった一人を味方につけることが勝利に直結する場合が多い。とにかく全力で自分の白要素を提示し、他人の黒要素を指摘する。この時、前項の「白黒要素」を考慮する。これが重要なのは村側も同じことだけど。
・潜伏狼:襲撃先選択編。
さて。もう一つ考えなくてはいけないのが、「襲撃先どうしましょ」ということだ。
狼が襲撃したい役職は、優先度順には以下の様になる。
1.占い師
2.潜伏狩人
3.上記以外の能力者(ローラーされそうにない場合)
4.確定白
5.その他
占い師や狩人を襲いたいのは当然だが、例えばローラーされそうな霊能者をわざわざ襲うメリットはあまりない。狼が吊られたタイミングで霊能判定を隠したい、みたいな需要があればまた別だけど。
重要なのが、中盤以降能力者を襲う状況ではなくなり、片白や灰を襲うことになった場合の思考である。
基本的には、「最終的に自分を吊ろうとするリスクが高そうな人」を襲撃したい。この時、一概に「自分を疑っている人」を襲撃するより、「疑う軸がよく分からなくて最終的な矛先が予想出来ない人」を襲撃した方が、最終日の議論で有利になる場合が多い様な気がする。「何故その人が残されているか」という材料も出来るし。まあ、好みだけど。
逆に村側の人は、「自分の疑う基準をしっかりと持って、その上でたまに敢えて軸を外す」と強いかも知れない。また、潜伏狼の人は、「後吊り回数は○回、誰と誰襲撃して、誰と誰吊れば勝ち」みたいな大雑把な計算をしながらプレイすると強いかも知れない。
長くなった。
とにかく、潜伏狼はひじょーに大変な役職だけど、同時に最強のエンターティナーであり、一番やりがいがある役職でもある。村側に「お前が狼だったのかーー!!」という新鮮な驚きを提供出来る様頑張りたいものである。
でもしんざきは普段は白いので吊らないで下さい。きっと潜伏共有者ですよ!ですよ!!
いつものことながら用語とかルールの案内を完全にすっ飛ばしているので、よく分からなかった人はこちらをご参照下さい。
人狼BBSまとめサイト:基本知識
人狼BBSまとめサイト:セオリー
次回はラインとかライン切りについて何か書くかも。
以下の文章は、飽くまでしんざきはこう考えています、というだけの話なので、妥当なのかどうかは保証できませんし、これで勝てるかどうかも知りません。
また、しんざきは共有騙りに挑戦して真正面からトラップに突っ込んで黒確定する様なお茶目スキル狼の経験者なので、それも踏まえた上で読んで頂ければと思います。
・潜伏狼:目的の確認編。
潜伏狼の仕事内容はとてもシンプルである。一行で済む。
自分達以外の誰かを吊って、勝利に必要な吊り回数を消費させること。
とにかく、標準的な村の編成においては、最後に一匹狼陣営が残れば勝ちなのである。なので、別に最白になる必要はない。仲間全員が生き残る必要もない。ただ、吊り回数を計算しつくして、「最後の一回の吊り」で狼以外を吊ればいいだけ。とてもシンプル。
勿論、シンプルだということと簡単だということはイコールではない。潜伏狼は「最後の一回」の吊りを自分達から逸らす為に、なみなみならぬ努力を要求される。
結局のところ、「村から見て自分よりも先に吊るべき人」を何人か作ることが出来れば、それで狼は勝てるのだ。そして、吊り先を決める際、一番重要な要素は「黒く見えるかどうか」だから、狼の戦略を考える時はどうしても、「黒さとは何か、白さとは何か」を考える必要がある。
ということで次項。
・潜伏狼:白黒考察編。
白とか黒とかいう話は、要するに「こいつ怪しい」「こいつはそうでもない」という判断基準の話なのですが。
まず、最初に、極めて重要な前提。「ある人が怪しいかどうかを判断する為の基準」は、人によって異なる。その為、「全員から白く思われる」プレイをすることは極めて難しい、というか、普通は不可能である。 ここが、人狼の一番難しいところであり、一番面白いところだ。
ただし、「一般的に怪しいと思われる基準」を頭に入れておいて、それを避けることは可能だろうし、「この人はこういう疑い方をするな」ということを読み取って、それに合わせて潜伏の仕方を調整することも多分可能だろう。潜伏狼の腕前というのは、要するにここに集約されるような気がする。
ちょっと具体的な話に移ると、まず、以下の様な基準を「黒要素」と考える人はそこそこ多いような気がする。
・自分の意見を言わない。有力な人の意見に追従する。
・根拠が薄い吊りを強引に押す。
・人狼を探そうとする姿勢が見られない。
・メリットの薄いローラーを積極的に誘導する。
・発言数は多いが、内容寡黙。状況の確認など、村視点での情報量を増やさない発言が多い。
・視点漏れ。狼でしか分かりえない情報を漏らす。
以下の要素は、場合や考え方によって黒と考える人も白と考える人もいそうな、色々微妙なライン。当然、相互に矛盾しているものも含まれる。
・論理矛盾。日をまたいで言っていることが変わる。
・寡黙。発言数自体が少ない。
・人狼ではなく、潜伏能力者(狩人とか)が誰か、という思考方法をする。
・特に終盤、可能性を絞らず、むしろ増やす発言をする(こういう可能性もあるかも、の様な)。語尾を濁す。
・確定情報はない筈なのに白黒を確信している。自分の思考内容を疑わない。
・襲撃先を踏まえた考察の見直しをしない。
・自吊り推奨発言をする(場面にもよるが)
・確定白に対する議論で発言数を消費する。
まあ他にも色々あるだろうけど取り敢えずこんなもんでいいや。
とにかく、こういった様々な基準から、「なるべく多くの人に白く見てもらう」「自分よりも先に他の誰かを吊る」為には何をすればいいか、ということを考えるのが重要なんじゃないかと思った。
潜伏狼:じゃあどうすりゃいいの編。
上の話を踏まえた上で。潜伏狼は以下2点のことを考える必要がある。
1.占い師から占われない・黒判定をもらわないこと。
2.決定力がある人を味方につけること。
1番。占い師というのはひじょーーに強力な職業であって、ここから黒判定をもらうというのは村にとって超強烈な黒要素なので、狼はなるべく黒判定をもらわないようにしなくてはいけない。これは、その占い師が真だろうが偽だろうが変わらない(一応状況にもよるが)
方法は二つある。「狩人護衛をかいくぐって占い師を食べる」か「占い師に占われない様にする」。どちらかだ。
占い師を襲撃するなら話は早い。狩人との読み合いだ。狩人は誰を護衛しているか?占い師か?確白か?霊能が確定しているならそちらについていてくれないか?占い師が複数出ているならどちらを護衛しているか?GJ出たら吊り回数増えるか?増えないか?というか狩人まだ生きてるか?
ここは正念場である。折角襲撃成功したのに真占い師じゃなかったよーというのはまたショボーンでもあるので、狼自身も「誰が真占い師なのか」ということをよく見定めた上で行動しなくてはいけない(生き残った側にケチをつけてローラーを誘発出来るという点で無駄ではないが)
特に、信用度をとっている真占い師に占われるのは8割がた負けフラグなので、是非真占いを襲撃して被占いの心配をなくしたいところである。妖魔がいる構成だとまた色々めんどいけど。
もう一つ、「そもそも占われない様にする」にはどうすればいいか?こちらはプレイングの範疇である。運も絡む。
要するに占い先の決定権をもっている人に「こいつを占っても無駄だろうなー」と思わせることだ。まとめ役がいるならまとめ役の、占い師の自由なら占い師の、「どんな基準で占い先決めているか」を読みとり、それに合わせてプレイングを調整することは一応可能だろうと思う。「半分ランダム」だとか、「判定してみて白だったら頼もしい人を占う」みたいな考え方の人も結構いるんで色々と難しいけど。正直、運重要。
やはり、真占いは生存している限り狼陣営にとって爆弾なので、どこかで襲撃、あるいは吊り誘導を心がけたいところではある。時にはギャンブルに出ることも重要だろう。
続いて2番。「決定力がある人を味方につけること」。
これも話は簡単で、要するに「誰を吊るかを決められる、誘導出来る人」に自分は白いと思ってもらえればいい。まとめ役がいるならまとめ役に。そうでないなら、そうでない人たちに。
特に最終盤では、たった一人を味方につけることが勝利に直結する場合が多い。とにかく全力で自分の白要素を提示し、他人の黒要素を指摘する。この時、前項の「白黒要素」を考慮する。これが重要なのは村側も同じことだけど。
・潜伏狼:襲撃先選択編。
さて。もう一つ考えなくてはいけないのが、「襲撃先どうしましょ」ということだ。
狼が襲撃したい役職は、優先度順には以下の様になる。
1.占い師
2.潜伏狩人
3.上記以外の能力者(ローラーされそうにない場合)
4.確定白
5.その他
占い師や狩人を襲いたいのは当然だが、例えばローラーされそうな霊能者をわざわざ襲うメリットはあまりない。狼が吊られたタイミングで霊能判定を隠したい、みたいな需要があればまた別だけど。
重要なのが、中盤以降能力者を襲う状況ではなくなり、片白や灰を襲うことになった場合の思考である。
基本的には、「最終的に自分を吊ろうとするリスクが高そうな人」を襲撃したい。この時、一概に「自分を疑っている人」を襲撃するより、「疑う軸がよく分からなくて最終的な矛先が予想出来ない人」を襲撃した方が、最終日の議論で有利になる場合が多い様な気がする。「何故その人が残されているか」という材料も出来るし。まあ、好みだけど。
逆に村側の人は、「自分の疑う基準をしっかりと持って、その上でたまに敢えて軸を外す」と強いかも知れない。また、潜伏狼の人は、「後吊り回数は○回、誰と誰襲撃して、誰と誰吊れば勝ち」みたいな大雑把な計算をしながらプレイすると強いかも知れない。
長くなった。
とにかく、潜伏狼はひじょーに大変な役職だけど、同時に最強のエンターティナーであり、一番やりがいがある役職でもある。村側に「お前が狼だったのかーー!!」という新鮮な驚きを提供出来る様頑張りたいものである。
でもしんざきは普段は白いので吊らないで下さい。きっと潜伏共有者ですよ!ですよ!!
いつものことながら用語とかルールの案内を完全にすっ飛ばしているので、よく分からなかった人はこちらをご参照下さい。
人狼BBSまとめサイト:基本知識
人狼BBSまとめサイト:セオリー
次回はラインとかライン切りについて何か書くかも。
2009年07月11日
カード人狼の歩き方・ある村長の言葉。
D552村エピの村長が、改めて読むととてもいいことを言っていたのでちょっと引用。強調は私編集。
一応各能力者の思考は出来る様になった気がするけど、6、7には辿り着けている気がしないなあ。というか、未だに「狼からにじみ出てきた黒さ」と「村人が意図せずして出してしまっている黒さ」の区別がサパーリです。発言の黒白を読み解く技術を身につけないとなあ。
ただ、それ以前の1番というのは、マナーという以上に、「皆が楽しめる村を」という意識が大事なんだろうなーと今は思います。勿論勝利に全力を上げるというのは大事なんだけど、それと同じかそれ以上に「自分が楽しむ」「出来れば皆にも楽しんでもらう」という精神があるといいのかなあ、とか。なんとなくそんな。特に潜伏狼には、「お前だったのかーー!」という驚きを皆に提供するという大事な仕事があると私は思っています。
「後から読み直して楽しいログを作ること」が一番の目的なのかなあ、とか最近ちょっと思います。難しいですが。勿論勝負にはこだわった上で。
あ、ちなみにこの村のカタリナは単なる外しネタの人なので読まなくていいです。
まあそれ以前に、私は元来人狼BBSではネタと勢い専門の人だったので、村勝利に直接絡めた経験は数える程しかないですがなー。潜伏人狼を当てられた記憶が一度たりともない。
村長 ヴァルター 午前 10時 14分主眼は「マナーは大切だよ」という部分だと思うけれど、「どうやってステップアップするか」ということの指標にもなると思う。付け加えるとしたら、4.5くらいに「CO状況などの目に見える状況から、誰が黒いか、誰が白いかを判断出来る様になる」というのが入るのかも知れない。
初心者の定義って難しいと思うんですよ。
以前、「10回以下は初心者で良いんだよ」と言われて、
その意味が理解できるようになったのは
15回目くらいだったかなぁ・・・。
1.ゲーム(ネット)のマナーを理解する。
2.ゲームのルールを理解する。
3.狼の戦略を理解する。
4.村人は狼思考、狼は村人思考ができるようになる。
5.各能力者の立場になって思考ができるようになる。
6.各プレイヤーの思考方法から、発言の真偽を読みに行く。
7.各プレイヤーに合わせて、質問と返事を構成する。
大前提の1が出来てないと、2以降には進めないと思ってるよ。
昔は「初心者の為のネチケット」なんて言葉でネット上のモラルが喚起されていたけど、最近は「ネット=そこにあって触れる物」で敷居が下がってるよね。
一応各能力者の思考は出来る様になった気がするけど、6、7には辿り着けている気がしないなあ。というか、未だに「狼からにじみ出てきた黒さ」と「村人が意図せずして出してしまっている黒さ」の区別がサパーリです。発言の黒白を読み解く技術を身につけないとなあ。
ただ、それ以前の1番というのは、マナーという以上に、「皆が楽しめる村を」という意識が大事なんだろうなーと今は思います。勿論勝利に全力を上げるというのは大事なんだけど、それと同じかそれ以上に「自分が楽しむ」「出来れば皆にも楽しんでもらう」という精神があるといいのかなあ、とか。なんとなくそんな。特に潜伏狼には、「お前だったのかーー!」という驚きを皆に提供するという大事な仕事があると私は思っています。
「後から読み直して楽しいログを作ること」が一番の目的なのかなあ、とか最近ちょっと思います。難しいですが。勿論勝負にはこだわった上で。
あ、ちなみにこの村のカタリナは単なる外しネタの人なので読まなくていいです。
まあそれ以前に、私は元来人狼BBSではネタと勢い専門の人だったので、村勝利に直接絡めた経験は数える程しかないですがなー。潜伏人狼を当てられた記憶が一度たりともない。
2009年07月09日
カード人狼の歩き方・ローラーや決め打ちについて考えてみる夕べ
Q.ローラーとはなんですか。
A.ある範囲の人々を順番に全員吊ることです。
例えば。占い師coをした人が3人いたとする。真占い師は1人しかいないから、3人の内二人は必ず偽者、狼陣営である。狼かも知れないし、狂人かも知れない。
そこで、この3人を順番に全員吊ることが「占い師ローラー」と呼ばれる作戦である。
メリットは、「確実に狼陣営が×人吊れること」。例えばキューピッドや妖魔がいない通常構成で、占い師が3人出ている場合、かなりの確率でその中には狼が1匹混じっている。占い師ローラーを行えば確実に狼が一匹吊れる。
デメリットは、「確実に真能力者を吊ってしまうこと」「吊り回数が確実に×回無駄遣いされてしまうこと」。これはもう当たり前のことで、狼側に致命的なミスがない限り同職に含まれる狼は最高でも一匹だけだし、その他は基本的にはムダ吊りである。吊り回数に余裕がない時にローラーを選択してしまったばかりに負けた村は星の数ほどある。あと、「ローラーをしている間は吊り候補を挙げる意味がなくなるので、思考停止・材料不足を招きがちである」というデメリットも大きいと思う。
吊り回数の無駄使いは狼側にとってとてもありがたいことなので、特に狂人が騙っていた場合など、狼側が積極的にローラーにもっていこうとする場合もある。狼の代わりに吊られるのは狂人の重要な仕事の内である。
こうして考えると、ローラーは随分デメリットの多い作戦である。それでも村がローラーを選択し勝ちなのは、「真能力者を決めうつ」ということに対して非常に抵抗感が強いからなんではあるまいか。占いCOをした人が二人いるとして、万一狼を真認定なんぞしてしまった日には、村に残されるのは圧倒的敗北への道である。これは怖い。偽者にだまされるくらいなら両方とも吊ってしまえ、という訳なので、言ってみればローラーは「ネガティブ思考作戦」といえるかも知れない。
その為、ローラーを選択するかどうかは、残り吊り回数と密接に関わってくる。例えば霊3騙りなんて発生した場合には、ある程度セオリーに通じている人程無条件に霊能ローラーを選択してしまい勝ちだが、吊り手は本当に足りるのか。ローラーの順番を間違ってパワープレイ(狼陣営の数が村人陣営を上回って無理矢理投票勝ちすること)になってしまったりはしないか?(この前のオフ村ではそのせいで負けた)
吊り回数に余裕がない時、占いと霊能の間にはっきりとしたライン(この人が真ならばこちらも真になる、という様な繋がり)が出来ているのであれば、一つ気合を入れてどちらかを真決め打ちすることが必要な場合もままある。
ということで、ローラーを選択するかどうかの際、重要になってくる要素は幾つかある。
・綿密に吊り回数を計算すること。
・吊る順番を考えること。黒出しをしている能力者から先にローラーされることが多いのは何故かというと、「確実に狼陣営が吊れている」ことを利用してPPを防ぐ為である。
・真能力者は、村視点でそれが正しいと思っても、安易にローラーを薦めないこと。狂人とみられる場合もある。
・一度ローラーと決めたら完遂すること。中途半端なローラーは多くの場合逆効果である。
・明確なラインが出来ている場合には、どちらかのラインへの決め打ちも十分考慮すること。
こんな感じな気がする。
それはそうと、最近思うことなのだが、人狼ゲームにおいては「確実」「確定情報」という言葉が物凄く魅力的に響く様なのだ。村人に与えられる情報は非常に少なく、村人の思考は基本的に手探りにならざるを得ない。手探りで真っ暗闇の中を歩くのは大変怖い。怖い人は、僅かな光にも必死で縋る。
だから、村人は「少なくとも狼ではないことが確実な」共有者にまとめ役を任せたり、「少なくとも一匹は狼が吊れることが確実な」ローラーを選択したりする。
ただ、人狼ゲームは元来「会話」というとてもファジーなものを題材にしているゲームなので、どちらかというと確定情報が手に入ることの方が例外だし、確定情報に頼り過ぎるのは時としてとても危険である、ということは頭に入れておいた方がいい様な気がする。共有者だからといって妥当なまとめが出来るとは限らないんですよ!!特に私とか!!
ということで今日はこれくらい。
いつものことながら用語とかルールの案内を完全にすっ飛ばしているので、よく分からなかった人はこちらをご参照下さい。
人狼BBSまとめサイト:基本知識
人狼BBSまとめサイト:セオリー
A.ある範囲の人々を順番に全員吊ることです。
例えば。占い師coをした人が3人いたとする。真占い師は1人しかいないから、3人の内二人は必ず偽者、狼陣営である。狼かも知れないし、狂人かも知れない。
そこで、この3人を順番に全員吊ることが「占い師ローラー」と呼ばれる作戦である。
メリットは、「確実に狼陣営が×人吊れること」。例えばキューピッドや妖魔がいない通常構成で、占い師が3人出ている場合、かなりの確率でその中には狼が1匹混じっている。占い師ローラーを行えば確実に狼が一匹吊れる。
デメリットは、「確実に真能力者を吊ってしまうこと」「吊り回数が確実に×回無駄遣いされてしまうこと」。これはもう当たり前のことで、狼側に致命的なミスがない限り同職に含まれる狼は最高でも一匹だけだし、その他は基本的にはムダ吊りである。吊り回数に余裕がない時にローラーを選択してしまったばかりに負けた村は星の数ほどある。あと、「ローラーをしている間は吊り候補を挙げる意味がなくなるので、思考停止・材料不足を招きがちである」というデメリットも大きいと思う。
吊り回数の無駄使いは狼側にとってとてもありがたいことなので、特に狂人が騙っていた場合など、狼側が積極的にローラーにもっていこうとする場合もある。狼の代わりに吊られるのは狂人の重要な仕事の内である。
こうして考えると、ローラーは随分デメリットの多い作戦である。それでも村がローラーを選択し勝ちなのは、「真能力者を決めうつ」ということに対して非常に抵抗感が強いからなんではあるまいか。占いCOをした人が二人いるとして、万一狼を真認定なんぞしてしまった日には、村に残されるのは圧倒的敗北への道である。これは怖い。偽者にだまされるくらいなら両方とも吊ってしまえ、という訳なので、言ってみればローラーは「ネガティブ思考作戦」といえるかも知れない。
その為、ローラーを選択するかどうかは、残り吊り回数と密接に関わってくる。例えば霊3騙りなんて発生した場合には、ある程度セオリーに通じている人程無条件に霊能ローラーを選択してしまい勝ちだが、吊り手は本当に足りるのか。ローラーの順番を間違ってパワープレイ(狼陣営の数が村人陣営を上回って無理矢理投票勝ちすること)になってしまったりはしないか?(この前のオフ村ではそのせいで負けた)
吊り回数に余裕がない時、占いと霊能の間にはっきりとしたライン(この人が真ならばこちらも真になる、という様な繋がり)が出来ているのであれば、一つ気合を入れてどちらかを真決め打ちすることが必要な場合もままある。
ということで、ローラーを選択するかどうかの際、重要になってくる要素は幾つかある。
・綿密に吊り回数を計算すること。
・吊る順番を考えること。黒出しをしている能力者から先にローラーされることが多いのは何故かというと、「確実に狼陣営が吊れている」ことを利用してPPを防ぐ為である。
・真能力者は、村視点でそれが正しいと思っても、安易にローラーを薦めないこと。狂人とみられる場合もある。
・一度ローラーと決めたら完遂すること。中途半端なローラーは多くの場合逆効果である。
・明確なラインが出来ている場合には、どちらかのラインへの決め打ちも十分考慮すること。
こんな感じな気がする。
それはそうと、最近思うことなのだが、人狼ゲームにおいては「確実」「確定情報」という言葉が物凄く魅力的に響く様なのだ。村人に与えられる情報は非常に少なく、村人の思考は基本的に手探りにならざるを得ない。手探りで真っ暗闇の中を歩くのは大変怖い。怖い人は、僅かな光にも必死で縋る。
だから、村人は「少なくとも狼ではないことが確実な」共有者にまとめ役を任せたり、「少なくとも一匹は狼が吊れることが確実な」ローラーを選択したりする。
ただ、人狼ゲームは元来「会話」というとてもファジーなものを題材にしているゲームなので、どちらかというと確定情報が手に入ることの方が例外だし、確定情報に頼り過ぎるのは時としてとても危険である、ということは頭に入れておいた方がいい様な気がする。共有者だからといって妥当なまとめが出来るとは限らないんですよ!!特に私とか!!
ということで今日はこれくらい。
いつものことながら用語とかルールの案内を完全にすっ飛ばしているので、よく分からなかった人はこちらをご参照下さい。
人狼BBSまとめサイト:基本知識
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2009年06月24日
人狼ゲームに学ぶ、会議に関わる10の法則
1.確実な情報を持っている人には早めに喋らせないと話が進まない。(※1)
2.けど、確実な情報がいつも手に入ると思ったら大間違いである。(※2)
3.確実な情報が揃わないからといって会議をやめる訳にもいかない。(※3)
4.意思決定の基本は多数決。
5.けど、実際には誰か一人のまとめ役が集約した決定権をもっていることが割と多い。(※4)
6.まとめ役は、まとめ役だからと言って物事がちゃんと見えているとは限らない。
7.物事がちゃんと見えていない人がまとめ役だと、往々にして会議は覿面にすっころぶ。(※5)
8.怪しい発言を行う人は、往々にして本当に怪しい訳ではなく、単に話についてきていない人であることが多い。(※6)
9.結論を先送りにすることがいい結果を生むことも意外とある。(※7)
10.人狼ゲームが実際の会議に圧倒的に優っている点が一つある。時間制限が厳密ということだ。(※8)
※1:占い師がcoしてない状態で議論するのって結構大変じゃないですか?共有も重要な情報源だけど。
※2:黒出し待ってたら占い師が初日食いされちゃってさあ大変。とか。
※3:実際の会議だと、「え、Bさん休み?資料ないの?でも会議やるの?」みたいなケースは往々にしてある。「一応意識合わせ」って、合わせるべき意識がないのに一体何を合わせるというのか。パネルでポンでもやっておけと言いたい。
※4:確定白まとめ役に課される責任は割と重い。共有が潜伏を望んだ時には尊重した方がいい気がする。
※5:私が共有とかひくと村滅ぶよ!滅ぶよ!一応勝ったこともあるけど。
※6:「黒要素」と「黒過ぎて逆に真っ白」の境目は紙一重。
※7:材料ないねー材料ないねーと話していたら翌日どかんとハムが溶けたり後追い恋人が狼で村勝ちとか。勿論逆の場合もたくさんある。
※8:会社の会議にもタイムキーパー入れようぜ!!
ということで、今日もまだ会議があるので吊り投票入れてきます。皆さんお元気で。
2.けど、確実な情報がいつも手に入ると思ったら大間違いである。(※2)
3.確実な情報が揃わないからといって会議をやめる訳にもいかない。(※3)
4.意思決定の基本は多数決。
5.けど、実際には誰か一人のまとめ役が集約した決定権をもっていることが割と多い。(※4)
6.まとめ役は、まとめ役だからと言って物事がちゃんと見えているとは限らない。
7.物事がちゃんと見えていない人がまとめ役だと、往々にして会議は覿面にすっころぶ。(※5)
8.怪しい発言を行う人は、往々にして本当に怪しい訳ではなく、単に話についてきていない人であることが多い。(※6)
9.結論を先送りにすることがいい結果を生むことも意外とある。(※7)
10.人狼ゲームが実際の会議に圧倒的に優っている点が一つある。時間制限が厳密ということだ。(※8)
※1:占い師がcoしてない状態で議論するのって結構大変じゃないですか?共有も重要な情報源だけど。
※2:黒出し待ってたら占い師が初日食いされちゃってさあ大変。とか。
※3:実際の会議だと、「え、Bさん休み?資料ないの?でも会議やるの?」みたいなケースは往々にしてある。「一応意識合わせ」って、合わせるべき意識がないのに一体何を合わせるというのか。パネルでポンでもやっておけと言いたい。
※4:確定白まとめ役に課される責任は割と重い。共有が潜伏を望んだ時には尊重した方がいい気がする。
※5:私が共有とかひくと村滅ぶよ!滅ぶよ!一応勝ったこともあるけど。
※6:「黒要素」と「黒過ぎて逆に真っ白」の境目は紙一重。
※7:材料ないねー材料ないねーと話していたら翌日どかんとハムが溶けたり後追い恋人が狼で村勝ちとか。勿論逆の場合もたくさんある。
※8:会社の会議にもタイムキーパー入れようぜ!!
ということで、今日もまだ会議があるので吊り投票入れてきます。皆さんお元気で。
2009年06月22日
今日のしんざきが人狼強化アナゲ会にいってきた件について 09/06/22
最初にまとめ。
総括:超楽しかった。
総括その2:まなめはうすのまなめさんや妄想殿下始め、前々からお会いしてみたかった人にたくさん遭遇出来て光栄でしたー。人狼ったーでお世話になっているかたがたともたくさんお会い出来ました。色々ご迷惑おかけしてすいません。
提言:神話マニアこわい超こわい。占い師になっても人狼になっても、どっちかの陣営にすげー傾く。神話マニアがいる時は初日占いcoなしにすべき。個人的な希望を申し上げさせて頂きますと神話マニアよりQPいれね?っつーか16人ハムスター入りなら村人でもよくね?
提言その2:究極の人狼は、狼6匹いると狼陣営が強すぎる様な気がする。元々のレギュは、ゴーストの存在を強めに見過ぎなのかな?狼6匹なら狩人的存在を入れた方がよさそうな気もする。呪われしもの超強い。
TIPS:吊り回数の計算は、「残り人数/2(端数切捨て)」して、母数が偶数の時はそこから1引く、だけでいけますですよ。念の為いちいち数えてたけど。
ということで、新宿は御苑前のスター会議室で、人狼強化アナゲ会に参加してカード人狼をたくさん遊んできました。楽しかったです。
取り敢えず、記憶にある限りの村レポートを。長いのでおりたたみます。
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総括:超楽しかった。
総括その2:まなめはうすのまなめさんや妄想殿下始め、前々からお会いしてみたかった人にたくさん遭遇出来て光栄でしたー。人狼ったーでお世話になっているかたがたともたくさんお会い出来ました。色々ご迷惑おかけしてすいません。
提言:神話マニアこわい超こわい。占い師になっても人狼になっても、どっちかの陣営にすげー傾く。神話マニアがいる時は初日占いcoなしにすべき。個人的な希望を申し上げさせて頂きますと神話マニアよりQPいれね?っつーか16人ハムスター入りなら村人でもよくね?
提言その2:究極の人狼は、狼6匹いると狼陣営が強すぎる様な気がする。元々のレギュは、ゴーストの存在を強めに見過ぎなのかな?狼6匹なら狩人的存在を入れた方がよさそうな気もする。呪われしもの超強い。
TIPS:吊り回数の計算は、「残り人数/2(端数切捨て)」して、母数が偶数の時はそこから1引く、だけでいけますですよ。念の為いちいち数えてたけど。
ということで、新宿は御苑前のスター会議室で、人狼強化アナゲ会に参加してカード人狼をたくさん遊んできました。楽しかったです。
取り敢えず、記憶にある限りの村レポートを。長いのでおりたたみます。
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2009年06月12日
カード人狼の歩き方 こまごまとしたこと。
まず最初に、私が昔D629村でお世話になりまくったataさんことteraさんが超絶参考になりまくる記事を書かれていたのでリンク。
カード人狼での能力者COタイミングについて
流石の考察力としか。占3霊1は確かに村からすればイヤな配置なので、そうならない方法については私ももうちょっと考えてみたいと思いました。逆に狼としては、狂人と連携して占い3霊1にもちこむ方法を考えればいいのかな。
ちなみに、上記エントリーの後の4人人狼の遊び方とセオリーについても大変面白いので人狼好きな方はご一読を。
以下おりたたむ。
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カード人狼での能力者COタイミングについて
流石の考察力としか。占3霊1は確かに村からすればイヤな配置なので、そうならない方法については私ももうちょっと考えてみたいと思いました。逆に狼としては、狂人と連携して占い3霊1にもちこむ方法を考えればいいのかな。
ちなみに、上記エントリーの後の4人人狼の遊び方とセオリーについても大変面白いので人狼好きな方はご一読を。
以下おりたたむ。
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2009年06月11日
カード人狼の歩き方・狩人coってなんだ?
最近人狼の話が多くて、知らない人にはワケワカランな感じですいませんすいません。
けどよく考えると以前から「知らない人にはワケワカラン」内容ばっかな点では同じ気がするな。うん、気にしないことにした。
以下折りたたむ。
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けどよく考えると以前から「知らない人にはワケワカラン」内容ばっかな点では同じ気がするな。うん、気にしないことにした。
以下折りたたむ。
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2009年06月09日
カード人狼の歩き方・占い先にまつわる色々のお話。
最近、短期人狼をやる機会が急に増えた。で、一日が24時間ある人狼BBSとは、当たり前だが色んな点で違うなーと思った。そんな中考えていることが、
「人狼BBSでの戦法は、短期人狼でも有効なのか?」
ということだ。私が今まで、固定観念として「まあ有効」と考えていた戦術が、短期人狼では結構定着していない。これは戦術を再検討するいい機会だと思った。
まず最初に強調しておきたいのが、人狼ゲームに「正解」はない、ということだ。「これをやっていればOK」という戦法もないし、そういった戦法にこだわる必要もない。そんなものがあったら、人狼ゲームはこんなに面白くなかった筈だ。
色々な遊び方があり、色々な戦法があり、そういったものを受け入れるだけのキャパシティがあるから人狼ゲームは面白い。
ただ、それは前提として、「ある戦法」のメリット、デメリットを知っておくことは有用だと思うし、それを下敷きにして新しいやり方を考えることもまた楽しい。下敷きなしで、例えば無作為に占い吊りを重ねていても、それはやっぱり面白さを減ずる要素になってしまうだろう。
ということで、今回は「占い」「予言」にまつわる色々な戦法について、主にあまり慣れていない方向けに、私自身のおさらいも兼ねて考えてみたいと思った。何を今更、と思われる人がいた場合、天然狂人の戯言と思って勘弁していただきたい。
基本的な用語や能力者の詳細については以下を参照のこと。
人狼BBS まとめサイト - 基本知識
・占い先の選び方について。
大きく二つに分かれる。「占い先を何らかの形で選出・指定する」と、「占い師の判断に任せる」だ。
前者の戦法の代表格が統一占いだ。つまり、何らかの方法で、村の総意として占い先を決定し、その時点でcoしている占い師さんに同一人物を占ってもらうという方法である。
戦法の良し悪しは、メリットデメリットで考えるべきである。統一占いのメリットデメリットは、人狼BBSまとめサイトが引き続き参考になる。ちょっと加筆加減して、以下の様な感じになるだろうか。
○統一占いのメリット
・情報が分かりやすい。構図が見えやすい。
・灰が確実に減る。確定白、パンダが出来やすい。
・必然的に占い師の真贋の判断材料が増える。
・占い先希望を村から募ることで、後々狼同士のラインなどに関する材料が増える。特に長期村では重要。
・まとめ役が共有者の場合、共有トラップのタイミングが図れる。
●統一占いのデメリット
・占い先襲撃が発生する可能性が高い。
・占い先希望を村から募った場合、占い先選出に狼の意志が介在する。短期村ではやや大きいかも知れない(まとめ役の判断力次第だが)
・占い先の選出法、まとめ役の有無などを話しあう必要がある。短期の場合そんな時間がないことも多い。
という感じ。実の所、私自身は占い先襲撃をそれ程大きなデメリットとは考えていなかったりする為(考え方次第だが)、基本的にはメリットの方が大きい様に思っている。
「占い先を誰にするか」という明白な議論の種が出来ることも大きい。これも、状況によってはデメリットにもなり得るが。
ただ、やはり最大の問題は「占い先選出について話し合っている暇はそもそもあるのか」ということだなあ。ケースバイケースではあるけれど。
で、その延長上に「クロス占い」というものがある。初日占いがあって占い先が分かれた場合、占い師が相互に相手が占っていない相手を占う、というヤツだ。これによって、「片方にしか占われていない人」が同時に二人消える。
勿論占い師2coの時しか使えない(場合が多い) このメリット・デメリットもほぼ統一占いに準ずる。
○クロス占いのメリット
・情報が分かりやすい。構図が見えやすい。
・灰が確実に二人減る。確定白、あるいはパンダが出来やすい。
・狂人に初日白出しされた狼がそのまま放置される、という事態がなくなる。
●クロス占いのデメリット
・初日の議論、発言の内容が占い先に反映されない。怪しい人が初日放置される可能性がある。
・占い回避co(役職coして占いを撤回させること)に対応しにくい。
一般的には、クロス占いが発生するのは最初だけで、後は統一占いに遷移することになるだろう。
占いの最大の役割は、「人狼を見つける」こと。そして、「村に誰が怪しいのかを探る情報を与える」ことだ。そこから考えると、「灰を減らす」ことも占いの重要な役割だといえる。そういう意味では、統一占いやクロス占いはある程度有効な選択肢の一つなんじゃないか、と私は思う。
他にもゾーン占いとか交互占いとか細かいところは色々あるけれど、まずは上の二種に触れておけば十分だろう。
次に、占い師が占い先を判断する「自由占い」の場合。基本的には統一占いの逆で、
○自由占いのメリット
・まとめ役選出の必要がない。
・狼の意思が占いに介在しにくい。
・占い師が襲撃された場合、「誰を占おうとしていたか」が狼判断の材料になることがある。
・占い先を占い師が宣言しない場合、占い先襲撃が発生する可能性が低い。
●自由占いのデメリット
・基本的に占い師相互の占い先がブレるので、確定白が出来にくい。灰が減らない。
・狼判定が出ても吊りにくいし、白判定が出ても信用しにくい。
・構図が見えにくい。狼同士のライン判断が難しい。
・騙り占い師が、夜が明けてからの状況を見て都合の良い相手への判定を出してくる可能性がある。
という様な感じか。基本的には、自由占いの方がよりカオスな方向に進むという印象があるが、この辺は村の状況にもよるし、占い師や共有者の考え方にもよるし、勿論co状況にもよる。
例えば占い師が見るからに熟練者の場合、一本釣りを期待するのも悪くないだろう。カード人狼形式なら吊りと占いが被る可能性もないし。
どの方法にも言えることだが、「占い師もちゃんと信用をとりにいかなくてはならない」のは前提だといえるだろう。村人の一人としてちゃんと考察する占い師、求められることをきちんきちんとやる占い師が信用される傾向がある、というのはどこでも同じ。騙りだろうが真だろうが関係なく、「占い師」という立場に安住せず、村人としての発言を心がけるといいんじゃないかと思った。気をつけろよ、オレ。
で。回避coについても書こうかと思っていたが、ちょっと大概長くなってしまった。項を改めてまた書こーかと思う。
戦略やセオリーは必須でもなんでもないけど、既存の戦略をこねくり回して色々考えるのも楽しいですよ!楽しいですよ!
以下は今まで書いた人狼関係エントリ。いい加減なものを書き散らしているものが多いが、一応リンクしておく。
カード人狼の歩き方・村側初心者編。
初日予言者COについて色々と考えてみる。
人狼BBSが僕達に教えてくれたこと。
「人狼BBSでの戦法は、短期人狼でも有効なのか?」
ということだ。私が今まで、固定観念として「まあ有効」と考えていた戦術が、短期人狼では結構定着していない。これは戦術を再検討するいい機会だと思った。
まず最初に強調しておきたいのが、人狼ゲームに「正解」はない、ということだ。「これをやっていればOK」という戦法もないし、そういった戦法にこだわる必要もない。そんなものがあったら、人狼ゲームはこんなに面白くなかった筈だ。
色々な遊び方があり、色々な戦法があり、そういったものを受け入れるだけのキャパシティがあるから人狼ゲームは面白い。
ただ、それは前提として、「ある戦法」のメリット、デメリットを知っておくことは有用だと思うし、それを下敷きにして新しいやり方を考えることもまた楽しい。下敷きなしで、例えば無作為に占い吊りを重ねていても、それはやっぱり面白さを減ずる要素になってしまうだろう。
ということで、今回は「占い」「予言」にまつわる色々な戦法について、主にあまり慣れていない方向けに、私自身のおさらいも兼ねて考えてみたいと思った。何を今更、と思われる人がいた場合、天然狂人の戯言と思って勘弁していただきたい。
基本的な用語や能力者の詳細については以下を参照のこと。
人狼BBS まとめサイト - 基本知識
・占い先の選び方について。
大きく二つに分かれる。「占い先を何らかの形で選出・指定する」と、「占い師の判断に任せる」だ。
前者の戦法の代表格が統一占いだ。つまり、何らかの方法で、村の総意として占い先を決定し、その時点でcoしている占い師さんに同一人物を占ってもらうという方法である。
戦法の良し悪しは、メリットデメリットで考えるべきである。統一占いのメリットデメリットは、人狼BBSまとめサイトが引き続き参考になる。ちょっと加筆加減して、以下の様な感じになるだろうか。
○統一占いのメリット
・情報が分かりやすい。構図が見えやすい。
・灰が確実に減る。確定白、パンダが出来やすい。
・必然的に占い師の真贋の判断材料が増える。
・占い先希望を村から募ることで、後々狼同士のラインなどに関する材料が増える。特に長期村では重要。
・まとめ役が共有者の場合、共有トラップのタイミングが図れる。
●統一占いのデメリット
・占い先襲撃が発生する可能性が高い。
・占い先希望を村から募った場合、占い先選出に狼の意志が介在する。短期村ではやや大きいかも知れない(まとめ役の判断力次第だが)
・占い先の選出法、まとめ役の有無などを話しあう必要がある。短期の場合そんな時間がないことも多い。
という感じ。実の所、私自身は占い先襲撃をそれ程大きなデメリットとは考えていなかったりする為(考え方次第だが)、基本的にはメリットの方が大きい様に思っている。
「占い先を誰にするか」という明白な議論の種が出来ることも大きい。これも、状況によってはデメリットにもなり得るが。
ただ、やはり最大の問題は「占い先選出について話し合っている暇はそもそもあるのか」ということだなあ。ケースバイケースではあるけれど。
で、その延長上に「クロス占い」というものがある。初日占いがあって占い先が分かれた場合、占い師が相互に相手が占っていない相手を占う、というヤツだ。これによって、「片方にしか占われていない人」が同時に二人消える。
勿論占い師2coの時しか使えない(場合が多い) このメリット・デメリットもほぼ統一占いに準ずる。
○クロス占いのメリット
・情報が分かりやすい。構図が見えやすい。
・灰が確実に二人減る。確定白、あるいはパンダが出来やすい。
・狂人に初日白出しされた狼がそのまま放置される、という事態がなくなる。
●クロス占いのデメリット
・初日の議論、発言の内容が占い先に反映されない。怪しい人が初日放置される可能性がある。
・占い回避co(役職coして占いを撤回させること)に対応しにくい。
一般的には、クロス占いが発生するのは最初だけで、後は統一占いに遷移することになるだろう。
占いの最大の役割は、「人狼を見つける」こと。そして、「村に誰が怪しいのかを探る情報を与える」ことだ。そこから考えると、「灰を減らす」ことも占いの重要な役割だといえる。そういう意味では、統一占いやクロス占いはある程度有効な選択肢の一つなんじゃないか、と私は思う。
他にもゾーン占いとか交互占いとか細かいところは色々あるけれど、まずは上の二種に触れておけば十分だろう。
次に、占い師が占い先を判断する「自由占い」の場合。基本的には統一占いの逆で、
○自由占いのメリット
・まとめ役選出の必要がない。
・狼の意思が占いに介在しにくい。
・占い師が襲撃された場合、「誰を占おうとしていたか」が狼判断の材料になることがある。
・占い先を占い師が宣言しない場合、占い先襲撃が発生する可能性が低い。
●自由占いのデメリット
・基本的に占い師相互の占い先がブレるので、確定白が出来にくい。灰が減らない。
・狼判定が出ても吊りにくいし、白判定が出ても信用しにくい。
・構図が見えにくい。狼同士のライン判断が難しい。
・騙り占い師が、夜が明けてからの状況を見て都合の良い相手への判定を出してくる可能性がある。
という様な感じか。基本的には、自由占いの方がよりカオスな方向に進むという印象があるが、この辺は村の状況にもよるし、占い師や共有者の考え方にもよるし、勿論co状況にもよる。
例えば占い師が見るからに熟練者の場合、一本釣りを期待するのも悪くないだろう。カード人狼形式なら吊りと占いが被る可能性もないし。
どの方法にも言えることだが、「占い師もちゃんと信用をとりにいかなくてはならない」のは前提だといえるだろう。村人の一人としてちゃんと考察する占い師、求められることをきちんきちんとやる占い師が信用される傾向がある、というのはどこでも同じ。騙りだろうが真だろうが関係なく、「占い師」という立場に安住せず、村人としての発言を心がけるといいんじゃないかと思った。気をつけろよ、オレ。
で。回避coについても書こうかと思っていたが、ちょっと大概長くなってしまった。項を改めてまた書こーかと思う。
戦略やセオリーは必須でもなんでもないけど、既存の戦略をこねくり回して色々考えるのも楽しいですよ!楽しいですよ!
以下は今まで書いた人狼関係エントリ。いい加減なものを書き散らしているものが多いが、一応リンクしておく。
カード人狼の歩き方・村側初心者編。
初日予言者COについて色々と考えてみる。
人狼BBSが僕達に教えてくれたこと。
2009年05月31日
カード人狼の歩き方・村側初心者編。
もうとっくの昔にもっと上手くまとめてる人がいるかも知れないけど、まあ別にいいや。
最近カード人狼を久々にやる機会があって、強く思ったこと。それは、
・人狼は喋れば喋る程面白いのに、喋らないと勿体ねぇ!!
ということ。正味な話、人狼というゲームは全体の発言量が多くなればなるほど、どんどん楽しくなっていくゲームだと思う。
勿論、元々話すのが余り好きではない人や、あるいは作戦として「寡黙」を選択している人が無理に喋る必要は全くない。ターンが短いから話す暇がない、という場合もあるかも知れない。ただ、「何を話せばいいのかよく分からない」という理由であまり話せない人も結構いるみたいだなーと感じた訳で、そういうのは多分大変に勿体無い。
ということで、作戦がどーとか戦略がどーとかのもうちょっと手前で、特に人狼ゲーム自体に不慣れな人用に、「どんなことを話せばいいか」について、今回は村側視点で考えてみたいなーと思った。勿論自分の為でもある。
先に参考リンクを挙げておく。
人狼BBSまとめサイト:基本知識
人狼BBSまとめサイト:セオリー
基本的なところは、この辺↑を流し読みして頂ければ大体だいじょーぶなんじゃないかと思うので省く。
・序盤は何を話せばいいか。
細かく分類すれば色々とあるが、こと村側視点に立った時、話すべきテーマは一つしかない。つまり、「どうやって情報を増やしましょうか」ということである。
人狼ゲームにおいては、占い師なり霊能者なり狩人なり、あるいは勿論人狼なり、色々な職業がある。しかし、初日には皆が同じ「謎の人」。さあ、どうやって情報を集めましょう。
この、「情報の集め方」「情報を集める方針」について話し合い、さらにその話し合った内容から色々な情報を拾い集めるのが、序盤にやるべきことな訳である。
例えば基本的なところで、占い師や霊能者が自分の正体を宣言する(以下カミングアウト=coと省略する)タイミングやその方法。占い師は狼を見つけることの出来る極めて重要な能力者だけれど、大抵の場合狼や狂人も「占い師のフリ」をしてくる。それを踏まえたうえで、「私は占い師です」と名乗り出てもらうのはいつ、どんな方法がいいだろう?
例えば初日に、一斉挙手で名乗り出てもらう方法。これは構図がはっきりするけれど、占い師ターゲットが早めに出揃うので狼に襲撃されてしまうかも知れない。例えば二日目に、占い結果と同時に名乗り出てもらう方法。黒判定(狼だという判定)が出るまで潜伏してもらう方法。それぞれ、考えてみるといろいろなメリット・デメリットがあり、その場合場合によって最適な手段は異なる。
さて、あなたはどんな方法が最適だと思いますか?また、村人に化けた狼だったらどんな方法が最適だと言うと思いますか?(この辺は、まなめさんの議論が参考になると思う)
上の質問に限らず、一つ重要なのは「正解というものは存在しない」ということだ。「正解を求めて立ち止まってはいけない」ということだ。重要なのは正解を探すことではなく、「考えて、その考えた結果を周囲に伝える」ことなのである。
例えば、誰を占い、誰を吊り(処刑し)たいか。人狼は誰だと思うか。真占い師は誰だとおもうか。今怪しいのは誰だと思うか。その理由。これらは全て、突き詰めると「情報を集める為の手段」である(吊りは、攻撃手段であると同時に、「その人は狼だったかどうか」を突き止める為の超重要な情報収集手段でもある)。そして、「誰がどう考えたか」という内容が、更にその次の「誰が怪しいと思うか」という思考に繋がっていく。
狼は基本的に「村人に探されたくない」し「村に材料を渡したくない」ので、皆が真面目に考えれば考える程、話せば話す程狼は苦しくなる。周りが真面目に考えている以上、自分も真面目に話さないと吊られてしまうしからである(寡黙吊りとはその為にある)。また、狼は生き残らなくてはいけない為、狼の話にはどこかに歪みが出ることが多い。狼が話せば話す程それは周囲への材料になる。狼に苦労をさせようじゃないですか。
つまるところ、「人狼を探す為に、あなたはどうしたいですか」というのが最大最強の質問であり、「正解」がないことを承知でこれに答えることが多分、人狼ゲームの本質だと思う訳なのだ。これは序盤だけではなく、中盤から終盤までずっと変わりない。
さて、次の場面を考えてみよう。
・吊られそうになった時何を話せばいいか。
特に吊り対象になった際の弁明で、「自分は村人なのでまあ吊られてもいいや」ということしか発言しない人が多かった気がして、これちょっと勿体無い様に思った。まあ弁明時間なんて短いんである程度仕方ない点もあるんだけど。
吊られそうになった人の最大の仕事は何かというと、「自分が吊られた後の手がかりを皆に残すこと」「自分が吊られた後、村はどう動くべきかというビジョンを示すこと」ではないかと私は思う。
例えばあなたが村人の場合、あなたが吊られるということは「村が吊り手を一手ムダにしようとしている」ということを意味している。さあ大変だ。自分が吊られるのは百歩譲って仕方ないとして、では自分が何かを「言い残す」ことで、その後村を有利にする方法はないだろうか。
例えば、「自分を不自然な理由で怪しんだ人」の指摘。例えば、吊り投票で挙動が怪しかった人の指摘。「自分が吊られそう」という場面で、そういったことを一番注意深く真剣に観られるのは、「吊られそうなあなた」に他ならない。
あるいは、あなたが吊られた後、霊能判定が白・黒に分かれるかも知れない。そんな時、あなたが生前誰と協調していたか、誰と対立していたかが、「どちらの能力者が本物か」を示す為の重要な手がかりになることもある。というか、そういった手がかりを残すことが村人の仕事の一つであり、その最終仕上げが吊られる際の弁明だったりする訳である。これ重要。
まあ、カード人狼では弁明時間といっても短かったりするので、なかなか難しいものがあるかも知れないけれど。遺言というものはその後の村をリードする結構重要な指標になることも多いので、最後の瞬間までなるべくたくさん話すときっといいことありますよ!ありますよ!
・中盤/終盤には何を話せばいいか。
今まで話してきたことを、思い出せる範囲でかまわないので思い出してみよう。自分が話したこと、他人が話したこと。それと、今の状況を照らし合わせて、何かおかしいところはあるだろうか。ないだろうか。
結局、中盤終盤にやるべきことの半分は、今まで出てきた材料のおさらいである。逆から観れば、中盤・終盤に生かす為にこそ、序盤に材料をたくさん出さなくてはいけない。
例えば、序盤から中盤にかけて、色んな人を吊り誘導しているのに自分は疑われていない人は、もしかすると怪しいかも知れない。あるいは、序盤で言っていたことと矛盾していることを言っている人が怪しいかも知れない。逆に、それは確定情報が見えていないからいちいち考え直している村人かも知れない。
後から狼だと判定された人から、「この人は怪しくないよ!」と思考を逸らそうとしていた人はいなかっただろうか。吊り投票に不自然なところはなかっただろうか。投票数が微妙な時、こっそりと狼から票を外した人はいなかっただろうか。
その辺、おさらいできる範囲でとにかくおさらいしてみましょう。きっとどこかに違和感が、歪みがある筈で、その下に狼が隠れています。
特に最後の方は状態も極限になってきて、色々と精神的にも大変かも知れないが、それこそが人狼ゲームの醍醐味。最後まで突っ走ればきっと勝ち負け関係なく充実感で一杯になる、筈。
・「あなたには何が見えているか」ということが、村への最大の手がかりなのです。
最大の手がかりは、「あなたは村人である」ということ。村人のあなたから何が見えているか。それを周囲にどう伝えるか。結局、人狼ゲームで話す内容というのはそこに集約されると思う。
人狼ゲームは、あなた一人で推理をする「推理ゲーム」ではない。あなたが生き残れば勝てる「生き残りゲーム」ではない。村の皆で話し合って人狼を見つけ出す、「会話ゲーム」なのである。
だから、たくさん判断してたくさん話しましょう。その判断が合っていたか間違っていたかに関わらず、それで、それだけでゲームは楽しくなります。
という様な感じで。すいません、手馴れた人には何言ってんだこいつと思われる様な内容かもですが、復習ということで勘弁してください。
また折を見て、「人狼に不慣れな人」が人狼や狂人になった場合の、「人狼側編」についても書いてみようと思う。
最近カード人狼を久々にやる機会があって、強く思ったこと。それは、
・人狼は喋れば喋る程面白いのに、喋らないと勿体ねぇ!!
ということ。正味な話、人狼というゲームは全体の発言量が多くなればなるほど、どんどん楽しくなっていくゲームだと思う。
勿論、元々話すのが余り好きではない人や、あるいは作戦として「寡黙」を選択している人が無理に喋る必要は全くない。ターンが短いから話す暇がない、という場合もあるかも知れない。ただ、「何を話せばいいのかよく分からない」という理由であまり話せない人も結構いるみたいだなーと感じた訳で、そういうのは多分大変に勿体無い。
ということで、作戦がどーとか戦略がどーとかのもうちょっと手前で、特に人狼ゲーム自体に不慣れな人用に、「どんなことを話せばいいか」について、今回は村側視点で考えてみたいなーと思った。勿論自分の為でもある。
先に参考リンクを挙げておく。
人狼BBSまとめサイト:基本知識
人狼BBSまとめサイト:セオリー
基本的なところは、この辺↑を流し読みして頂ければ大体だいじょーぶなんじゃないかと思うので省く。
・序盤は何を話せばいいか。
細かく分類すれば色々とあるが、こと村側視点に立った時、話すべきテーマは一つしかない。つまり、「どうやって情報を増やしましょうか」ということである。
人狼ゲームにおいては、占い師なり霊能者なり狩人なり、あるいは勿論人狼なり、色々な職業がある。しかし、初日には皆が同じ「謎の人」。さあ、どうやって情報を集めましょう。
この、「情報の集め方」「情報を集める方針」について話し合い、さらにその話し合った内容から色々な情報を拾い集めるのが、序盤にやるべきことな訳である。
例えば基本的なところで、占い師や霊能者が自分の正体を宣言する(以下カミングアウト=coと省略する)タイミングやその方法。占い師は狼を見つけることの出来る極めて重要な能力者だけれど、大抵の場合狼や狂人も「占い師のフリ」をしてくる。それを踏まえたうえで、「私は占い師です」と名乗り出てもらうのはいつ、どんな方法がいいだろう?
例えば初日に、一斉挙手で名乗り出てもらう方法。これは構図がはっきりするけれど、占い師ターゲットが早めに出揃うので狼に襲撃されてしまうかも知れない。例えば二日目に、占い結果と同時に名乗り出てもらう方法。黒判定(狼だという判定)が出るまで潜伏してもらう方法。それぞれ、考えてみるといろいろなメリット・デメリットがあり、その場合場合によって最適な手段は異なる。
さて、あなたはどんな方法が最適だと思いますか?また、村人に化けた狼だったらどんな方法が最適だと言うと思いますか?(この辺は、まなめさんの議論が参考になると思う)
上の質問に限らず、一つ重要なのは「正解というものは存在しない」ということだ。「正解を求めて立ち止まってはいけない」ということだ。重要なのは正解を探すことではなく、「考えて、その考えた結果を周囲に伝える」ことなのである。
例えば、誰を占い、誰を吊り(処刑し)たいか。人狼は誰だと思うか。真占い師は誰だとおもうか。今怪しいのは誰だと思うか。その理由。これらは全て、突き詰めると「情報を集める為の手段」である(吊りは、攻撃手段であると同時に、「その人は狼だったかどうか」を突き止める為の超重要な情報収集手段でもある)。そして、「誰がどう考えたか」という内容が、更にその次の「誰が怪しいと思うか」という思考に繋がっていく。
狼は基本的に「村人に探されたくない」し「村に材料を渡したくない」ので、皆が真面目に考えれば考える程、話せば話す程狼は苦しくなる。周りが真面目に考えている以上、自分も真面目に話さないと吊られてしまうしからである(寡黙吊りとはその為にある)。また、狼は生き残らなくてはいけない為、狼の話にはどこかに歪みが出ることが多い。狼が話せば話す程それは周囲への材料になる。狼に苦労をさせようじゃないですか。
つまるところ、「人狼を探す為に、あなたはどうしたいですか」というのが最大最強の質問であり、「正解」がないことを承知でこれに答えることが多分、人狼ゲームの本質だと思う訳なのだ。これは序盤だけではなく、中盤から終盤までずっと変わりない。
さて、次の場面を考えてみよう。
・吊られそうになった時何を話せばいいか。
特に吊り対象になった際の弁明で、「自分は村人なのでまあ吊られてもいいや」ということしか発言しない人が多かった気がして、これちょっと勿体無い様に思った。まあ弁明時間なんて短いんである程度仕方ない点もあるんだけど。
吊られそうになった人の最大の仕事は何かというと、「自分が吊られた後の手がかりを皆に残すこと」「自分が吊られた後、村はどう動くべきかというビジョンを示すこと」ではないかと私は思う。
例えばあなたが村人の場合、あなたが吊られるということは「村が吊り手を一手ムダにしようとしている」ということを意味している。さあ大変だ。自分が吊られるのは百歩譲って仕方ないとして、では自分が何かを「言い残す」ことで、その後村を有利にする方法はないだろうか。
例えば、「自分を不自然な理由で怪しんだ人」の指摘。例えば、吊り投票で挙動が怪しかった人の指摘。「自分が吊られそう」という場面で、そういったことを一番注意深く真剣に観られるのは、「吊られそうなあなた」に他ならない。
あるいは、あなたが吊られた後、霊能判定が白・黒に分かれるかも知れない。そんな時、あなたが生前誰と協調していたか、誰と対立していたかが、「どちらの能力者が本物か」を示す為の重要な手がかりになることもある。というか、そういった手がかりを残すことが村人の仕事の一つであり、その最終仕上げが吊られる際の弁明だったりする訳である。これ重要。
まあ、カード人狼では弁明時間といっても短かったりするので、なかなか難しいものがあるかも知れないけれど。遺言というものはその後の村をリードする結構重要な指標になることも多いので、最後の瞬間までなるべくたくさん話すときっといいことありますよ!ありますよ!
・中盤/終盤には何を話せばいいか。
今まで話してきたことを、思い出せる範囲でかまわないので思い出してみよう。自分が話したこと、他人が話したこと。それと、今の状況を照らし合わせて、何かおかしいところはあるだろうか。ないだろうか。
結局、中盤終盤にやるべきことの半分は、今まで出てきた材料のおさらいである。逆から観れば、中盤・終盤に生かす為にこそ、序盤に材料をたくさん出さなくてはいけない。
例えば、序盤から中盤にかけて、色んな人を吊り誘導しているのに自分は疑われていない人は、もしかすると怪しいかも知れない。あるいは、序盤で言っていたことと矛盾していることを言っている人が怪しいかも知れない。逆に、それは確定情報が見えていないからいちいち考え直している村人かも知れない。
後から狼だと判定された人から、「この人は怪しくないよ!」と思考を逸らそうとしていた人はいなかっただろうか。吊り投票に不自然なところはなかっただろうか。投票数が微妙な時、こっそりと狼から票を外した人はいなかっただろうか。
その辺、おさらいできる範囲でとにかくおさらいしてみましょう。きっとどこかに違和感が、歪みがある筈で、その下に狼が隠れています。
特に最後の方は状態も極限になってきて、色々と精神的にも大変かも知れないが、それこそが人狼ゲームの醍醐味。最後まで突っ走ればきっと勝ち負け関係なく充実感で一杯になる、筈。
・「あなたには何が見えているか」ということが、村への最大の手がかりなのです。
最大の手がかりは、「あなたは村人である」ということ。村人のあなたから何が見えているか。それを周囲にどう伝えるか。結局、人狼ゲームで話す内容というのはそこに集約されると思う。
人狼ゲームは、あなた一人で推理をする「推理ゲーム」ではない。あなたが生き残れば勝てる「生き残りゲーム」ではない。村の皆で話し合って人狼を見つけ出す、「会話ゲーム」なのである。
だから、たくさん判断してたくさん話しましょう。その判断が合っていたか間違っていたかに関わらず、それで、それだけでゲームは楽しくなります。
という様な感じで。すいません、手馴れた人には何言ってんだこいつと思われる様な内容かもですが、復習ということで勘弁してください。
また折を見て、「人狼に不慣れな人」が人狼や狂人になった場合の、「人狼側編」についても書いてみようと思う。
2009年05月25日
オフ人狼の私が色々なものに呪われていた気がする件について
ということで日曜日は久々のカード人狼の会でしたよ。超楽しかったですよ。
まず先に、今回の教訓というか、本来基本的なことなのに私が忘れてたんじゃねえかと思う点。
・セオリーにこだわってはいけない。
・セオリーを実行して欲しい人は、セオリーによってメリットを享受する人であると見られがちである。
・つまり、セオリーを実行して欲しい場合は、誰か他の人の口からセオリーについて語ってもらうことが必要である。それが無理な場合は諦めが肝心。別の方法を考えよう。
・周りの人が静か目で、かつ初日に喋り過ぎた場合、そりゃあ占われる。
・真占い師に占われて黒判定を出されても頑張れば意外となんとかなる。というか有利に働く場合もある。
・気付かれない失言は失言ではない。
ということで、以下は金曜日、tyoroさん企画に参加した顛末。
午前の練習が終わった後、そのままの足で新宿へ特攻。小雨の降る中ひとしきり道に迷った末、ごくナチュラルに道を一本間違えていたことが判明。13時20分頃に喫茶ルノワールにつく。ちなみに、到着する直前まで何故か私の頭の中では「喫茶ルーマニア」とプリンティングされていた。
ルノワールのマイスペースにお邪魔し、tyoroさんやretletさんにご挨拶したり、神は細部に宿り給うのtkidoさんとお話したり、ゴキブリポーカーで性格の悪さを露呈したりしている間に人狼タイムに。
一戦目は13人(確か)。人狼2人編成と聞いて、あーこの人数で二人だと、人狼サイド微妙に大変ですよねーまあ久々だし村人でまったりやろうかなーとか思っていたら引いたカードは「人狼」。なにこの超性格悪いお約束展開。相方はDecoyMakerさん、どうも人狼はほぼ初体験だったとか。
やべえ狂人占い師騙りに出てくれるかなあ、出来れば潜伏でいきたいけど騙り出た方がいいかなあ、とか色々考えつつ、初日夜フェーズの進行がいつもと若干異なっていたり(人狼作戦タイムがあまりなかったりした上、私のボディランゲージがどうも方言だったらしく殆ど通じなかった)、昼フェーズが3分でいつものカード人狼の4分の1くらいだったことにやや焦るしんざき。どーすべ。
で、初日が始まり、やはり皆さんカード人狼は不慣れな様で、軽くセオリーの話とか吊り回避の話とかしてたら満場一致で私占いが決定。 考えてみれば当たり前というか、阿呆ですか私は。雄弁占い寡黙吊りは基本だろおおおおとか思いつつ、仕方ないので占い師騙りに出ることに決定。初日黒判定受けた占い師とか思考時間が豊富な人狼BBSなら絶対信じねえ。
CO状況は占い2に霊能1。対抗占い師はhagino_3000さん。案の定初日吊り対象になった時には「確定情報の欠如」を理由に強引に回避し、後はもうひたすらカオスな状況狙いで喋りまくり。潜伏狂人を決めうち、なんとかDecoyMakerさんから疑惑が外れる様な方向に話をもっていこうとしていたが、果たして成功していたかどうかは疑問だ。
4日目(確か)で占い師同士の吊り投票ジャンケンに敗れ吊られるも、DecoyMakerさんのステルスよろしきを得、最後の最後まで潜伏しきった狂人supermirinさんもDecoyMakerさんと協力してくれ、最終的に擬似わおーん状況で狼勝利。あー疲れた。個人的MVPはsupermirinさんとDecoyMakerさんのお二人。
教訓は、ステルス出来ない状況ならとにかく喋れ、ということで。
二戦目は14人に増えつつ、同じく狼2人編成。あーこれまた狼側キツいなー、まあさすがに二回連続狼側はないだろ、と思っていたら引いたカードは「狂人」。
リアル私の表情→(;゚д゚)
これは占い師騙りにいく一手だなーと思いつつ、同じくcoタイミングの話とかしていたら、いきなり真占い師の女性が黒出しCO。
リアル私の表情→Σ(;゚д゚)
coタイミングが適当であったことを利用してすかさず白判定を被せ、一方黒出しされた狼さんは霊能coをするも、同時に真霊が対抗co。占い2に霊能2、本来なら私が好きな配置なんだけど、さすがにこれはねー、あははー、とか思いながら「狂人視点での初日黒占いのメリット」とかその際の人狼の行動とかを色々お話。とにかく可能性を広げて場をカオスな方向にもっていく。
で、勢いに抗しえず黒霊さんは吊られてしまうのだが、当然黒出しした霊能さんを「そりゃ狼側なら黒出しするでしょ」という話でなんとか霊ローラーの方向に。思えばここで既に無理をしすぎた。
3日目くらいに真っ白だったhayapさんに、狼でありませんよーにと祈りながら黒出し(私はここで頻繁に真狼に誤爆する)、これで狂人占い師の役目は終わって後は狼さん頑張ってーとか思っていたら、あれれー?なんか私吊られないよー?(´・ω・`)
村の雰囲気が真決めうちであった訳でもないのだが、どうも「どっちかは狂人だろうし無理して占い吊らなくてもいいんじゃね?」という空気は明らかに。というかしまった、「序盤黒出しは狂人アピールっぽいからニセじゃね?」みたいなことを言ったのは私自身じゃねえかがっでーーーむ。
ということで、ラストウルフさんはステルス気味で頑張ってはいたものの、狩人がきっちり真占いに張り付いていたこともあり、占い黒出しを受け、だいぶ粘ったもののローラー気味にハングアップ。すいません主に私がアホでした。ということで一勝一敗。教訓は、「自分でセオリーについて語るな」で。
GMお手伝いを2回挟んで3戦目。
狂人引いて初回で襲撃されました。
(;゚д゚)
(;゚д゚)
(゚д゚)
DSピクトチャットが楽しかったです。一応未発に終わった作戦としては、初日に真占い師さんが早めにcoしており、対抗は黒出しタイミングでという方向だったので、3日目くらいに白判定に被せる形で黒出し騙りをしようと思っていました。まあ、二日目に黒判定が出てたんで生き残っていても作戦未発だけどな。
結果からいうと、初日に対抗coした方がよかったんだろうなーと。いや、私はどうも勘が悪く、頻繁に狼に黒出し誤爆をするのでついつい待ちの状態に。
順当に狼が負けて一勝二敗。っつーか、何か今回占い師の勘がやたら良くないっすか?
一応教訓。「対抗のみ黒出し待ち作戦の時は、占い対象は統一で決めた方がいいです。でないと狂人が安全にパンダを出せてしまいます。」まあ、毎回占い対象を決める時間がなかったんだけど。
時間前巻き気味の4戦目、引いたカードは「霊能者」。よーやく、よーーーやく村側役職です。っつーか今回村人一回も引いてないんですけど、なに。これは。ゲルト様か誰かの呪い?
例によって喋り過ぎてしまった私は二日目に潜伏のまま白確。占い師は2coの状況。うわーやばいなこれ占い機能破壊きそうだな、と思っていたら予想通り3日目に真占い襲撃。やられたー。しかもこの時、真占い師は黒出しをする予定だったらしい。占い対抗はおそらく狂人だろうと思うも、こうなるとわおーんの可能性も高まるので仕方なく吊り方向へ。
仕方ないので、後は頭の中でグレースケールを構築しつつ地道に灰吊り。狼さんが狩人をかなり終盤まで警戒していた為、灰が狭まっていったのが不幸中の幸いなるも、なんと5人中狼が二人残るというRockな状況に。相変わらず私勘悪すぎ。最後の最後、「霊能者黒の可能性」という「可能性を広める発言」をしたteineさんに食らいつき、同時に残り3人の内teineさんを切らず、かつ投票ターンで一番挙動が怪しかったnikachiさんをマンマーク。これで村終わったら皆さんごめんなさい、と思ったら翌日も村継続!しかし私も食われる!頑張れラストウルフはほぼnikachiさんだ!
という私の思いが通じたのかどうか、最後に残ったArtificial_Iさんとeririさんがnikachiさん吊り。辛くも村勝利。いやー、最終日3人ガチンコはいつもながら熱いですな。個人的MVPは最終日に残ったお二人。
ということで、4戦2勝2敗という成績でした。超楽しかったですが、カード運がなんかおかしくないですかコレ。次回は村人を引きます。あと、tyoroさんとご一緒できなかったのが心残りでした。
以上、カード人狼オフレポートでした。皆さんまた遊んでやってください。
-------------------------------------
追記 09/05/26
一戦目の一番のポイントは、初日にtribekidsさんを食べておいたことの様な気がしないでもない。
まず先に、今回の教訓というか、本来基本的なことなのに私が忘れてたんじゃねえかと思う点。
・セオリーにこだわってはいけない。
・セオリーを実行して欲しい人は、セオリーによってメリットを享受する人であると見られがちである。
・つまり、セオリーを実行して欲しい場合は、誰か他の人の口からセオリーについて語ってもらうことが必要である。それが無理な場合は諦めが肝心。別の方法を考えよう。
・周りの人が静か目で、かつ初日に喋り過ぎた場合、そりゃあ占われる。
・真占い師に占われて黒判定を出されても頑張れば意外となんとかなる。というか有利に働く場合もある。
・気付かれない失言は失言ではない。
ということで、以下は金曜日、tyoroさん企画に参加した顛末。
午前の練習が終わった後、そのままの足で新宿へ特攻。小雨の降る中ひとしきり道に迷った末、ごくナチュラルに道を一本間違えていたことが判明。13時20分頃に喫茶ルノワールにつく。ちなみに、到着する直前まで何故か私の頭の中では「喫茶ルーマニア」とプリンティングされていた。
ルノワールのマイスペースにお邪魔し、tyoroさんやretletさんにご挨拶したり、神は細部に宿り給うのtkidoさんとお話したり、ゴキブリポーカーで性格の悪さを露呈したりしている間に人狼タイムに。
一戦目は13人(確か)。人狼2人編成と聞いて、あーこの人数で二人だと、人狼サイド微妙に大変ですよねーまあ久々だし村人でまったりやろうかなーとか思っていたら引いたカードは「人狼」。なにこの超性格悪いお約束展開。相方はDecoyMakerさん、どうも人狼はほぼ初体験だったとか。
やべえ狂人占い師騙りに出てくれるかなあ、出来れば潜伏でいきたいけど騙り出た方がいいかなあ、とか色々考えつつ、初日夜フェーズの進行がいつもと若干異なっていたり(人狼作戦タイムがあまりなかったりした上、私のボディランゲージがどうも方言だったらしく殆ど通じなかった)、昼フェーズが3分でいつものカード人狼の4分の1くらいだったことにやや焦るしんざき。どーすべ。
で、初日が始まり、やはり皆さんカード人狼は不慣れな様で、軽くセオリーの話とか吊り回避の話とかしてたら満場一致で私占いが決定。 考えてみれば当たり前というか、阿呆ですか私は。雄弁占い寡黙吊りは基本だろおおおおとか思いつつ、仕方ないので占い師騙りに出ることに決定。初日黒判定受けた占い師とか思考時間が豊富な人狼BBSなら絶対信じねえ。
CO状況は占い2に霊能1。対抗占い師はhagino_3000さん。案の定初日吊り対象になった時には「確定情報の欠如」を理由に強引に回避し、後はもうひたすらカオスな状況狙いで喋りまくり。潜伏狂人を決めうち、なんとかDecoyMakerさんから疑惑が外れる様な方向に話をもっていこうとしていたが、果たして成功していたかどうかは疑問だ。
4日目(確か)で占い師同士の吊り投票ジャンケンに敗れ吊られるも、DecoyMakerさんのステルスよろしきを得、最後の最後まで潜伏しきった狂人supermirinさんもDecoyMakerさんと協力してくれ、最終的に擬似わおーん状況で狼勝利。あー疲れた。個人的MVPはsupermirinさんとDecoyMakerさんのお二人。
教訓は、ステルス出来ない状況ならとにかく喋れ、ということで。
二戦目は14人に増えつつ、同じく狼2人編成。あーこれまた狼側キツいなー、まあさすがに二回連続狼側はないだろ、と思っていたら引いたカードは「狂人」。
リアル私の表情→(;゚д゚)
これは占い師騙りにいく一手だなーと思いつつ、同じくcoタイミングの話とかしていたら、いきなり真占い師の女性が黒出しCO。
リアル私の表情→Σ(;゚д゚)
coタイミングが適当であったことを利用してすかさず白判定を被せ、一方黒出しされた狼さんは霊能coをするも、同時に真霊が対抗co。占い2に霊能2、本来なら私が好きな配置なんだけど、さすがにこれはねー、あははー、とか思いながら「狂人視点での初日黒占いのメリット」とかその際の人狼の行動とかを色々お話。とにかく可能性を広げて場をカオスな方向にもっていく。
で、勢いに抗しえず黒霊さんは吊られてしまうのだが、当然黒出しした霊能さんを「そりゃ狼側なら黒出しするでしょ」という話でなんとか霊ローラーの方向に。思えばここで既に無理をしすぎた。
3日目くらいに真っ白だったhayapさんに、狼でありませんよーにと祈りながら黒出し(私はここで頻繁に真狼に誤爆する)、これで狂人占い師の役目は終わって後は狼さん頑張ってーとか思っていたら、あれれー?なんか私吊られないよー?(´・ω・`)
村の雰囲気が真決めうちであった訳でもないのだが、どうも「どっちかは狂人だろうし無理して占い吊らなくてもいいんじゃね?」という空気は明らかに。というかしまった、「序盤黒出しは狂人アピールっぽいからニセじゃね?」みたいなことを言ったのは私自身じゃねえかがっでーーーむ。
ということで、ラストウルフさんはステルス気味で頑張ってはいたものの、狩人がきっちり真占いに張り付いていたこともあり、占い黒出しを受け、だいぶ粘ったもののローラー気味にハングアップ。すいません主に私がアホでした。ということで一勝一敗。教訓は、「自分でセオリーについて語るな」で。
GMお手伝いを2回挟んで3戦目。
狂人引いて初回で襲撃されました。
(;゚д゚)
(;゚д゚)
(゚д゚)
DSピクトチャットが楽しかったです。一応未発に終わった作戦としては、初日に真占い師さんが早めにcoしており、対抗は黒出しタイミングでという方向だったので、3日目くらいに白判定に被せる形で黒出し騙りをしようと思っていました。まあ、二日目に黒判定が出てたんで生き残っていても作戦未発だけどな。
結果からいうと、初日に対抗coした方がよかったんだろうなーと。いや、私はどうも勘が悪く、頻繁に狼に黒出し誤爆をするのでついつい待ちの状態に。
順当に狼が負けて一勝二敗。っつーか、何か今回占い師の勘がやたら良くないっすか?
一応教訓。「対抗のみ黒出し待ち作戦の時は、占い対象は統一で決めた方がいいです。でないと狂人が安全にパンダを出せてしまいます。」まあ、毎回占い対象を決める時間がなかったんだけど。
時間前巻き気味の4戦目、引いたカードは「霊能者」。よーやく、よーーーやく村側役職です。っつーか今回村人一回も引いてないんですけど、なに。これは。ゲルト様か誰かの呪い?
例によって喋り過ぎてしまった私は二日目に潜伏のまま白確。占い師は2coの状況。うわーやばいなこれ占い機能破壊きそうだな、と思っていたら予想通り3日目に真占い襲撃。やられたー。しかもこの時、真占い師は黒出しをする予定だったらしい。占い対抗はおそらく狂人だろうと思うも、こうなるとわおーんの可能性も高まるので仕方なく吊り方向へ。
仕方ないので、後は頭の中でグレースケールを構築しつつ地道に灰吊り。狼さんが狩人をかなり終盤まで警戒していた為、灰が狭まっていったのが不幸中の幸いなるも、なんと5人中狼が二人残るというRockな状況に。相変わらず私勘悪すぎ。最後の最後、「霊能者黒の可能性」という「可能性を広める発言」をしたteineさんに食らいつき、同時に残り3人の内teineさんを切らず、かつ投票ターンで一番挙動が怪しかったnikachiさんをマンマーク。これで村終わったら皆さんごめんなさい、と思ったら翌日も村継続!しかし私も食われる!頑張れラストウルフはほぼnikachiさんだ!
という私の思いが通じたのかどうか、最後に残ったArtificial_Iさんとeririさんがnikachiさん吊り。辛くも村勝利。いやー、最終日3人ガチンコはいつもながら熱いですな。個人的MVPは最終日に残ったお二人。
ということで、4戦2勝2敗という成績でした。超楽しかったですが、カード運がなんかおかしくないですかコレ。次回は村人を引きます。あと、tyoroさんとご一緒できなかったのが心残りでした。
以上、カード人狼オフレポートでした。皆さんまた遊んでやってください。
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追記 09/05/26
一戦目の一番のポイントは、初日にtribekidsさんを食べておいたことの様な気がしないでもない。
2009年05月08日
初日予言者COについて色々と考えてみる。
まなめさんが人狼について書いていたので、ちょっと考えてみた。私はまなめさんに比べてユーザーフレンドリーっぷりに欠けているので、細かい用語などについてはまとめサイトを参照のこと。
2009-05-07 タブラの狼反省会
初日に預言者(占い師)が全部出ることの最大のメリットは何かというと、「知らない内に占い師がいなくなっていた、という可能性を排除出来る」ということだと思う。二日目以降の議論から、「実は真占い師いないんじゃね?」という話題を抹消出来るということのメリットは大きい。これは特に、短い思考時間・議論時間しかないカード人狼で生きる。
カード人狼の場合、一日一日を時間で区切ることが多い上、日を追う毎に使える時間が少なくなっていく。つまり「何の話題に時間を使うか」ということを最初から考えに入れておく必要がある。これは人狼BBSとの大きな差だ。そういう意味では、初日に構図をはっきりさせておくメリットは大きいと思う。「構図が見えることによって話の方向性が分かりやすくなる」や「議論の材料に困らない」というのも、面子にもよるけどメリットと言えばメリットかな。これは狂人との連携がとりやすくなる狼にとってもだけど。
反面、初日に占い師が出揃うことのデメリットは、「狼が占い師・あるいはその他の能力者を狙いやすくなる(標的が増えるから)」「それに伴って狩人の負担が大きくなる」ことだと思う。当然、占い師に対抗が出ることが前提。
まとめるとこうなる。
○メリット
・序盤の議論の方向性が分かりやすくなる
・「潜伏したまま能力者がいなくなる」という可能性をなくせる
・初日の回避CO(吊り決定が出てから俺占い師だから吊らないでー、とCOされること)をなくせる。CO状況にもよるが。
○デメリット
・占い師襲撃死の可能性が高まる
・狼と狂人の連絡・連携が容易になる
・狼に議論を誘導される危険も高まる
その一方、初日に占い師が潜伏することのメリット・デメリットは何かというと、基本的には上の反対で
○メリット
・能力者が襲われる可能性を最小に出来る
・序盤のCOが少なくなるので、狩人が仕事をしやすい。狼は村人を襲うことになる可能性が高い
○デメリット
・知らない内に能力者がいなくなっている可能性を考慮する必要が出てくる
・序盤の議論の材料が少なくなる
・占い師が潜伏している間の占い先がバラける
・初日の吊りで狼に当たった場合回避COされる。信用は下がるが。
って感じじゃなかろうか。
大雑把に考えると、
・初日占い師CO→「構図と確定材料が増えて話が分かりやすくなる」→LAWルート
・初日占い師潜伏→「構図が見え辛く、話が分かりにくくなる」→CHAOSルート
ということになるのではないかと思う。つまり、LAWとCHAOSなのであってGOODとEVILではない(要約になってない)。端的に言い換えると、一概に村有利、狼有利とは言えない。
個人的には、どちらかというと場がカオスな方が狼はやりやすいんじゃないかと思うのだが、これは飽くまで私の嗜好なので、秩序だっていた方がやりやすい狼さんだっているだろうし、カオスな方が好きなサバイバルな村人だっているだろう。好みの問題が大きいかも知れない。
私自身が狼をやるとすれば、やりやすいのは「初日占い師・霊媒師CO、占い師は真狼、霊媒師は真狂」という布陣の様な気がする。確定情報を元に場を動かすのが好きなので、占い師には狼を送りたい。狂人霊媒師と連携出来れば理想的。まあ、某氏はこのパターンで「初日いきなり仲間に黒出し」という物凄い非道なことをやっていたがな!!なんだアレ素晴らしい!
一方、やってて面白いのは「初日占い師潜伏・翌日以降黒出しの時のみCO」というパターンだと思う、のだが、実際後者で勝ちやすいかと言われると案外そうでもないかも知れない。この辺は微妙、というかメンバーにもよる。
ところで、
占い師に二人騙りが出ているということは、通常の構成なら多分霊媒師が確定している。その為霊媒師は襲いにくい(狩人が守っている可能性が高いから)し、占い師が白黒判定を出したら翌日にはその真偽が分かる。
ここから考えると、狂人占い師の仕事は「適切なタイミングで適切なヤツに黒出しをすること」「それによって、狼に「自分は狂人である」ということをアピールし、その後の議論誘導のヒントを与えること」「黒出ししたヤツを吊らせて、道連れの形で自分も吊られて吊り回数を無駄遣いさせること」「出来れば狼占い師に信用を持たせる様行動すること」「あわよくば狩人に自分を守らせ、真占い師・霊媒師への襲撃を通すこと」などなど、盛りだくさんである。吊り回数のムダ使い誘導、議論誘導など、超腕の見せ所。
一方狼占い師の方は、基本的には狂人占い師に黒出しを任せつつ、虎視眈々と信用を稼ぎたい。あわよくば狂人占い師が黒出しして吊られた後、また別のヤツに黒出しをして吊り回数を消費させたいところ。4回もムダ吊りが出ればかなり狼陣営の勝利は近づくであろう。
勿論ここで「狂人が間違えて仲間の狼にホントに黒出し」「やり過ぎて仲間の狼から襲撃死」「共有者トラップに見事引っかかって討ち死に」など色んなおもしろパターンに派生する訳だが、まあそれはそれで醍醐味なんじゃないかな、とか。あと狂人潜伏も楽しいですよね、とか。「占い師二人CO・霊媒師確定」の状況で「いや、占い師真狂だろうし吊らなくていいんじゃないですかねー」とかいうヤツがいたらそいつは狂人だ!吊るな!(いやそれはどうかと)
なんだか書いててよく分からなくなってきた。
などなど、ことほど左様に人狼は奥が深すぎる訳である。セオリーがありながら決して単調ではない。一方、セオリーを無視しても分かってやっていればちゃんとゲームは成立する。すげーな、人狼。
2009-05-07 タブラの狼反省会
そして、これらのすべてのパターンを考察した上でアナタに問いたい。「初日予言者CO」は良いセオリーだと思いますか?、と。狼に利用されやすいパターンだと思いませんか?これは面白いテーマだなー、と。
初日に預言者(占い師)が全部出ることの最大のメリットは何かというと、「知らない内に占い師がいなくなっていた、という可能性を排除出来る」ということだと思う。二日目以降の議論から、「実は真占い師いないんじゃね?」という話題を抹消出来るということのメリットは大きい。これは特に、短い思考時間・議論時間しかないカード人狼で生きる。
カード人狼の場合、一日一日を時間で区切ることが多い上、日を追う毎に使える時間が少なくなっていく。つまり「何の話題に時間を使うか」ということを最初から考えに入れておく必要がある。これは人狼BBSとの大きな差だ。そういう意味では、初日に構図をはっきりさせておくメリットは大きいと思う。「構図が見えることによって話の方向性が分かりやすくなる」や「議論の材料に困らない」というのも、面子にもよるけどメリットと言えばメリットかな。これは狂人との連携がとりやすくなる狼にとってもだけど。
反面、初日に占い師が出揃うことのデメリットは、「狼が占い師・あるいはその他の能力者を狙いやすくなる(標的が増えるから)」「それに伴って狩人の負担が大きくなる」ことだと思う。当然、占い師に対抗が出ることが前提。
まとめるとこうなる。
○メリット
・序盤の議論の方向性が分かりやすくなる
・「潜伏したまま能力者がいなくなる」という可能性をなくせる
・初日の回避CO(吊り決定が出てから俺占い師だから吊らないでー、とCOされること)をなくせる。CO状況にもよるが。
○デメリット
・占い師襲撃死の可能性が高まる
・狼と狂人の連絡・連携が容易になる
・狼に議論を誘導される危険も高まる
その一方、初日に占い師が潜伏することのメリット・デメリットは何かというと、基本的には上の反対で
○メリット
・能力者が襲われる可能性を最小に出来る
・序盤のCOが少なくなるので、狩人が仕事をしやすい。狼は村人を襲うことになる可能性が高い
○デメリット
・知らない内に能力者がいなくなっている可能性を考慮する必要が出てくる
・序盤の議論の材料が少なくなる
・占い師が潜伏している間の占い先がバラける
・初日の吊りで狼に当たった場合回避COされる。信用は下がるが。
って感じじゃなかろうか。
大雑把に考えると、
・初日占い師CO→「構図と確定材料が増えて話が分かりやすくなる」→LAWルート
・初日占い師潜伏→「構図が見え辛く、話が分かりにくくなる」→CHAOSルート
ということになるのではないかと思う。つまり、LAWとCHAOSなのであってGOODとEVILではない(要約になってない)。端的に言い換えると、一概に村有利、狼有利とは言えない。
個人的には、どちらかというと場がカオスな方が狼はやりやすいんじゃないかと思うのだが、これは飽くまで私の嗜好なので、秩序だっていた方がやりやすい狼さんだっているだろうし、カオスな方が好きなサバイバルな村人だっているだろう。好みの問題が大きいかも知れない。
私自身が狼をやるとすれば、やりやすいのは「初日占い師・霊媒師CO、占い師は真狼、霊媒師は真狂」という布陣の様な気がする。確定情報を元に場を動かすのが好きなので、占い師には狼を送りたい。狂人霊媒師と連携出来れば理想的。まあ、某氏はこのパターンで「初日いきなり仲間に黒出し」という物凄い非道なことをやっていたがな!!なんだアレ素晴らしい!
一方、やってて面白いのは「初日占い師潜伏・翌日以降黒出しの時のみCO」というパターンだと思う、のだが、実際後者で勝ちやすいかと言われると案外そうでもないかも知れない。この辺は微妙、というかメンバーにもよる。
ところで、
3.真狂狼の場合と書かれているのでちょっと補足してみると、多分「占い師真狂狼」という布陣は、もっとも狂人が光り輝く状態なのではないかと思う。
この辺は書くのがめんどくさいんだけどw もうその場その場でがんばって欲しいですwww
占い師に二人騙りが出ているということは、通常の構成なら多分霊媒師が確定している。その為霊媒師は襲いにくい(狩人が守っている可能性が高いから)し、占い師が白黒判定を出したら翌日にはその真偽が分かる。
ここから考えると、狂人占い師の仕事は「適切なタイミングで適切なヤツに黒出しをすること」「それによって、狼に「自分は狂人である」ということをアピールし、その後の議論誘導のヒントを与えること」「黒出ししたヤツを吊らせて、道連れの形で自分も吊られて吊り回数を無駄遣いさせること」「出来れば狼占い師に信用を持たせる様行動すること」「あわよくば狩人に自分を守らせ、真占い師・霊媒師への襲撃を通すこと」などなど、盛りだくさんである。吊り回数のムダ使い誘導、議論誘導など、超腕の見せ所。
一方狼占い師の方は、基本的には狂人占い師に黒出しを任せつつ、虎視眈々と信用を稼ぎたい。あわよくば狂人占い師が黒出しして吊られた後、また別のヤツに黒出しをして吊り回数を消費させたいところ。4回もムダ吊りが出ればかなり狼陣営の勝利は近づくであろう。
勿論ここで「狂人が間違えて仲間の狼にホントに黒出し」「やり過ぎて仲間の狼から襲撃死」「共有者トラップに見事引っかかって討ち死に」など色んなおもしろパターンに派生する訳だが、まあそれはそれで醍醐味なんじゃないかな、とか。あと狂人潜伏も楽しいですよね、とか。「占い師二人CO・霊媒師確定」の状況で「いや、占い師真狂だろうし吊らなくていいんじゃないですかねー」とかいうヤツがいたらそいつは狂人だ!吊るな!(いやそれはどうかと)
なんだか書いててよく分からなくなってきた。
などなど、ことほど左様に人狼は奥が深すぎる訳である。セオリーがありながら決して単調ではない。一方、セオリーを無視しても分かってやっていればちゃんとゲームは成立する。すげーな、人狼。
たまには霊媒師のみ初日COで予言者は狼HITで登場とか変則でやってみたくないですか?個人的には大好きですそういうの。あと、「初日占い師早い者勝ち1CO、黒出し以外の対抗CO禁止」とかなんかカオスで面白そう!! ただ、それはそれとしてまなめさんが狼脳であることはとても納得できた。ご一緒することがあったらマンマークせねば。
2008年07月02日
三人人狼の楽しみ。
以下はだいぶはしょっているが、ほぼ実際に発生した通りの3人人狼の議事録である。
A:「ではレギュは狼、狂人、村人で。はいカードとってー」
B:「あいよー」
C:「はーい」
A:「では開始。わおーーーん」
B:「わおーーん」
C:「え。え。何?」
A:「何て。はい、私は狼です。Bさん狂人?」
B:「狂人でございます。Cさん何でわおーんしなかったの?」
C:「そ、そんなこと言われても。えーと」
A:「じゃあまあ、Cさん吊り決定でいい?」
B:「異議なし」
C:「えーー」
A:「では吊り投票で。3,2,1,はい」
B:「ちょ。な、なんでAもCも俺投票なんでぃすかーー」
C:「そういうBさんもAに投票してんじゃん」
A:「じゃあBさん吊りで。カードオープン、はい」
B:「ちょww狼勝ってんじゃんww」
さてここで問題です。本当は狼は誰だったのでしょう?
正解:Cさん。
3人人狼楽しいよ3人人狼。ある程度慣れてる人でないと訳わかんないけど。(注:私もよくわかってないけど、多分ミスしたのはBさん)
参考URL:
人狼BBSが僕達に教えてくれたこと。
人狼BBS まとめサイト
2007年11月06日
【人狼BBS】変則村についてだらだらとシミュレートしてみる。
はてなブックマーク - 切込隊長BLOG(ブログ): うちの国の政治ってリアル人狼状態なんですけど
変則人狼は楽しいよ!楽しいよ!
と。オフライン人狼に親しんでいる人には超絶今更な話だと思うけれど、そういえばまとめて考えてみたことがなかったので、ちょっと考えてみる。テーマは「変則村において、人はどう動くべきか」。
用語解説。
人狼BBS:基本的には性格が悪い人が強いというイヤなゲーム。一日に一人が村の多数決でゲームから排除されていき(吊りと呼ぶ)、村人がいなくなった時、あるいは狼がいなくなった時にゲーム終了。参加者には何種類かの「役職」が割り振られ、基本的に割り振られた役職は自分にしか分からない。ただし、「どの役職が何人いるか」は事前に知らされる。
狼:人狼。役職の一つ。村人全部いなくなったら勝ち。一日に一人、誰かを襲ってゲームから排除することが出来る。
村:村人。役職の一つ。狼全部いなくなったら勝ち。武器は己の弁舌のみ。
狂:狂人。役職の一つ。村人全部いなくなったら勝ち。今回はD国ルール。
占:占い師。役職の一つ。狼全部いなくなったら勝ち。一日に一人、誰かを占って「狼かそれ以外か」を知ることが出来る。
公:ハムスター。役職の一つ。狼・あるいは村人が勝利条件を満たした時、自分が生き残っていれば一人勝ち。狼に襲われても死なないが、占われると死ぬ。
まあ役職は取り敢えずこんなもんでいいや。
さてさて。一応知らない人向けに書いてはみたが、上を読んでも普通は頭がこんがらがるだけだろう。あなたの頭がこんがらがっても私の心は痛まないけど、暇なら情け容赦なくこのページを閉じてここを読むといいよ。
で、変則人狼の話。
普通は
村村村村村狂占狼
みたいな構成で、村は「誰が狼か?」を探す為にみんながんばれな訳だが、これが変則人狼だと話は異なる。
村狂狂狂狂狂狂狼
例えばこの村。なんというクロックタワー、なんというスプラッターハウス。この構成で村人・狼が共にとるべき唯一解は、「開始直後に狼CO(自分は狼だと主張)する」である。自分が村人だと主張した日にゃあ、周りの狂人からよってたかって吊り対象にされる訳で、村陣営の勝利は万に一つもない。つまりこの村は、「狼の振りをした村人」と「本物の狼」を、狂人がどう見分けるか、という勝負になる筈だ。
一方。この構成だとどうなるか。
村狂狂狂狂狂公狼
うわ、ひでえ村。
「公」とはハムスターのことである。思い出して頂きたい、ハムスターの勝利条件は、「村人・あるいは狼が勝利条件を満たした時、生き残っていること」である。つまり、村人・狼いずれにとっても、どちらかが死んでしまうと負け確定である。この村では、プレイヤーはどう動くべきか。
今回はさっきよりもうちょっと複雑だ。狼には、「ハムスターを襲撃しようとすると失敗する」、という、ハムスターを見分ける手段がある。けれど、ハムスターより先に村人を食ってしまっては負けになる。村人は、なんとかハムスターを吊った後に狼を吊らなくては勝てない。一方ハムスターは、なんとか村人か狼が吊られるまで生き延びたい。
となると、最初に考えられるのは狼、ハム、村人の全員が狼COする、という状況だろうか。こうなると、真狼からは対抗狼を食えない(2分の1の確立で村人を食べてしまい狼負け)ので、目ぇつむって誰か一人を吊るしかない。って、これハムがかなり有利だな。
次に考えられるのは、初日に誰もCOしないという状況。この場合、狼は「襲撃してみて死ななかったらハムスター」というのを見分けることが可能なので、一日に一人ずつ襲撃していき、ハムスターを見分けようとする(当然、村人を先にツモったら負けるというリスクはある)。村自体は、誰か一人を吊っていき、その人が村人、あるいは狼だったらCOしてもらう。
この状況が動くケースは二種類ある。吊ろうとした人が狼COした場合(この場合、周りが狂人だらけなので村人COはありえない)、及び襲撃があった筈なのに誰も死なないという事態が判明した場合である。前者であれば、COした人を信用するかどうかの信用度勝負。後者の場合は、恐らくその直後に三人狼COがある(この人を食べようとしました、という指定つきで)ので、同じくその三人の内どれを信じるかという信用度勝負。いずれにしてもハム有利なのかなあ。
このレギュ実際やってみたらどうなるんだろ。経験者の人、教えてください。
で。
村狂狂狂狂占公狼
問題。この村で村側が勝利を得る為に、村人はどういう行動をとるべきでしょう?
答えはCMの後で。言うまでもないが、私の解答が妥当なのかどうかは知らない。
---------------------------------------------
07/11/06 20:36 追記
色々間違えた。
村狂狂狂狂狂狂狼
まず、この村はダメだ。考えてみると、村人が狼騙りしても1ターン狂人吊りして、狼が対抗食って終わりじゃん。なんというボーンヘッド。
村狂狼なら標題の展開が成立するかも。
あと、最後の村は狂人一人減らさないと色々とダメかも。
取り敢えず「しんざきは計算が出来ない」という結論で。
変則人狼は楽しいよ!楽しいよ!
と。オフライン人狼に親しんでいる人には超絶今更な話だと思うけれど、そういえばまとめて考えてみたことがなかったので、ちょっと考えてみる。テーマは「変則村において、人はどう動くべきか」。
用語解説。
人狼BBS:基本的には性格が悪い人が強いというイヤなゲーム。一日に一人が村の多数決でゲームから排除されていき(吊りと呼ぶ)、村人がいなくなった時、あるいは狼がいなくなった時にゲーム終了。参加者には何種類かの「役職」が割り振られ、基本的に割り振られた役職は自分にしか分からない。ただし、「どの役職が何人いるか」は事前に知らされる。
狼:人狼。役職の一つ。村人全部いなくなったら勝ち。一日に一人、誰かを襲ってゲームから排除することが出来る。
村:村人。役職の一つ。狼全部いなくなったら勝ち。武器は己の弁舌のみ。
狂:狂人。役職の一つ。村人全部いなくなったら勝ち。今回はD国ルール。
占:占い師。役職の一つ。狼全部いなくなったら勝ち。一日に一人、誰かを占って「狼かそれ以外か」を知ることが出来る。
公:ハムスター。役職の一つ。狼・あるいは村人が勝利条件を満たした時、自分が生き残っていれば一人勝ち。狼に襲われても死なないが、占われると死ぬ。
まあ役職は取り敢えずこんなもんでいいや。
さてさて。一応知らない人向けに書いてはみたが、上を読んでも普通は頭がこんがらがるだけだろう。あなたの頭がこんがらがっても私の心は痛まないけど、暇なら情け容赦なくこのページを閉じてここを読むといいよ。
で、変則人狼の話。
普通は
村村村村村狂占狼
みたいな構成で、村は「誰が狼か?」を探す為にみんながんばれな訳だが、これが変則人狼だと話は異なる。
村狂狂狂狂狂狂狼
例えばこの村。なんというクロックタワー、なんというスプラッターハウス。この構成で村人・狼が共にとるべき唯一解は、「開始直後に狼CO(自分は狼だと主張)する」である。自分が村人だと主張した日にゃあ、周りの狂人からよってたかって吊り対象にされる訳で、村陣営の勝利は万に一つもない。つまりこの村は、「狼の振りをした村人」と「本物の狼」を、狂人がどう見分けるか、という勝負になる筈だ。
一方。この構成だとどうなるか。
村狂狂狂狂狂公狼
うわ、ひでえ村。
「公」とはハムスターのことである。思い出して頂きたい、ハムスターの勝利条件は、「村人・あるいは狼が勝利条件を満たした時、生き残っていること」である。つまり、村人・狼いずれにとっても、どちらかが死んでしまうと負け確定である。この村では、プレイヤーはどう動くべきか。
今回はさっきよりもうちょっと複雑だ。狼には、「ハムスターを襲撃しようとすると失敗する」、という、ハムスターを見分ける手段がある。けれど、ハムスターより先に村人を食ってしまっては負けになる。村人は、なんとかハムスターを吊った後に狼を吊らなくては勝てない。一方ハムスターは、なんとか村人か狼が吊られるまで生き延びたい。
となると、最初に考えられるのは狼、ハム、村人の全員が狼COする、という状況だろうか。こうなると、真狼からは対抗狼を食えない(2分の1の確立で村人を食べてしまい狼負け)ので、目ぇつむって誰か一人を吊るしかない。って、これハムがかなり有利だな。
次に考えられるのは、初日に誰もCOしないという状況。この場合、狼は「襲撃してみて死ななかったらハムスター」というのを見分けることが可能なので、一日に一人ずつ襲撃していき、ハムスターを見分けようとする(当然、村人を先にツモったら負けるというリスクはある)。村自体は、誰か一人を吊っていき、その人が村人、あるいは狼だったらCOしてもらう。
この状況が動くケースは二種類ある。吊ろうとした人が狼COした場合(この場合、周りが狂人だらけなので村人COはありえない)、及び襲撃があった筈なのに誰も死なないという事態が判明した場合である。前者であれば、COした人を信用するかどうかの信用度勝負。後者の場合は、恐らくその直後に三人狼COがある(この人を食べようとしました、という指定つきで)ので、同じくその三人の内どれを信じるかという信用度勝負。いずれにしてもハム有利なのかなあ。
このレギュ実際やってみたらどうなるんだろ。経験者の人、教えてください。
で。
村狂狂狂狂占公狼
問題。この村で村側が勝利を得る為に、村人はどういう行動をとるべきでしょう?
答えはCMの後で。言うまでもないが、私の解答が妥当なのかどうかは知らない。
---------------------------------------------
07/11/06 20:36 追記
色々間違えた。
村狂狂狂狂狂狂狼
まず、この村はダメだ。考えてみると、村人が狼騙りしても1ターン狂人吊りして、狼が対抗食って終わりじゃん。なんというボーンヘッド。
村狂狼なら標題の展開が成立するかも。
あと、最後の村は狂人一人減らさないと色々とダメかも。
取り敢えず「しんざきは計算が出来ない」という結論で。
2007年07月31日
人狼BBSが僕達に教えてくれたこと。
「信じてもらうこと」と「信じさせること」は、似てる様でいて実は全然違うこと。
ゲームに勝つために重要なのは、「自分が何を語るか」ではなく、「自分の言葉をどの様に受け取ろうとする人が多数派なのか」だったりする、ということ。
発言が支持されるか支持されないかは、発言内容以上に、その発言を向けている層に依存するということ。そして、時としてたった一人に支持されるだけで十分ゲームをひっくり返せるということ。
不利な流れ、自分の発言が悪くとられる流れになったら、ちょっとやそっとの努力じゃ押し返せないこと。
続きを読む
ゲームに勝つために重要なのは、「自分が何を語るか」ではなく、「自分の言葉をどの様に受け取ろうとする人が多数派なのか」だったりする、ということ。
発言が支持されるか支持されないかは、発言内容以上に、その発言を向けている層に依存するということ。そして、時としてたった一人に支持されるだけで十分ゲームをひっくり返せるということ。
不利な流れ、自分の発言が悪くとられる流れになったら、ちょっとやそっとの努力じゃ押し返せないこと。
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