2023年05月13日

ゼルダ始めたんだけど恐ろしい程の広さにくらくらしている

始めました。そして、「誰がここまでやれと言ったんだ…………!?」と思う程の世界の広さに戦慄しています。


現在はBotWで言うと四聖獣の最初の一体に向かっているようなところで、ゲーム全体から言うとまだ全然序盤だと思うんですが、ファーストインプレッションということでちょっとここまでの印象を書いておきます。序盤なんでネタバレはほぼない範囲だと思いますが、一応最低限展開のことは書くかと思うのでご注意ください。

・超面白いし全般的にワクワクします
・最初の空島の時点で「あれ、広いぞ……?」となったんですけど、その後地上に降りて「うわひっっっっっろっっっっ!!」ってなりました
・「空」のフィールドメインかと思ったら、地上もそっくりそのまま、それどころか地底フィールドまであるじゃねえか!!
・さすがにBotWほどのマップの密度じゃないとはいえ、BotWの3倍とはいかずとも2倍くらいの広大さにはなるんじゃないでしょうか
・あれだけ広かったBotWすら上回って「広すぎる……」となる広大さにちょっとくらくらしました
・私がBotWで一番好きだったのって「遠くまで見えて、気になったところに行ってみると実際に何かある」というそのゲームの許容範囲だったんですけれど、そこはそっくりそのまま楽しめてとにかく素晴らしいです
・一方、謎解きのギミックというか、リンクが使える能力の複雑さが二段くらい上がっている感じがして、その分謎解きは前作よりもかなり難易度上がっているような気がしました
・ウルトラハンドは、「アイテムを移動する」マグネキャッチの能力に加えて「アイテム同士をくっつける」能力がそっくり追加されている為、考えることが相当複雑になっています
・モドレコは、単純に「止める」効果だったビタロックを更にもう一段進めて、「戻す」能力になっていますので、「物体が動いた経緯」を考えなくてはならず、これもだいぶ複雑になっています
・トーレルーフを「移動手段になる」「マップの特定個所に作用する」という点でアイスメーカーと対比すると、基本「水面だけ見ていればよかった」アイスメーカーに比べて、「普段は見ることがない上方向に注意を払わなくてはいけない」能力になっています
・スクラビルドはもちろんクラフト要素で、(壁壊しに使えるという意味では)リモコン爆弾と共通する要素もあるんですが、もちろんあちらよりはるかに奥深くなっています
・結果、「BotWをやらないでティアキンから始める」という人がいた場合、前作よりだいぶ慣れるまでが大変になっているかもな、と感じました(まあチューとリアル的な進行は十分以上に親切なんですが)
・実際、序盤の祠でも結構解くのが難しい
・まあストーリー展開的にもBotWを踏まえているのは前提っぽいけど
・ただ、「手探りで解法をさぐっていく」「出来ることを増やしていく」という楽しさはもうばっちり中のばっちりです

・そのストーリー展開ですが、こちらも王道をおさえつつワクワク感も古代のロマン感もあって素晴らしい
・前回、BotWのあとハイラルがどうなっていったのか、というのがものすごーーーーくわかりやすく伝わってきて、前作の主要キャラも軒並み出てきて「うわーーーお前ら元気だったんか!!!」「うわーーーこここんなことになってるんか!!」ってなるのが滅茶苦茶楽しいです
・プルア!!!!!!
・ロベリー!!!!
・パーヤにインパ!!!!!
・エノキダ!!!!カツラダ!!!!
・テリーは別にいいや
・まだまだたくさん同窓会が楽しめると思うので期待大です
・とにかくBotWを「面白い」と思えた人にならほぼ無条件にお勧め出来る出来だと感じています

これくらいです。
まーーーしばらくはがっつり遊べそうな感じなので、楽しんでまいりたいと思います。よろしくお願いします。

今日書きたいことはそれくらいです。












posted by しんざき at 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | レトロでもないゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月09日

その内演奏したいゲームBGMメモ・23/05/08版

完全に個人的なメモです。
まだちゃんと演奏したことがなくて、ちゃんと演奏したいゲームBGMの現時点の一覧。

FF9グルグ火山

雷電II(特に1面だけど2面も良い、というか全曲良い)

FFCC

ラクガキ王国2
(特にボーリングロードがやってみたい)

FF11 ロンフォール
https://www.youtube.com/watch?v=51_JelLUeQw&ab_channel=gizaMikutan1206

雀魂 金秋、爽やかに

アークナイツ「画中人」duskdragon

スプラッターハウス 最終ボス戦BGM

サムライスピリッツ 自然の宴(ナコルルステージ)

魔導物語ARS 迷子の森

ヴィオラ―トのアトリエ にんじん村一番娘

ドラゴンズクラウン 街道BGM

ONI

エリーのアトリエのカスターニェの曲、「翔べないカモメの物語」もやりたい。

ガンフロンティア:ユンファオ/砂漠の山嵐(ただしケーナがやることはない)

パックマニア ブロックタウン

アンリミテッド・サガ:天翔ける翼

みんな大好き塊  魂 オンザスウィング

あとカルドセプトシリーズの曲をもっと演奏していきたい。リボルトの曲とか超いいんですよね。



2023年05月07日

GW中のしんざきと、阿佐ヶ谷でゲームBGMライブをした話 23/05/07

単なる日記です。

〇5/6、南阿佐ヶ谷の阿佐ヶ谷ドラムさんで、レトロゲームBGM生演奏ライブ「Tokyoゲームパワーズ」に参加してきました

超楽しかったです。ご来場いただいた皆様、共演くださったコロニー落としさん、勇者BAR兄さん、また阿佐ヶ谷ドラムのスタッフの皆さんに感謝しかございません。


・すげー久々の、ライブハウスでのライブでした
・キャラゲーBGM演奏集団「関東豪楽連」での出演、今回はなんとDJの勇者BAR兄さんと、ファミコンBGMバンド「コロニー落とし」さんとの共演でした
・たくさんご来場いただいて、着席は完全に満席、立ち見までいただく盛況でした
・勇者BAR兄さんのDJイベントと、コロニー落としさんの演奏は完全に観客として楽しませていただきました
・BAR兄さんの曲と曲のつなぎ、「こう来るか」という味がちゃんと出ていてすげー面白かった
・FF3のボス曲のつなぎと、ボンバーマン→ボンバーキングの繋ぎでニコニコしてしまった
・コロニー落としさんの盛り上げ方はさすがの一言
・ドラクエのオープニングを歌うところで既に会場全部持っていって素晴らしかった
・ナムコ中心メドレーと任天堂メドレーがめちゃ好きでした。あとメトロクロスのギターソロが物凄かった
・ツインビーで始まってツインビーで終わる演奏で実質セットリストはツインビー(間奏が超長い)らしいです
・ツインビーハラスメントという新たな単語を知った
・しんざき自身は関東豪楽連でケーナを吹き倒してきました
・関東豪楽連のセットリストは以下の通りです

1.「ドラゴンボールZII 激神フリーザ!!」オープニング
2.ファミコン版「天地を喰らう」メニュー画面
3.「魍魎戦記MADARA」後半フィールド
4.「オバケのQ太郎ワンワンパニック」メインBGM
5.「キングコング2 怒りのメガトンパンチ」メインBGMメドレー
6.「ドナルドランド」メインBGM
7.「霊幻道士」メドレー
8.ファミコン版「ジャッキーチェン」メインBGM
9.「サンリオカーニバル」ツェンテンライラ
10.「チャイルズクエスト」エンディングテーマ
アンコール:「デジタルデビル物語 女神転生」よりミコンの街BGM

・いやー結構がっつりやりましたね
・全部いい曲なので曲が終る度に「いい曲だなあ」って言ってた気がする
・サンリオカーニバルが特にお気に入り
・楽しんでいただければ幸いです
・またやりたい
・酸素はオレがおいてきた


〇5/2から石川県は金沢・加賀温泉に旅行にいってました

・楽しかったーーーー
・雄山閣さんに泊まったんですが、滅茶苦茶いい宿だったし部屋広かったし料理超美味かったし漫画コーナーがあって子どもたち夢中になって漫画読んでて一切退屈しなかったし日本酒飲み比べ飲み放題とかあってとにかく最高だった
・初日は手取フィッシュランドで遊園地→いしかわ動物園で長女次女大喜びコース(長男は電車旅)
・二日目は越前松島を中心に景勝地観光コース
・越前松島の景色がひたすら素晴らしかった
・あと兼六園や近江町市場にもいきました
・加賀温泉の太平ってお寿司屋さんでお寿司も食べて超美味しかった
・帰りに地震がきて新幹線が止まったんだけど、長男が「金沢富山間で線路の確認するから多分2時間近くかかる」「ただ、120分たつと払い戻しが発生するからなんとか120分以内におさめるよう頑張るんじゃないかな、100分ちょっと止まると思う」などと予想して、実際に止まった時間110分とかだったりして、当初からそのつもりで行動出来たのでそれ程苦ではありませんでした
・長女次女の為にkindle新規購入祭りで月刊少女野崎くんの新刊買い漁ったりした
・まあ全体的にすげえ楽しかったです

さすがに燃料切れなので7日はだらだらします。


今日書きたいことはそれくらいです。











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2023年04月28日

5/6(土)・あさがやにて、ファミコンBGMの生演奏ライブをやります

どうもこんにちは、しんざきでございます。
本日はライブ開催のお知らせです。

しんざきが所属している、キャラゲーBGMアコースティック演奏集団である「関東豪楽連」が、5/6にあさがやでライブをします。
今回は、なんとファミコン音楽生演奏ロックバンド「コロニー落とし」さん、ゲームDJの勇者BAR兄さんとの対バン企画です。

◆2023年5月6日(土)
開場18:30 開演19:00
会場 #あさがやドラム
¥2000+1D
出演:関東豪楽連、コロニー落とし、勇者BAR兄(DJ)

ゲームパワー.png

ドット絵まで出来ています。凄いですね。
コロニー落としさんはもちろんロックでファミコンBGMを演奏されるバンドで、そのステージは折り紙付き。


勇者BAR兄さんはゲームBGMDJとして非常に幅広く活躍されている方で、聴きなれたBGMでも流し方によって全然印象が変わるんだ、ということを私に教えてくれた人でもあります。


そして関東豪楽連は、レトロキャラゲーならなんでも演奏する情け無用のアコースティック演奏集団。今回も当然いろいろやります。某コナミのキャラゲーRPGとか、ナムコの芸能人RPGとか、サ〇リオカーニバルとか。

ご来場いただける方は、ぜひ


にリプライ・DMか、あるいは私あてにコメントなどいただければと思います。

よろしくお願いします。

2023年04月19日

【ウマ娘】アリエス杯グレードA優勝しました

いけましたーーーー。嬉しかったので記事にしてみます。

アリエス杯1位_3.png 

アリエス杯1位_2.png

今回は、引いたばかりのサクラローレル、先日記事を書いたミスターシービー、そして安定のクリスマスオグリの3エース構成で行ったんですが、結局最後はクリスマスオグリが決めてくれました。今回は回復スキルの位置が安定せず、「上手くいけば強い」枠で見事に本番やってくれた感じ。

三人のステータスは以下の通りです。

クリスマスオグリ.png  ローレル.png シービー.png

勝ち頭はサクラローレルだったんですが、やっぱり聖夜がきちっと発動すると強いですね。ローレルは無我夢中が発動しないことも結構あって、シービーも固有の発動タイミングあまり安定しないので、今回はハマるとい強いエース3人どれか当たれば勝つ、という試合展開でした。みんな推しなので嬉しい。

今回はチャンピオンミーティングという形式では節目で、星座テーマのチャンミはどうも今回が最後らしいということだったので、最後に取れたのは嬉しい限りです。

今日書きたいことはそれくらいです。



posted by しんざき at 00:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | レトロでもないゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月18日

長男にお勧めしてもらった「階段島」シリーズが滅茶苦茶面白くって6冊まとめ買いを検討している

ご存じの方も多いかも知れないですが、新潮社さんの「階段島」シリーズのことです。


ちょっと、備忘的に走り書き。

長男が学校の図書館から「いなくなれ、群青」と続編である「その白さえ嘘だとしても」を借りてきて、「面白かったから読んでみたら?」と私にもお勧めしてくれました。

で、「いなくなれ、群青」から読んでみたらめちゃ面白くって、その勢いで「その白さえ嘘だとしても」も読んじゃいました。「いなくなれ、群青」の時点ですげーーー面白くって、しかも綺麗に終わってたのでこれ続編どういう展開にすんだと思ったんですが、続編も続編でとても綺麗だった。

・ややこしい主人公と真っすぐ過ぎるヒロインの対比
・きちんとつくられた謎要素
・回収の丁寧さと、回収された瞬間のカタルシス
・話は多層的で追いにくそうなものなのに読みやすくてすらすら頭に入ってくる
・堀さんがかわいい

大体これくらいのことを感じました。もうちょっとちゃんとした感想は残りの巻も読んでから書こうかなー。

なにはともあれ「ちょっと手に取ってめくってみたら面白そうだった」というだけでこういうシリーズを引き当てる、長男の見る目がしっかりしてるなーとは思いました。身内褒めで恐縮です。

一旦それくらいです。

posted by しんざき at 23:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍・漫画関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月15日

サクラローレルシナリオが、「史実を越えたif」を描くウマ娘シナリオとしても出色の出来だった件(途中からネタバレあり)

ところで、あまりにもキャラストーリーが良すぎたので、気が付いた時にはついうっかりサクラローレルを引いてしまった後でした。ジュエルに中ダメージ。来るマーベラスサンデーとナリタトップロードも引かなくてはいけないというのに……!

ローレル1.png  ローレル2.png

で、育成シナリオも大変に素晴らしかったので、ちょっと記事を書きたくなりました。

まず先にネタバレなしの感想箇条書きだけ書いておきますと、

・「史実を下敷きにしたウマ娘同士の関係性と、さらにその先のif」を描いたシナリオとしては、ウマ娘全体を見渡してもトップレベルの出来かも知れない
・「壁にぶつかり、トレーナーと一緒にそれを乗り越える」というウマ娘基本展開の、更に「その次の段階」が来た感じで大変に素晴らしい
・ナリタブライアン、ヒシアマゾン、マヤノトップガン、マーベラスサンデーあたりとの絡みも大変に期待通り過ぎた
・バクシンオーやチヨノオーも頻繁に出てきてとても満足です
・同室設定のセイウンスカイはもうちょっと絡んできて欲しかった気もする
・テイストとしては、アドマイヤベガシナリオやメジロアルダンシナリオにちょっと似てるかも。その辺と、あとちょっと方向性は違うけどナイスネイチャシナリオが好きな人なら引きにいってもいい気がします
・事前にヤンデレ風味が予想されていたりしたけどそれはそうでもなかった
・あとサクラローレルがシンプルに可愛い
・「いたずらっぽいお姉さんなんだけど幼さも残している」みたいなキャラクター造形が大変良いと思います。あとデザインが良すぎる。
・トレーナーに対してぐいぐい来る度合いでもこれまたウマ娘界トップクラスかも知れない
・親紹介RTAどころか式場RTAとは
・サクラチヨノオーの「なんだかよく分からない格言を使う」要素とか、バクシンオーのバクシン要素なんかも盛り込まれていて盛りだくさんでした
・バクシンオーのことバクちゃんって呼んでるの好き

一旦これくらいです。
以下、ちょっとサクラローレルの育成シナリオの内容に踏み込むんですが、どうしてもネタバレにならざるを得ないので、引く予定がある方にはここから先を読むことをお勧めしません。よろしくお願いします。






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posted by しんざき at 10:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | レトロでもないゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月02日

何十回目かよくわからないゆるドミを3年ぶりに開催しました

めちゃくちゃ面白かったんだが???



ということで、コロナ禍でしばらく開催出来てなかったゆるドミを開催してきました。最終的には、お子さんも入れると40人くらいご参加いただいたみたいです。

皆さん、重たいアナログゲームを持ってきてくださったり、ガンガン卓を立てていただいたり、片づけを迅速過ぎるだろってくらい迅速に実施くださってありがとうございます!本当、ベテラン勢が手慣れていることもさることながら、初心者の方・初参加の方も積極的に参加くださって、主催としてもめちゃ楽しませていただいてしまいました。

本人の希望により長男と次女を連れていったのですが、長男は初めてのカタンにどっぷりハマってしまったらしく、最後まで「カタンしよう!」「カタン卓たてよう!」ってカタンを遊び倒してました。上記えいべさんの画像は長男の人生初カタン、の筈。麦が出なさ過ぎて住民が一生土と木食わされそうな島なんだが大丈夫なのか?

次女の方はというと、ドミニオンやったりゴキブリポーカーやったりゴブレットゴブラーズやったりバトルラインを遊ばせてもらったりと、これまた大変きゃっきゃ遊ばせてもらっていました。お子様連れの家庭もあったので子ども同士遊べて良かった。

私の方はというと、今回初めて遊ばせていただいた「ミクロマクロ:クライムシティ」がすげーー面白かったです。

ミクロマクロ.jpg

こんな感じの(この4倍くらい広いです)びっくりするくらい書き込まれた地図の中で、「発生した事件」の手がかりを探していくゲーム。早い話が「ウォーリーを探せ」をアナログゲームにした感じなんですが、ちゃんと推理要素もあったり、事件に沿って色んな場所で色々探し回ったり、一方「分かるか!!!!」みたいな謎もあり、最後までハマりまくってしまいました。

きっちり片付け終わった二次会でも、ビール飲みながら色んな人とお話させていただけ、なんかガープスの話とかエースコンバットの話とかセガの話とかこれまたいろいろできて超楽しかったです。

ただ、今回ドミニオンのスイスドローが開催出来なくって、何故かって拡張多すぎるし初版二版に分かれていたりもするんでセットが統一された形でそろわなかったからなんですが、これは行き当たりばったり開催だとさすがに駄目ですね。次回はちゃんと事前調整してご相談させていただきます、というのが反省点です。

皆さん本当ありがとうございました。また遊んでください!!
次回はまだ未定ですが季節ごとくらいにはやりたい。

posted by しんざき at 09:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | アナログゲームいろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月24日

ウマ娘のミスターシービーの育成シナリオが大変素敵だったので語る

シービーシナリオがひじょーーーーに良かったので、ちょっとそれについて語らせてください。

以下にはウマ娘のシナリオについて若干のネタバレが含まれる可能性がありますので、シービーを引く可能性がある人はシナリオを終わらせてからお読みになることをお勧めします。よろしくお願いします。





いや、シービーって、非常に「自由」「天衣無縫」が前面に押し出されているウマ娘でして、キャラクターとしてもそこがコアになってるところがあったじゃないですか?雨の中で散歩するシービーを訝るルドルフとか、まだ実装される以前から、そこについては明確でしたよね。

ただこれ、シナリオを作る側からすると結構困るっていうか、特にウマ娘って基本的にはスポ魂を下敷きにしているので、その点シービーの育成シナリオって、かなりお話を作りにくい部分があったんじゃないかと想像するんですよね。

何故かというと、シービーには「レースに望む目的」とか、「勝敗に対するこだわり」とか「ファンの声に答えたいという欲求」みたいなものがなくって、ただひたすら「自由に走りたい」ということが動機で、それは本来「勝負」のエッセンスを煮詰めたようなものであるレースの動機としては弱い筈だから。

「勝ちたい」とか、「レースを通じて何かを実現したい」という目的がある、だからトレーナーと二人三脚で頑張る、みたいな王道描写って、恐らくシービーでは難しい筈なんですよ。

例えばスペシャルウィークには「日本一のウマ娘になる」というとても分かりやすい目標がありますし、キングには「一流のウマ娘になる」という分かりやすいこだわりがある。テイオーに代表されるキラキラウマ娘に対するコンプレックスを背景として、「自分もキラキラになりたい」という夢を持つナイスネイチャだって、自分の家に対する使命感をバックボーンにするマックイーンやサトノダイヤモンドだってそこは同じです。

目標やこだわりがあると、「壁」にもぶつかりやすく、そこにドラマが生まれる。

「悩み」「壁に突き当たる」「それを乗り越える為に、ほんの少しのトレーナーの助力が必要とされる」「トレーナーと一緒に壁を乗り越える」って、スポ魂の、あるいはウマ娘のシナリオの一つの王道であって、そこをどう作りこむのかなあ、というのは以前から気になってました。

いやもちろん、そういう文脈に一切乗らないウマ娘もいるんですけどね。ゴルシとか。


で、シービーシナリオの凄いところはどこかというと、シービーの「自由であること」という欲求を真正面からテーマにして、しかもそれをちゃんと育成シナリオとして仕上げているところだと思うんですよね。

「自由でありたい」という欲求自体には何の迷いもないけれど、シービーだって一人のウマ娘であって、時には迷うこともある。その迷いというのは、自分の「欠落」に対する迷い。ルドルフやマルゼンスキーを見ていて思う、「目標を持って、何かを実現する為に走る」という、それを感じられない自分には何かが欠けているんじゃないか?という迷い。

シービー1.png

「こだわりがない」ことへのこだわりというか、自由でありたいからこその不自由さ。そういうところが多分ミスターシービーにはあって、実はすごーーく不器用なウマ娘でもあるんですよね。

そこをきちんと、しかもウマ娘の育成シナリオという文脈で書き切られているのってまず凄いと思うんですよ。シナリオにおけるキャラクターの解像度が尋常ではない。

そしてその上で、

シービー4.png

ただ、「自分に夢を見続けてくれる」というトレーナーが、シービーの背中を押す。

もともと、「何かを望まれる」ということを嫌うシービーが、唯一受け入れたトレーナー。そのたった一言が、何よりもシービーのスタンスを勇気づける存在になるって、この構図美し過ぎじゃありませんか?

他のウマ娘とはちょっと違う形だけど、「ウマ娘が持っていないものを提供できるのがトレーナー」ということを、ここまで綺麗に実現しているシナリオもなかなかないと思うんですよね。これこそ、今まで見せてきた「ミスターシービー」というウマ娘がトレーナーを持つ理由として、これ以上ないくらい納得感がある一節ではないかと。

当初はそれをシービー自身もきちんと認識していなくって、それに気づいた時、シービーが口に出した「約束」という言葉。これがシナリオ上どういう風に帰結するのかって、ぜひぜひ皆さん読んでいただきたいと思う次第なんですよ。

そういう点で、シービーが「トレーナーにレースの景色を見せたいが為に、トレーナーを背負って走る」というシーン、ここも本当良かった。理解出来たと安易には言わないトレーナーの誠実さみたいなものも、このトレーナーだからこそシービーのトレーナーになれるんだよな、みたいな納得感があって大変素敵。

ちなみに、このシナリオ上、シービーと真逆の方向で「こだわり」という名の壁を持ち続けて、しかし他ならぬシービーの手でその壁を乗り越える、という存在がカツラギエースなのもまた熱いなーと思う次第です。

まさにシービーと正反対のこだわりで「壁」としてシービーを捉えるカツラギエース、それに対して「自由にレースを楽しみたいから」こそその目を覚まさせるシービー。シービーのことを「壁ではなく強敵」だとカツラギエースが気づくシーン大変に好き。

いやー、以前からシービー実装は楽しみにしていたんですけど、期待通りでした。引き続きイベント回収に励みたいと思います。



ちなみになんの関係もないんですが、親紹介RTAで言うとシービーも相当早く、フラッシュやファイン程ではないにせよジュニア級の8月というのは十分に展開が速い方だと思うのですが、

自宅訪問RTAでいうと今後シービーを越え得る存在は現れないのではないか(そもそも一人暮らし描写されてるウマ娘がシービーとマルゼンスキーくらいだし)。その辺も大変注目度が高いと考える次第なのです。

今日書きたいことはそれくらいです。


posted by しんざき at 19:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | レトロでもないゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月22日

ソーセージを炙った

ソーセージを炙ったら、光の道が見えて長女次女が大喜びした。

何の話をしているかというと朝ごはんの話で、朝起きて二番目か三番目くらいにやることとして子どもたちの朝食の準備があって、私は子どもたちの為にソーセージを炙っていた。

うちの子どもたち、特に長女と次女はソーセージが好きで、しかも炙り方にこだわりがあるらしい。普通のフライパンで焼くのではなく、わざわざ鉄串に刺して、その鉄串を直接こんろの上にかざす炙り方を求める。これの方がずっと美味しいというのだ。

実際味が変わるかというと難しい問題で、自分でやった限りフライパンを使った場合とそれ程違いはないのだが、とはいえ食べる時に気分の問題というのは重要だ。「焚き火で焼いたワイルド料理」のような感覚があって美味しい、という感じ方は私にも理解出来る。

なんにせよ私は朝ごはんにソーセージを炙って、ちょっと焦げ目をつけて欲しいというリクエストに従って、少々念入りに焼いたら煙が出た。

けむい。朝から失敗したー、換気扇つけないとと思った。

そしたら窓から光の道が見えた。光のカーテンと言うのかも知れない、とにかく差し込んでくる光が可視化されて、まるでそこだけ光が溢れているように見える現象だ。

当然、煙の微粒子が光に照らされて可視化されているからというだけの話なのだが、長女と次女は大喜びした。

「なにあれーーーー!?」
「光ーー!光が見えてるーーー!!」

ときゃっきゃして、全くごはんに手がつかず危うく遅刻しそうな時間になったので、速く食べようとせかす羽目になった。

「ねえなんで!?パパあれなんで!?」

と聞かれた。

こういう時はちゃんと教える主義なのだが、少しだけ迷った。それは、私の感じ方と、長女次女の感じ方に、知識による差を感じたからだ。

私は、光の道の正体が、空気中の微粒子によるものだと知っている。長女次女は知らない。知っている私は、すぐに光の道の存在に納得してしまって、特段驚くということはなかった。知らない長女次女はびっくりして、次いで大喜びした。

これは「知識があることによって感動出来なくなってしまう」という現象ではないか、と一瞬思った。すぐに答えを教えないで、考えてもらった方がいいのかもなあ、とも思った。

けれど、すぐ考え直した。「感動する」ことに、「知っている」「知らない」は必ずしも必要な要件ではない。オーロラの発生機序を知っていても、オーロラの綺麗さに感動することは出来る。そこにあるのはどちらかというと感性の差だ。つまり、子どもたちの感性の方が私よりずっと瑞々しいという、それは当たり前の話だ。

「朝起きたばっかりの時と今で、この部屋に何か違うところがありますー。なんでしょう」

問題を出した。長女次女はうんうん考えた。

「ゴミ捨てた?」
「正解だけど関係ない」
「ベーグルの匂いがする?」
「うーん、ちょっと違うけど関係ある」
「朝ごはん作った?」
「惜しい」
「煙がある!」
「正解―。煙のちっちゃな粒粒が光に照らされて、普段は見えない光がああいう風に見えるんだよ」

そんな感じで説明すると、長女次女はほへーーと感心して光の道を眺めていた。せかしてサラダを食べさせて、ランドセルを背負わせて学校に送りだした。

それから窓を開けて、掃除機をかけて、空気を入れ替えながら、私はもう一度光の道を眺めた。空気の流れでゆらゆら揺らめいて、案外綺麗だな、と思った。








posted by しんざき at 08:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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