2021年06月07日

将棋の試合後インタビューが恐ろしく良質だということはもっと知れ渡っていいのでは、と思った件

こんな記事を読みました。


それによると、男性アスリートを表現する際に最も一般的な形容詞は「最速」「強い」「偉大」「卓越した」だった。他方、女性アスリートの場合は「独身」「既婚」「妊娠中」「年増」だった。



大坂なおみ選手が勝ったのか負けたのかすら知らない状態で、プレスカンファレンスルームに駆け込むことになる。そこで、まずは、他の記者の質問を聞いて、どのような試合だったのか、想像しながら質問を考えることになる。そして、ほとんどの場合、90%の記者が同じ状態であることに気がつく。つまり、全員、何を聞いたらいいのか、途方に暮れているのである。
大坂選手からしたら、「は? それ、本気で言ってるの?」みたいな質問しか来ない。

大坂なおみ選手の、試合後記者会見拒否に絡んでの話ですよね。

男性アスリートと女性アスリートの扱いの違いの話もさることながら、テニスの試合後インタビューの低質さについては、以前から批判される文脈を観測していた記憶があります。実際、ポイントを抑えたインタビューどころか、アスリートに対する敬意すら欠いたインタビューに不快感を感じることはしばしばあります。近年はアスリート自身が自分の言葉を発信するチャネルが増えて、それでもこの状況だということを考えると、認識されにくかっただけで以前はもっとひどかったのでしょう。

facebookで書かれた記事を読むと、「何故そんなことになるのか」を解説されていて、これまた興味深いですね。「しかし、テニスの場合は、直前に10試合以上が別コートで行われており、記者が全ての試合を観ることはできない。」というのは、物理的な問題として納得感がありました。試合見ないでインタビューとかありえないだろとは思いますし、いずれにせよインタビュー対象への敬意を欠いているのは同じだと思いますが。

それはそうと、私が知っている中で「もっともクオリティが高い試合後インタビュー」は何かっていうと、将棋の試合後インタビューです。

ちょっとこの記事読んでみて頂きたいんですが、


これ読んで、インタビュアーによる質問の物凄い質の高さにちょっとびっくりしませんか?直前の試合を踏まえた質問どころか、その試合のポイントポイント、見るべき局面について適切に指摘して、それに対する的確な回答を棋士からばっちり引き出している。


△8八歩(60手目)が強い手だと感じましたが?


とか、将棋の内容みてみるとまさにここがこの勝負のポイントで、渡辺三冠もご自分のブログでこの局面を転換点として触れていらっしゃるくらいの重要な局面(本論には関係ないけど、敗北した翌日の朝にこんな記事を書ける渡辺三冠も十分物凄いと思います)なんですよね。こんな質問、自身将棋に対する理解があって、しかも試合内容を完全に把握していないと出てこないですよ。


46手目に△8三銀とぶつけて飛車をさばきにいきました。その辺りはいかがでしたか。


これも質問者自身に相当の棋力がないと出来ない質問ですよね。実際、将棋の観戦記者さんって、元奨励会員だったり学生名人だったり、自身かなりの棋力がある人って多いんですけど。(参照:Wikipedia:主な観戦記者)

さり気なさ過ぎて気付きにくいんですが、この質問も、


2月に指された朝日杯将棋オープン戦準決勝をなぞるような展開になりましたが、お互いに想定だったのでしょうか。

当然ですが過去の対戦を踏まえていないと出てこない質問です。

ただ、これって特別この試合のインタビューの質が素晴らしかったわけでもないんですよね。むしろ主要な試合後インタビューは大抵この水準。このレベルのインタビューがほぼ「当たり前」であることが、イコール将棋の報道のレベルの高さを証明していると思うんです。

将棋の観戦記者さんってフリーランスの人も多くって、この記事は無記名なのでどなたがインタビューを担当されたかまではちょっと分からなかったんですが、他の分野に比べて記者の顔が見えやすい分野である、ということも指摘出来ると思います。当然、大盤解説会や控室でがっつり他プロの解説なんかも聞きこんでいらっしゃることが専らなので、それもあってのこの質問なのでしょう。

あともう一つ、藤井棋聖・王位ってもちろん恐ろしい程将棋が強いんですが、それだけでなく非常に人格的にも安定されていて、インタビューに対する答えも実に賢明だなーって感心することが多いんです。これ、藤井二冠ご本人に寄与するところが一番大きいのは当然なんですが、それに加えて「記者が面白おかしいコメントを引き出そうとしない」というところも大きいと思うんですよね。他のスポーツならよくみかける、「相手の若さにつけこんで、うっかりしたコメントを引き出そう」という質問を見かけない。これ、アスリートに対する敬意としては最低限のものだと思うんですよ。

もちろん棋界にも過去には色々ありまして、時には「これちょっとどうなのかな…」と思わされることだって全くなかったわけではありませんが、それでも全体として見ればこれ以上ないくらい報道の質は高いと思っています。

アスリートに対するインタビューの姿勢としては、一つ将棋のそれをお手本にするべきなのではないかと。

そんな風に考えるわけです。

一旦それくらいです。






posted by しんざき at 10:51 | Comment(4) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月22日

【ウマ娘】タウラス杯楽しかった件、あと殿堂入りウマ娘の検索性の低さだけはどうにかならないですかという話

最後はきっちきちにチューニングした方と当たりまして、Aリーグ決勝で残念ながら2位でしたが、けどタウラス杯楽しかったです。

やっぱ、事前に目標となるレースがあって、そのレースに向けてウマ娘を育成する、ってのは楽しいですね。チームとしての作戦も考えられるし、周囲の作戦にどう対抗するかなーってあれこれ工夫することも出来る。まあ、その上で最後はどうしても試行回数になってしまうのは仕方ないですが。またこういうのやって欲しい。

それはそうと、ウマ娘のUIって基本的にはすごーくよく出来ていると思うんですが、数少ない不満として

・殿堂入りウマ娘の一覧性と検索性がものっそい低い

という問題があります。これに付随して、

・チームレースのメンバーの編成が滅茶苦茶やりにくい

という問題も発生します。

例えば殿堂入りウマ娘を絞り込みしたい時、「パワー☆3のウマ娘だけ表示して欲しい」みたいな要件があるとするじゃないですか?

これ絞り込みで「パワー」と「☆3」で指定すれば出来るのかと思いきや、

絞り込み.png

出来ない。これどうも、「☆の数と所持因子は相互に関連しておらず、指定した因子と関係なく最大の☆数は幾つかしか見てない」という仕様らしいんですよね。

結果1.png

結果、例えば「☆3」だけで検索した場合、白因子だろうが赤因子だろうが一個でも☆3に該当していれば表示されてしまう為、こんなんになります。

結果2.png

白ないし赤因子にどれか一つでも☆3があれば結果に該当しちゃう。さすがにこれだとちょっと絞り込みの用をなしません。親世代含めた検索とか根本的に出来ない。

殿堂ウマ娘が増えてくると、「どの因子を誰が持ってたかな」みたいなことをちょっと確認したい、ということは頻繁に発生しますので、ここちょっとどうにかならないのかなと。

これが絡んで、チームレースのメンバーの指定も単純に探しにくいんですが、特に「一旦中距離のメンバーをタウラス杯用に総とっかえして試験運用して、後で元に戻したい」みたいな要件が発生した時、滅茶苦茶手間がかかります。ウマ娘を入れ替えること自体大変だし、現状のメンバーは評価値とかで自分でメモっておかないといけない。

評価値によるソートは出来るんですが、ステータスによるソートや絞り込みは出来ない、というのもやりにくいところです。スピードカンストのウマ娘だけを表示、とかが出来ない。

あと、「間違って移籍させたくないウマ娘にお気に入りマークをつける」っていうのは、一応この人参マークで出来るんですが、これ自体説明不足でだいぶ分かりにくいというのもさることながら、

人参マーク.png

つけられるマークが人参一種類なので、そのウマ娘が「どういう要素でお気に入り指定されているのか」が良く分からない。因子なのか、タウラス杯の出場予定メンバーなのか、チームレースのサブメンバーなのかとかさっぱり分からないわけです。

個人的な希望としては、

・殿堂ウマ娘の検索・絞り込みについては、因子や評価値、あと出来ればステータスでの自由入力検索とand検索が出来るようにして欲しい
・親世代も含めた因子の絞り込みをさせて欲しい。親世代を含めるかどうかが選択できると尚良い
・お気に入りマークについて、何種類か使い分けられるようにして欲しい。贅沢を言うと「チームレース用」とか「タウラス杯用」みたいなメモもつけたい
・上記のお気に入りマークごとに絞り込みが出来ると尚良い

くらい改善されるととても嬉しいなーと思う次第なわけです。ご検討の程、よろしくお願いします。

一旦それくらいです。



posted by しんざき at 18:36 | Comment(1) | レトロでもないゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月15日

【ウマ娘】タウラス杯初日雑感 21/05/14

取り敢えず5勝してAグループには昇格出来たっぽいです。

5勝.png

メンバーはこんな感じで、得点ゲッターが逃げマルゼンスキーと追込ゴルシ、デバフ役でルドルフという構成です。A+とか全く作れない程度の構築ですが、対戦相手次第では割と勝てる感じ。

エースゴルシ.pngエースマルゼン.pngデバフルドルフ.png

以下は初日時点での雑感です。

・やっぱ対人戦は楽しいですね。普段のチームレースとは全く違う環境なので、チーム戦略や展開を色々考えてチームを組むのがとても楽しい
・デバフはかなり有用だと感じます。特に独占力、チムレだとなかなか発動しないんですが、タウラス杯だと9人戦で、5位以下なら発動するのでかなりの確率で発動する。発動すると対戦相手の足がガクっと鈍ります
・独占力さえ発動すれば格上相手でも戦えると感じました。A+相手も意外となんとかなる
・勝率はゴルシが今のところトップ、ゴルシ3勝につきマルゼン1〜2勝って感じのペースです
・とはいえ対戦相手ガチャであることには間違いない
・なにしろ人が多いので、思ったほどガチな人ばかりとは当たらないようです
・スタミナが絶対正義のところ、意外とスタミナ足りない人も多いように見受けられます。スピード1200でスタミナ600切ってる人とかちょこちょこ見かける
・といってもうちのメンバーも割とギリギリなんだけど
・もしかするとグレードリーグよりもオープンリーグの方が修羅の世界なのかも知れない
・ゴルシがワラワラいまして猛威を振るっています。ゴルシ3人並んで走ってると赤い三連星って感じ
・その為追込ためらいはとても欲しい
・とはいえ、エース役の調子が不安定なので、デバフは2人ではなく、デバフ1人にエース2人の構成が安定だと感じました
・決勝残れるといいなあ(さすがに決勝で勝てるとは思っていない)
・パドックで見られる月刊トゥインクル増刊号が滅茶苦茶芸コマでこれ読むだけで楽しいです。こういう作り込みホント丁寧だなあ
・各キャラのメッセージが毎度マッチしていて全員分読みたい

特別号.png特別号2.png


・マッチング画面で色々やってるミニキャラたちが可愛い。縄跳びがお気に入り

縄跳び.png

・レース前の遠景、よく見ると各キャラが普段はしない仕草をしていて面白い。バタバタ足踏みする会長とか、飛び跳ねるタイシンとかが見れます。マヤノか。

事前.png

ということで、タウラス杯とても楽しいので皆さんも出るといいと思います。

一旦それくらいです。
posted by しんざき at 10:33 | Comment(0) | レトロでもないゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月14日

【ウマ娘】育成300回ちょっとでようやく青因子☆9が出来ました 21/05/15

しかも自前で欲しかったパワー9ナイスネイチャだやったーーーー。自前で青9初めてなので大変嬉しい。

パワー9ネイチャ2.pngパワー9ネイチャ1.png

まあ、世間的には最近さらに因子インフレも進んでいるという話も聞くのですが、それは置いておいて良かったら使ってやってくださいー。

青因子☆9(パワー9)
赤因子☆6(中距離2 芝2 先行2)
URAシナリオ☆3

トレーナーIDは643 501 339です。

プロフ.png

サポートはタウラス杯でも有用な左回り〇が唯一とれるサイレンススズカ2凸です。まあスズカの機嫌がだいぶよくないと教えてくれないんですけど。

一旦それくらいです。

posted by しんざき at 18:53 | Comment(1) | レトロでもないゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月05日

モンハンライズ始めました・現在の進捗 21/05/04

今更ですが始めました。

いや、「19XXのワンコインクリアを達成するまではモンハンには手を出さん!!!!」と自分で決めていたのですっかり出遅れましたが、元々殆どソロ専なのでそれ程問題はないような気がします。

例によって里クエからゆるゆる始めておりまして、現在★4が半分くらい終わりました。しんざきはほぼ大剣・弓・ハンマーしか使えない人間なのですが、今回も大剣メインの弓サブという感じでいってみようかと思います。恐らく弓はスキルが極端に重要なので、大剣である程度進めてから弓装備を作る感じがいいのかなあ。

今回のモンハンについて今のところ思ったことは下記のような点です。私が仕様を把握していないだけである可能性もあります。

・楽しい
・ワールドから比べても、更に突き抜けて色々便利になっている
・ホットドリンクとクールドリンクを完全オミットしたのにはびっくりしたけれど、冷静に考えるとこの二つのドリンクがあることで面白くなっていた側面って特にない気がして、「伝統にこだわらず、面白くない点は切り捨てる」というスタンスについては感心する他ない
・これは砥石無限使用や採集高速化についても同じことが言える(ワールドからだけど)
・犬に乗ってフィールドを高速移動出来るのめちゃ便利だし楽しい
・翔虫アクションまだ全然使いこなせてないけど移動に使うだけで楽しいし便利
・ただ、グラフィックが綺麗過ぎて、「ゲーム中行ける場所なのか、それともただの背景なのか」がいまいち判断しにくい場所がある、という点だけはちょこっと気になった
・敵の判定も含めて、「グラフィックの向上によってシームレスになり過ぎ、ゲーム的な判定がやや分かりにくい」という点はワールドからあった問題だと思う(異次元判定が完全になくなったといういい側面もある)
・採集から何から超速くて快適そのもの
・ただ、唯一ワールドに劣る点は、「周囲に何があるか」ということがワールドでは導蟲の機能で表示されていたところ、ライズでは表示されないっぽいという点だと思う。お蔭で、特に虫類がやや探しにくい
・あの表示うざったい、という人もいたと思うのでもちろん一長一短
・使い道がよくわからない内にたくさんアイテムを集めていくと、そのアイテムが必要になった頃ちょうどいい感じの数溜まっている、というバランスがお見事という他ない

取り敢えず上記のような感じになります。まだ始めたばかりなので、もうちょっとやったらまた色々書こうと思います。ラージャンとはやく戦いたい。

取り敢えずそれくらいです。



posted by しんざき at 00:02 | Comment(0) | レトロでもないゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月03日

41歳のおっさんが、10年ぶりに本気出してSTGを攻略した話

まあウマ娘もやりながらではあるんですが、なんだかんだで2か月費やしました。

「自分が昔大好きだったゲームがリメイクされる」ということには、もちろん素晴らしい側面が多々あるのですが、一方で残酷な側面もあります。それは何故かというと、「自分の腕が見る影もなく落ちてしまった」ということに強制的に向き合わされる機会でもあるからです。

正直なところ、私はシューターとしては堕落組もいいところで、少なくともここ数年は、まともにSTGを「攻略」出来ていませんでした。胸を張って「やり込んだ」と言い切れるのは、多分PSP版のダライアスバーストが最後で、それ以降もまあ遊んではいるんですが、そこまで「とことん攻略した」といえる程やり込めてはいませんでした。

特にリメイクものについて顕著なんですが、やってる内に「昔はもうちょっとまともに動かせたのに…!」ってなって辛くなっちゃうことがしばしばあったんですよ。昔たくさん遊んだゲーム程、ブランクがある間に落ちた腕と、記憶に残っている自分の動きに差分が出来てしまって、やり込もうとするとどうしてもそことちゃんと向き合わなくてはいけなくなります。そこをしっかり突き詰めるほどのMPが保てなかった。情けない話です。

ところで2月にカプコンアーケードスタジアムが発売されました。


そして、アーケードスタジアムには19XXが収録されています。私が!25年間!!家庭用に移植されないかなーと恋焦がれ続けていた!!!19XXが!!!!!!!!

こればっかりはさすがに「腕が落ちたことを実感して辛い」とかヌルいことを言っている場合ではなく、最低でもノーリワインドワンコインクリアくらいは達成しないとただじゃおかねえ、という話で、家庭ではひたすら19XXだけをやり続けていたんですよ。「パパあつ森やらないの?部屋に虫出てるよ?」とか子どもに言われるのちょっと辛かった。

ところが死ぬ死ぬ。後半面はもちろん、2面辺りでも普通に死にまくるわけで、まず切り分けから始めました。

・自分はどのボスのどの攻撃で死ぬのか、というのを全てチェックする
・死んだ直後にリワインドを繰り返して、どう動けばこの攻撃で死なずに済んだのか、ということを考える
・マーカーミサイルの打ち込み方と合わせて動きをパターン化する
・どうしても安定して避けられない攻撃では確定でボムを使う

これをただただ繰り返し続けました。サンチョペドロでいやというほど死んで、アウターリミッツで山ほど死んで、亜也虎改でアホかというほど死んで、ブラックノイズで呆れるほど死にました。

で、やってる内にちょっと思い出したんですよね。「そもそもお前腕が落ちたっていう程上手くなかったじゃん」って。何記憶を美化してんだよって。

そりゃまあ一部のタイトルについてはそれなりにやり込みましたけど、大体のタイトルにおいてはワンコインクリアがやっと、ノーミスクリアなんてほぼ無縁だったし、スコア争いなんて最初からついていけなかった。

動体視力もなければ反射神経も大したことない。緻密なパターン化が出来る程の分析力もないし、華麗な操作が出来る程て先が器用でもない。

そうだ、そもそも私は何も持ってなんかいなかったし、言う程ゲーム自体上手くもなかった。ただただ、「何百回挫折してもそのゲームのことを嫌いにならない」という、どうしようもない諦めの悪さだけを武器に、みっともなくSTGにしがみついてきたんじゃないか。

それに気づくと同時に、私が死んでいた一番の原因にも気付きました。

無意識の内に、高ランククリアを狙い過ぎていた。

このゲーム、敵ボスを速く倒せば速く倒す程クリアランクが高くなっていいスコアが出せるんですけど、その為にはある程度リスクを負って、ボスに撃ち込み続けなくてはいけないんです。マーカーミサイルがあるから本来「ホーミングショットだけ当て続けて自分は弾避けに集中する」という動き方も出来るし、自分自身かつてそれを奨励さえしていたのに、ワンコインクリアも出来ない内から「撃ち込み」にこだわり過ぎていた。結果、相手の弾を「一旦撃ち込みをやめて大きく避ける」ということが出来ていなかった。パターン構築も、なんだかんだで「稼ぎ」を重視するリスクの高いパターンから離れられていなかったわけです。

こだわりを捨てました。「時間はどうでもいいから、とにかく最初は死なないでクリアだけを目指そう」ということを目的にしました。ボムもざくざく使いました。

そして、ようやくアウターリミッツが安定して、亜也虎改のレーザービットを突破して、

嫌という程撃墜されまくってきたブラックノイズを、やっと、やっと、やっと突破したわけです。疲れた……本当に疲れた……。

もちろんこれはスタート地点でして、今回構築した弾避けパターンを足掛かりに、今度はその中で可能な限り得点を稼いでいく遊びが待っているわけなんですが。けどなにはともあれ、少なくともワンコインクリアの目標は達成できたな、と。

で、本当につくづく、シューティングゲームってめちゃめちゃ楽しいな、と。やり込んでやり込んで、失望の上に失望を積みかさね続けて、最後の最後にスタッフロールにたどり着く。こんな面白いゲームねーな、と。ゲームやっててよかった、と思いました。

けれど同時に、これは楽しむ人に相応のリソースを要求もするな、とも認識せざるを得ませんでした。全くのゼロからここまでやり込むの、やっぱ大変だと思いますもん。だからこそ、今の時代、恐らく多くの人には受け入れられないであろうSTGを作ってくれている人たち、過去のSTGをリメイクしてくれた人たちにはもう心から感謝を捧げまくらなくてはいけないなあ、とも思うわけです。

ただ、「どんなこだわりが自分を縛っているのかに気付く」「そのこだわりをどう振りほどけばいいのか考える」ということを久々に体験できた、という点では、この年になってめちゃいい経験が出来たなーと考えるばかりです。

幸いなことにというか、アーケードスタジアムは継続蹴っていしたそうで、きっと今後も色んなタイトルがリリースされる筈です。まだ手にとってない皆様、いかがですか。個人的にはウォーザードとスーパーマッスルボマー超期待してます。

今日書きたいことはそれくらいです。

posted by しんざき at 12:00 | Comment(0) | レトロでもないゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月30日

ウマ娘備忘録:チャンピオンズミーティングのレース条件と育成計画

自分用備忘録です。

チャンピオンズミーティング「タウラス杯」というイベントがあるみたいですね。

ぱかライブ.png

リアルタイムの対人戦、賞品もありということで結構ガチな大会になりそうな予感がします。

・Bランクまでのウマ娘が出られるオープンリーグと、無制限のグレードリーグに分かれている
・予選の成績に応じてグループが分かれる
・決勝は1回勝負
・レース条件は「東京レース場2400m、芝・左回り・春・晴れ・良バ場」で固定

ということで、レース用のウマ娘を育成しておくと良さそうだなーと思いつきまして、まったりと育成を始めています。廃課金の人にはまあ勝てないにせよ、運次第でそこそこ勝負できる程度のウマ娘は育ててみたいところ。

自分用に育成メモを残しておきます。

中距離得意で固有スキルが強いウマ娘を手持ちから検討したところ、

逃げ:マルゼンスキー、ダイワスカーレット
先行:エルコンドルパサー、スペシャルウィーク
差し:シンボリルドルフ、オグリキャップ、ナイスネイチャ
追い込み:ゴールドシップ

あたりが候補にあがりそう。デバフ対策のことを考えると脚質はなるべくバラけさせたいので、今のところ逃げマルゼン・差しルドルフ・追い込みゴルシでいってみようかなーと思っています。

レース条件が固定なので、確定で発動する緑スキルはなるべく積んでおきたいところ。逃げの速度を抑制するデバフも是非積んでおきたいです。一匹狼も、相手の一匹狼をつぶす為にも一人は持たせておきたい。

欲しいスキルと所有サポートのめぼしいところはこの辺。

東京〇:SSRウオッカ
根幹距離〇:SRエイシンフラッシュ、SSR/SRニシノフラワー、SSRエルコンドルパサー
左回り〇:SSRサイレンススズカ
春ウマ娘〇:サポートでは実装なし
晴れの日〇:SSRエルコンドルパサー、SRメジロドーベル、SSRサトノダイヤモンド
良バ場〇:SSRスーパークリーク、SSR/SRニシノフラワー、SSRサトノダイヤモンド、SRキングヘイロー、SRメイショウドトウ等
一匹狼:SRスイープトウショウ、SRナリタタイシン
逃げためらい:SRマーベラスサンデー、SSRサトノダイヤモンド
末脚:SRエイシンフラッシュ、SSRスーパークリーク、SSRウオッカ、SRキングヘイロー等

エルコンやサトノもってねえ。春ウマ娘〇や晴れの日〇はレース勝利時にそこそこの頻度でとれるのでそれを期待するとして、手持ちを考えるとSSRスーパークリーク・SSRサイレンススズカ・SRエイシンフラッシュは固定で入れたいです。スタミナもかなり必要だからちょうどいい感じ。スズカは逃げスキル豊富なのでマルゼンスキーとの相性もいいです。

ということで、マルゼンスキーのサポートカード編成はこう。スピ4スタ2編成でいってみます。目標ステータスはSABDC。

【マルゼンスキー】
スピ:SSRサイレンススズカ、SRエイシンフラッシュ、SSRキタサンブラック(レンタル)、SRスイープトウショウ
スタ:SSRスーパークリーク、SRマンハッタンカフェ
良バ場、マエストロ、根幹、左周り、逃亡者、一匹狼とる
晴れと春はとれたらとる

一方のシンボリルドルフは、固有スキルでの一発を狙いつつ、独占力や逃げためらいのデバフも撒く役にしようかなーと。スピスタ編成は同じ。目標ステータスはA+AB+CC+というところでしょうか。

【シンボリルドルフ】
スピ:SSRサイレンススズカ、SRエイシンフラッシュ、SSRキタサンブラック(レンタル)
スタ:SSRスーパークリーク、SRマンハッタンカフェ
賢さ:SRマーベラスサンデー
良バ場、マエストロ、根幹、左周り、逃げためらい、独占力、末脚とる

育成が進んだらまた状況アップしようと思います。

ちなみに、二凸ですがSSRサイレンススズカをサポートに出しておりますので、左回り〇が必要なら使ってやってください。逃げウマ娘には最適なスキルが揃ってます。代表はパワ5スピ3URA5のシンボリルドルフです。 


一旦それくらいです。




posted by しんざき at 07:00 | Comment(0) | レトロでもないゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月26日

ウマ娘における最も尊いウマ娘関係はキングヘイロー - ハルウララなのではないか説

この二人の同室設定めちゃめちゃ好き。
以下、若干ゲーム内のシナリオ展開についてのネタバレがあるのでお気をつけください。

いや、ウマ娘にはもちろん様々なウマ娘関係がありまして、特に関係性が深いウマ娘については、多くの場合「史実での関係」に基づいています。

例えば、史実では祖父-孫の関係に当たり、ゲーム内では一方がもう一方を徹底的に振り回す(けどなんだかんだで付き合ってしまう)関係であるメジロマックイーンとゴールドシップ。

例えば、史実では親子の関係に当たり、ゲーム内でも色々と気にし合っているシンボリルドルフ - トウカイテイオー。

エルコンドルパサーとグラスワンダーのライバル関係、生涯でたった一度だけ同じレースを走ったサクラバクシンオー・ライスシャワー・ミホノブルボン、史実でもライバル関係にあったダイワスカーレットとウオッカ、マチカネフクキタルのシナリオ上で唐突過ぎる不意打ちを見せるサイレンススズカなどなどなど。

ウマ娘におけるエモいウマ娘関係とウマ娘同士の絡みはとても挙げきれない程枚挙に暇がないわけでして、そんなウマ娘同士の会話を見ているだけでもウマ娘は楽しいわけなんですが、そんな中でもキングヘイロー - ハルウララの関係大変好きだなーと。

キングヘイローとハルウララって、一応現役の時期こそ被っているものの、史実では本当に全くと言っていいほど関わりはないんですよね。多分、どっちもノーザンダンサー系であって、リファールの血を引いている、くらいしか関係がないんじゃないでしょうか。

ただ、この二頭には、史実でも「負けても負けてもレースで走り続けた」という共通点がある。まあ、ハルウララとキングヘイローでは色々と事情も違いましたし、史実のハルウララのレーススケジュールについては正直どうなのかと思う点もありましたし、キングヘイローが走り続けた先につかみ取った栄光を、ハルウララは残念ながら掴むことが出来なかったわけなんですが。

そういうことを念頭に置くと、ゲーム中の「ハルウララと同室で、表面上は迷惑がることもあるけれど、実際には何くれとなく世話をやいているし心底ウララを心配している」というキングヘイロー、もうめっちゃくちゃいい子だと思うんですよ。一方そんなキングに世話を焼かれつつも、無限のポジティブさによって周囲に元気を与えているハルウララ。この二人の関係性、超尊くないですか?

キングヘイローって「一見高飛車なお嬢様なようだけど、実はすごく面倒みがよくって色んなウマ娘たちから慕われている」「一見恵まれた血筋・環境のようで、実は母親から突き離されていて、憧れつつも決してそこには手が届かない」「本来自分の脚質には向いていないレースに挑み続けて一度は挫折する」というキャラなんですよね。そんな中でも不屈の頑張りを発揮して、最後には自分自身の道を見出すのがキングなわけです。

そんなキングが、「レースが大好きで、決してレースを諦めないという意味で不屈で、自分の脚質には向いていないレースに憧れて、手が届く見込みが殆どない場所を目指す」ハルウララと同室で、そんなウララを放っておけずに世話を焼き続ける。

自分とは全く違う境遇、全く違うスタンスで、けれど自分と同じような道を歩んでいるからこそ、絶対にウララを放っておけないキングヘイロー。

これぞゲームオリジナル要素。ウマ娘の独自解釈にして、ウマ娘というゲーム内でしか語り得ない関係性。こういうところでストーリーを構築していくのって、ゲーム開発者さんのウマ娘に対する想いが透けて見えるみたいで、私めっちゃ好きなんですよね。

そんな二人のゲーム中もう一つの共通点が、奇しくも「自分の脚質と合っていない、最後の有馬記念に勝つと隠しイベントがある」ということ。これは多分、キングヘイローとハルウララと同じように、プレイヤーの「不屈」を試す要素だと思うんですよ。「向いていない」ということに諦めず、何度も何度も挑戦した上で、最後にたどり着いた場所で観ることが出来るご褒美。

こういう構図が用意されているっていうだけでも、ウマ娘のシナリオを作っている人たちはつくづく上手いなーと思う次第なわけです。まあ、隠しイベントを狙う難易度はウララよりもキングの方が遥かに低いし、私自身キングでは有馬勝てたものの、まだハルウララには有馬記念勝たせてあげられてないんですけど。芝と長距離なかなか継承してくれない…。

まあ、なにはともあれ「ハルウララがベッドにもぐりこんできてもなんだかんだで拒絶しないで一緒に寝てあげたり、ウララを起こしたり寝ぐせ直してあげるキングヘイロー滅茶苦茶尊いしこの関係めちゃ好き」という話であって、他に言いたいことは特にありません(あとキングヘイローはとても可愛いということ)。よろしくお願いします。

今日書きたいことはそれくらいです。


posted by しんざき at 19:41 | Comment(1) | レトロでもないゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月23日

ウマ娘の進捗・あとチームレースのメンバーを更新している話 2021/04/23

どうもしんざきです。相変わらずウマ娘を遊んでいます。移動中がメインで、1日1〜3育成ってところなんですがなかなか楽しんでいます。ただし200人以上育成してまだ因子3はキングヘイローのパワー☆3だけです。

フレンドコードは643501339、代表ウマ娘はスピ2パワ6URA3のシンボリルドルフ、サポートは2凸のサイレンススズカという程度ですが、フレ枠が余って寂しかったらフォローしてやってください。

☆2ウマ娘たちに勝負服を着せたくなりまして、ため込んでいたジュエルを全部育成ウマ娘ガチャにつぎ込んだらぽろっとカレンチャンを引きました。カレンチャンのシナリオ、

・単にあざとカワイイのではなく、プロとして厳しく自分にあざとカワイイを律しているヒロイン
・不真面目なキャラが誰もいないのに起きていることは何かがとてつもなくおかしい
・インフルエンサーマーケティングの成功伝記みたいな感じになっている
・バクシンオーがものすごくいい味を出していて、他のキャラと合わせて「シナリオライターの間でのキャラクターの解釈一致具合がすごいなー」と感心した

などなど、色々味わい深くて面白いなあと思ったので、その内個別に記事を書こうと思います。

あとスペシャルウィークも遊びまして、こちらもとても良く出来たシナリオだったんですが、やっぱキングヘイローは影が薄くて悲しい…セイウンスカイシナリオに期待。

ところで、フォロワーさんから完凸キタサンブラックをお借りするようになってから急にAランクのウマ娘が作れるようになり、手元のサイレンススズカ、完凸エイシンフラッシュ、完凸マーベラスサンデー、2凸スイープトウショウ、マヤノトップガンなどの有能SRと合わせて、それなりの陣容のチームが作れるようになってきました。取り敢えずはAランクに達したウマ娘たちを詰め込んでみまして、


こんな感じの陣容になっていました。

けど、脚質とか固有スキルのシナジーとか、レース結果を見ながら色々考え始めるとこれがまた結構面白くてですね。

・同じ脚質のウマ娘が同じ距離にいると、ナイスポジションによるボーナス点が片方しかとれない
・ダイワスカーレットとサイレンススズカの固有スキルは、大体の場合どちらかしか発動しなくて安定しない
・折角勝負服をとったのに更新出来ていない
・長距離に逃げがおらず、マックイーンを単独で走らせてしまって負けるケースがちょくちょくある

などの問題に気付きました。

そこで下記のような再構築方針を立てました。

・短距離でキングヘイローとエアグルーヴで差しが被ってしまっているので、カレンチャンを育成して先行で短距離に配置する
・ダイワスカーレットは中距離逃げで育成して中距離に回す
・玉突き的にマヤノトップガンは長距離逃げで育成し直し、長距離に逃げを配置する
・代わりにスペシャルウィークを先行で中距離に配置する
・マイルにはエアグルーヴかグラスワンダーを配置する。どちらにしても固有スキル的に差しで配置したいので、ウオッカを先行で育成し直す

上記で、まだ再構築途中なんですが、現在は下記のようなチームになりました。

エアグルーヴとグラスワンダー、ウオッカは早く勝負服バージョンにしてあげたい。あとカレンチャンを早いとこ入れたい。中距離以上は今のところ結構いい勝率が出ているので、取り敢えずこれでいってみようかなーと。

取り敢えずの目標としましては、

・格下相手にはパフェなしでも8割か9割方は勝てて、パフェを使えば123フィニッシュが複数狙える
・同格相手にもパフェなしで6割7割は勝てる
・格上相手にはパフェ次第でワンチャン高得点が狙える

という程度のチーム作りを目指そうかなーと。クラス6維持は割と達成出来ているのでこれで進めてみます。

チームレースの陣容をあれこれ考えるのも楽しいなあ、という話でした。

ということで、Todoとしては、ナイスネイチャシナリオのウマ娘上における特殊性と、カレンチャンシナリオがなんか物凄くおかしいという記事をその内書きます。よろしくお願いします。

今日書きたいことはそれくらいです。


posted by しんざき at 22:03 | Comment(0) | レトロでもないゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月10日

ウマ娘が流行っている今こそみんな「熱い競馬漫画」を読んでくれ

マジでくっそ熱いので読んでください。


「熱い競馬漫画」は、かつてweb漫画集積サイト「新都社」に連載されていた架空の馬たちが戦う競馬漫画でして、残念ながら更新停止状態のままGeocitiesがサービス終了してしまった為、上記はミラーサイトになります。作者のもょもとさんは2012年にTwitterで呟かれたのを最後にその後はお見掛け出来ず、残念ながら続きが読める可能性はかなり小さいと言わざるを得ません。

ただですね、それでも、それでもこの漫画、個人的には数あるWeb連載漫画の中でもかなり抜けて面白いと思っておりまして、こと「競馬の熱さを群像劇形式で伝える」という点ではアマチュア離れした表現力を振るっておられるのです。

最初の方こそ若干読みにくいかなー?と感じる部分がないではないのですが、作者さんの画力も構成力も途中から物凄いレベル上昇を見せ、10話・11話のダービー編辺りからはもう完全に同人漫画の範疇を突破します。取り敢えず騙されたと思って日本ダービーの14話までだけでも読んでみてください。続きが読みたくなること請け合いです。

この漫画、名目上は近藤冬彦ことフユが主人公なんですが、ちょくちょくフユから他キャラクター視点に遷移して、「主人公とは全然関係ないところでの人間関係」が構築されていくんですよね。けれどそれがちゃんとわかりやすくって、最終的には主人公との絡みも発生して、物語の展開を織り上げていく。この「群像劇」の構成力、本当物凄いと思います。ジャパンカップ辺りの展開、サンデー辺りに連載されてても驚かない。

個人的には、ダービーの熱さも勿論なんですが、ジャパンカップにおけるタッチカムカムとモンデューの決戦がもう鳥肌立てずには読めないレベルでして、日本勢のタッチカムカムへの思い、海老原を敵視していながら最後は思わず海老原に警戒を呼び掛けてしまう芝原、冬とソフィーの心の交流、そしてもちろんカムカムとモンデューの一騎打ちと、もう熱すぎて死ぬレベルの熱い描写三昧です。主人公あんまり関係なくてもこれだけ熱いの本当凄い。

クオリティとフユの物語も「ついにこれから…!」というところで止まってしまっているのが本当に惜しい…。令和の奇跡が起こって更新再開されないかなあ…とか淡い期待を抱いてしまうんですが、まあなにはともあれ面白さは保証しますので、良かったら是非。


posted by しんざき at 20:02 | Comment(1) | 書籍・漫画関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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