まず最初に。
関東地区女性校長会が激しくやばい件
『教育現場に水のメッセージを』(『Hado』9月号)
「水からの伝言」とか波動の人が女性校長先生集団に講演、更にホメオパシーのコンボ、とか字面だけ読むと脊髄反射でうわちゃあとか思うけど、うわちゃあの先には色々と考えなくてはいけないことがある気がする。
ここで思ったのは、例えばこういう講演を聞いて「いい話だなあ」と感じる人(どれくらいいるのか知らないが)は、「科学的な視点からの反論」に対してどう感じるのかな、ということである。
メッセージの届き方にもよるのだが、「(悪い意味での)科学至上主義者がなんかうるさいこと言ってる」という風にとられてしまう向きがありはしないか、と。(参照:Wikipedia:ノート:千島学説)
思考の方向というか、意識の決定的なずれがどこかにある様な気がする。
別のエントリーを読んで、ちょっと考えるところがあった。
トンデモ嫁に関するフィールドワーク
ホメオパシー、及びシュタイナー教育に傾倒している奥さんの話。これはこれで貴重なレポートだと思うのだけれど。
家内がホメオパシー等にのめりこんだ遠因は家内の父親の病気にあると思います。
ただ、とにかく本人は医師に対して否定的なことを周囲がいうのを好まなかったこともあって、医者のいうまま手術をうけました。結局、義父は手術をうけましたが、脳卒中のリハビリと突然小くなった胃への適応を同時にするはめになり、それは苦しい闘病生活でした。この経験は家内にも、私にも医者は信用できないという不信感をうえつけました。
最後にホメオパシーの実害についてですが、一例をあげると、娘が玄関の鉄の扉に指をはさんだときに、家内が外科的な応急治療の前に、砂糖玉さがしにいったときはキレました。「そんな場合でないだろう」と怒鳴ってしまいました。私が不在のときに、家内自身や子供の重病を砂糖玉ですましてしまいそうなのが怖いというのが正直です。医者も全然信用してませんし。
ベースに「オーソドックスな医療への不信感」があるが故に、ホメオパシーの様な代替医療に傾倒するというのは分かりやすい話だ。信じるものが他になければ、傾倒している対象から戻る理由がない。
なんか、この辺、色んなケースに当てはまるパターンの様な気がする。なんとなく信じていた「オーソドックスな理論」にふと不信感をもつ→他の「信じる対象」に出会い、「そうだったのか!」という気付き→元の声はもう届かない、とか。(参照:「通説・権威を否定するメソッド」について。)
既存の理論がオーソドックスなものであればある程、ひっくり返った時の反動が大きい様な気がする。教育でも、医療でも、多分科学でもそうだ。
で。冒頭の話に戻るのだが、ああいう話を聞いて「いい話だなー」と思うその根っこに、「オーソドックスな科学への漠然とした不信感、拒絶」みたいなものがあったりはしないだろうか、というかあったら色々と教育的にまずいんじゃね、とか思ってしまった訳なのである。
そもそも「不信感故に聞く耳をもたない」人には、こういう諌めは届かないどころか逆効果だったりするのかも知れない。これが転じて「悪しき科学至上主義者」みたいな拒絶意識に繋がっちゃったらまずいな、とか、まあ想像なのだけど。
以下は余談。
引用文中、シュタイナー教育というのを聞いて、ん、と思った。以前どこかで、「大自然の中で、テレビとかラジオといったものに触れさせないで育てる教育法」という様な話を聞いた覚えがあったからだ。その時はふーんと思ったのだが、どうも私が色々と勘違いしていたみたいだ。
Wikipediaを引いてみたらこんなことが書いてあった。
Wikipedia:シュタイナー教育
魂と身体ははあ。
人間の魂から身体までを自我、アストラル体、エーテル体、肉体の4層に分けて理解する。
従って、その成長過程に達していない子供を、次の段階に進めることを厳しく慎む。たとえば、第1七年期の子供に文字を教えることはもとより、文字に接することすらも避けさせる[要出典]。要出典かあ。そういえばうちにシュタイナー教育の資料があったっけか。今度読んでみる。
ただ、こういうのも「今の教育」に不信感をもった人が傾倒したりするのかなあ、と、まあこれは私の勝手な想像だが。
それと、関係ある様なない様な話なのだが、ふとプラシーボ(偽薬)について思い出した。偽薬効果って医学的に検証されてるんだろうか。あんまり臨床試験についてとか聞かないけど。
これもちょっとぐぐってみた。
Wikipedia:偽薬
なんか読んでみた感じ、臨床試験の比較対照用としては偽薬が用いられるみたいだけど、偽薬効果を単体で検証した試験とかあんまりなさそうに見える。まあ、実験しにくそうなテーマだしなあ。
プラシーボが厳密に理論として成立したら、色んな代替医療が「効果はあります!(プラシーボ的な意味で)」と確言しても嘘ではなくなるんじゃね、とか思ったけど、まあこれは本当に余談。



「偽薬とむ治療の比較...」というのが恐らく偽薬の効果を検証したものと思われます.
レビューの結果,痛みの改善には効果があったということが非常に驚きです.
偽薬として用いられるブドウ糖を材料とする錠剤Aを投与した群が,投与していない群に対して
有意に○○の病状を改善したという結果が出た場合,
プラシーボの効果が証明されたというよりはむしろ,○○に対してはAの投与が効果的である,
と新薬発売につながりそうな予感.
ホメオパシーは、水からの伝言などというインチキとは違って、きちんとした学術的、科学的なものです。世界中、ホメオパシーによって救われている人はたくさんいます。
きちんと調べてから書いて下さい。
>ホメオパシーの問題点はその有効性が'臨床において科学的(統計的)に立証されていない'ことである。
こんなのも。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B0%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E8%B3%9E%E5%8F%97%E8%B3%9E%E8%80%85%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7#1991.E5.B9.B4
素人がさらっと調べるとホメオパシーはこんな感じです。
>恐らく偽薬の効果を検証したものと思われます.
あ、この部分単体で偽薬の薬効証明になるんですね。
新薬治験ってなんか難しいとゆーか。昔論文ちらっと読んだことがありますが、正直訳が分かりませんでした。
>プラシーボの効果が証明されたというよりはむしろ,○○に対してはAの投与が効果的である,
手っ取り早くブドウ糖飲もうぜ。
>通りすがりさん
>取り上げ方に悪意を感じるのですが・・・
はっはっは。悪意なんて欠片もありませんよ。私にとっては恐れ多くて近寄れない部分が大きいだけで、悪意を持つなんてとてもとても。
>ホメオパシーは、水からの伝言などというインチキとは違って、きちんとした学術的、科学的なものです。
むしろ、通りすがりさんが水伝を「インチキ」呼ばわりされるに至ったプロセスが気になるんですが。
あれなんでインチキだと思いました?
>yoccさん
多分、言葉の力には限界があるんだと思います。
ホメオパシーは詳しくないですがシュタイナーには興味あります。エンデ繋がりで。でも分かりやすい読み物が見つからない…
Wikipediaにものっている、
音楽にあわせて体を動かす(リズムにのるわけではない)「オイリュトミー」とか、
2週間ずっと同じ科目を勉強して、
その後はその科目をしばらくやらず「忘れる」時間をとるとか、
クラスも担任もずっとかわらないとか、
かなり変わった学校でした。
とはいえ、先生によると、
たしかにシュタイナー学校は「変」だが、
世界的に見ると日本の学校も負けず劣らず「変」らしいですけど。
プラセボ効果を厳密に証明するには、臨床試験で患者の半分に偽薬を、残り半分を無治療にするわけで、おいおい病院なのに結局誰にもマトモに治療してないのかよという倫理上の問題がネックです。(wikiにもあるように、過去の実施例はあるみたいですが)
>>プラシーボの効果が証明されたというよりはむしろ,○○に対してはAの投与が効果的である,
>手っ取り早くブドウ糖飲もうぜ。
アゲアシですが、この場合はブドウ糖投与群とブドウ糖そっくりの小麦粉か何かを投与する群を再び用意して有意差を見る必要があります。
ちなみに車酔いにもプラセボは結構効くようです。胃薬でもチョコラBBでも何か飲ませると吉。
一般的でないものに傾倒する人は
1)パイオニア的ななにか
2)自分で納得したもの・お得そうなものを信じよう
があると思います。
2)は、一般的な公立学校の教育とかの「特別な効用」を力説してくれる人はいないって話ですが。
プラシーボで治せる限界に挑戦!とか。