何を言っているのかと思われるかも知れませんが、必殺シュートの話です。
今更言うまでもなく、「キャプテン翼」においてはたくさんの必殺シュートがあります。漫画版もかなりのものでしたが、テクモのゲーム版では更にそれに輪をかけてものすごい必殺シュートが山のように出て、当時のサッカーファミっ子を魅了すること大でした。
言うまでもないドライブシュートやオーバーヘッドキックに加えて、例えば日向のタイガーショットやネオタイガーショット、松山のイーグルショット、新田のはやぶさシュート。この辺は原作漫画版でも登場したと思います。反動蹴速迅砲とかレヴィンシュートとか、すごいインパクトでしたよねアレ。
例えば、一体何がどのように回転しているのか、左右に蛇行しつつゴールに襲い掛かるザガロの「ダブルイール」。
次藤の両足をカタパルトとして立花兄弟がジャンプし必殺シュートを放つ、大技「スカイラブツイン」。長崎の人は「まかせろタイ」とか言わない。
ドイツ人なのに何故か掛け声が「ファイヤー!」なことに突っ込まれまくった、シュナイダーの「ファイヤーショット」。
「ミューラー!てめえのどてっぱらをえぐってやるぜ!」キーパー本体じゃなくてキーパーがいないところを狙ってください、日向の「ライトニングタイガー」。
球速が速すぎて消えたようにしか見えないコインブラの「マッハシュート」。
ゲームにしか登場しないものもありますし、原作でも登場したものもありますが、まあなにはともあれ、これら「必殺シュート」の数々こそが、キャプテン翼というコンテンツの極めて大きな部分を占めてきた、ということは疑問の余地がないのではないかと思います。
そんな中でも、キャプテン翼2において、主人公翼のオリジナルシュートとして登場した「サイクロン」の説得力が物凄い、という話なわけです。
ちょっとこの動画を見てください。
どういう話かといいますと、
・ヘディングが苦手なのに1000本以上のシュートを決めた、スーパーストライカーと呼ばれる「ジャイロ」という選手の話を事前に聞いた翼
・ジャイロの必殺シュートであるサイクロンは、ドライブシュート以上に降下が激しいシュートだったと聞く
・ロベルト本郷から「スーパーストライカーを目指せ」という言葉を聞く
・ジャイロの必殺シュートであるサイクロンを習得しろ、という意味だと気づく
という経緯を経て、サイクロンがどんなシュートだったかを推理する翼、という場面なんです。
で、この時翼が出した答えが、
「ボールにバックスピンをかけて真上に打ち出し、落ちてきたところにドライブシュートをかけることで回転力を増幅する」というもの。
いや、分かってますよ。分かります。おっしゃりたいところは分かります。
ただ、特にゲーム版のキャプテン翼って、「必殺シュートに対する理由付け」自体がそもそも殆ど行われないんです。イーグルショットって結局何がどうイーグルなの?とか、キャノンシュートって単に強いシュート?とか、若島津のさんかくとびって普通に飛びつくより速いの?とか、結局ゲルティスはダークイリュージョンで何やってんのアレ?あいつ人間なの?みたいなフォロー、基本一切行われないんです。
そんな中、ちゃんと「習得の過程」とか、「なんとなく物理的に可能そうな気もする理屈づけ」とか、とにかくサイクロンは「きちんと行程を踏んでいる」というところの説得力が物凄いんです。
元より、キャプテン翼って漫画版の方でも、サッカーのルールはおろか、うっかりすると物理法則すらどこかにすっ飛んでいってしまう世界です。それが悪いという話ではなく、「そういうもの」なんです。そこに文句をつけてはいけません。スカイダイブシュートはちょっとあんまりだと思ったけど。
そんな中、「二重の回転」という、「言ってることはよく分からんが、なんか色々工夫すれば本当に出来そうじゃん?」感が凄いのがサイクロンなわけです。多分、ゲーム版のキャプテン翼、全部を通してもここまで「きちんと説得力を積み上げられた必殺シュート」は他にないのではないでしょうか。
ちなみに、「真上に打ち出ししてる間にインターセプトされたらどうすんの?」と思った人、そこは20年前に我々が既に通過した場所だっっ。ということで、キャプテン翼4でのヒールリフトサイクロンや、キャプテン翼5でのブーストサイクロンの習得過程を見るといいと思います。
サイクロンすごいよね!!という話でした。
今日書きたいことはそれくらいです。



って翼が言っているけど結局落ちてくるボールを蹴るのは今まで撃ってきたドライブシュートとどう違うのか説明がないんだよなー。
テクモのスタッフはほんとキャプテン翼を分かってる方々で、
その人達が作ったから2も、その後の3と受け入れられたんでしょーねー。
1の岬君探すアドベンチャーモードは黒歴史。